壬生義士伝 [DVD]

監督 : 滝田洋二郎 
出演 : 中井貴一  三宅裕司  夏川結衣  中谷美紀  村田雄浩 
制作 : 浅田次郎  中島丈博 
  • 松竹 (2003年6月25日発売)
3.79
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レビュー : 137
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105026773

感想・レビュー・書評

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  • 明日をも知れぬ新撰組の真ん中で「銭こ銭こ」と道化を演じながら、その眼の奥には人を凍てつかせるほどの強い決意をにじませる…

    ほんと、中井貴一さんは凄い役者さんですね。

    貫一郎の妻がふくふく太っていて飢饉の緊迫感が台無しだったり、ちょくちょく興ざめなところがあったのが残念。

  • 見て損はない

  • 友人の勧めで観賞しました。

    新選組の撃剣師範だった 吉村貫一郎 という方のお話。

    オスカー・ワイルドの《幸福の王子》という童話を思い出しました。
    不器用な 自己犠牲の話かも・・と思います。


    昔から、東北に限らず、各地で口減らしのようなことが行われていたとは聞いていましたが
    (姥捨て山、幼い子供を奉公に出したり、売るなど)

    口減らしのため、身重の妻が自殺しようとするなんて・・
    ショックでした。

    映画ですから、脚色はされているかと思いますけど
    飢饉で、餓死者が多く出ている時代とのことですので、
    下級武士の生活も厳しかったのは、本当かも・・と思います。


    幕末の歴史の中では、
    私は どちらかというと、攘夷派の方々の話にワクワクして

    大政奉還後に まだ戦いを続けた幕府側(新選組含む)には、あまり共感できないのですが、

    この映画の吉村貫一郎さんは、家族を助けるために行動し、
    自己犠牲と 武士の意地のようなものを併せ持つ 不器用な人物で・・
    観ていて切なかったです。

    吉村を演じた 中井貴一さんの演技力に驚きました。
    中井貴一さんの話す南部盛岡の言葉。
    やわらかく素朴で、まだ耳に残っています。

  • 原作が好きだったので観ましたが、原作でお涙の感動どころをことごとく削ぐ展開でどうも、一体これの感動シーンはどこなのかと観る側が探す始末。何もかもつまらなかった。贅沢な俳優さんの無駄遣いでした。
    一般受けさせようとするとつまらなくなる典型例かな。

  • 2002年。監督は滝田洋二郎。モックンの「おくりびと」で有名になりました。その6年前の作品。

    中井貴一、佐藤浩市のW主演と言っても良いだろう。柔の中井、自分が生きる為に人を切る。剛の佐藤、自分の死に場所を求めて人を切る。一見相反するように見えながらも、時代のうねりの中で滅びゆく事が分かりながらも信念を貫き通そうとする。

    脇の二人の役者に注目したいです。

    ひとりは村田雄浩。佐藤が孫の急病で町医者に駆け込む。その町医者が村田。明日引越しの為荷物の整理中で一枚の写真を見つける。それがかつての同僚の中井。村田は中井の子息と親友。村田が佐藤に中井の事を語りだす。朴訥に語りながらも中井の人の良さを上手く表している。村田自身も中井同様に南部武士の血を引く質実剛健な男を感じる。

    もう一人は、山田辰夫。村田の父三宅の家に使える中間役。三宅は中井の上司で親友にあたる。ストーリー的には影響をしない。三宅と中井の絡みや事の成り行きをじっと見守る。セリフは少ないが、顔のアップが何回もある。その表情が全てを物語っているかのような感じがする。

    この山田さん、好きな役者さんでした。とっても魅力的な声をしていました。

    最後の場面 孫の診察も終わり帰る時にかって中井が故郷を紹介した時の挨拶を佐藤が喋る。その時にすれ違う老人が立ち止まって佐藤を見守る。それが山田さんでした。この時の表情も素晴らしい。

    滝田監督、山田さん、高校の同級生だそうです。これからの滝田作品に重要な役で出演されたと思います。長渕剛の主演作品にもよく共演されてました。それらが観られないのは残念です。

  • 幕末の士族が現代の価値観で動いています。義の対象は主君以外にありません。泣かせようとする浅田次郎の計算が勝ちすぎて、造りものになっています。残された子が尽くすのは、孝の対象である母の筈です。ただ、断片的には珠玉のようなものがありました。総じて子役の演技が酷かったですね。

  • 二度目、一度目は途中から見たので良く分からなかったが
    最初から見ると回想であることが分かって良かった
    回想は私たちをタイムトラベルに連れて行くような気にさせられた。色々な時間へのタイムトラベルだった
    人は家族のために生きるのか、義のために生きるのか
    でもやはり自分のために生きるのであって、それが何のためであるかは人それぞれで、それは他の人が批判するものではないと思えた

  • 浅田次郎さんの原作を上手に映像化していました。
    ベタな流れで「こう来るだろう」って思う所を、それ以上のベタなセリフで「!」っと思わせて涙させるのが浅田流なんだよね~。

    中井貴一さんて、シンプルで見やすいお顔なんだね~♪
    けっこうカッコ良かったでがす!

  • 久々にこんなつまらない映画を見てかえって面白かった。自信をもって⭐︎をつけます。

  • 長い話をうまくまとめてある
    オープニングは斉藤一が、医者夫婦のところに孫をつれてくる
    次は長倉新八との試合
    さくさくと話が進む
    油小路の変のところでは史実を大胆に改変
    まあその方が分かりやすいか

    切腹までのシーンが長い、という声が多いけれど
    まあ原作の長さがあれだからなぁ

    五稜郭のシーンは出てこない

    殺陣、前半の傘がスパッと切れるシーンなどは良かったが
    後半はなんかいまひとつ

  • GYAOにて。「武士としての道」を貫けば家族を不幸にするし、「家族」を守り抜こうとすれば「武士としての誇り」を捨てなければならない。その葛藤を表に出さず滑稽に振舞ったりするほど余計に吉村の苦しさが伝わってきた。
    最後に敵にただ一人立ち向かっていき、武士としての誇りを見せる姿と、助けを求めて生き延びようとする姿が両方描かれているのが吉村の葛藤を表している気がする。

    そして、家族を守ることを選んだ父だからこそ、息子には戦場に行かずに父の想いを受け継いで家族を守って欲しかった。遺髪を渡す時に真実を伝えていれば思いとどまってくれただろうか。

  • 漫画で読んでたので、展開が違うがわかりやすくてこれも良かった。
    近藤勇がメロンとかすき焼きとか食ってて旨そう。

  • 「永遠の0はこれが元ネタ」と聞いて観てみた。
    なるほど手法はよく似ていて、インスパイアされてますなと思った。愛する家族を守るために何が何でも生き抜かなきゃいけない、その姿がどんなにかっこわるくても、実はそれが一番かっこいい。

  • 小説が原作であるからか細部までよく調査がされてるように思えた
    新選組にも使えない奴がいたり
    斎藤の糞袋という表現だったり

    あと音楽がとてもいい
    セリフのように聞こえる


    最後の腹切りの時に無音になったのには息が止まりそうになった

  • 家族のために生きた武士の話。
    前半は面白いが、後半は少しだれてしまったかなぁ。
    中井貴一さんがステキ。それに尽きます。

  • てっきり実話だと思っていたが、この話はフィクションである。Wikipediaなどからわかる通り、吉村貫一郎その人がこの通りの人物だったわけではない。また、大野なる人物も見つかっていない。池田屋事件の参加志士も手が加えられているし、斎藤一が坂本竜馬を暗殺したかのような演出もある。

    とは言え、美しい仁義の話だった。吉村の切腹のシーンやすべての回想が終わって斎藤一の視点に戻るシーンなど涙が止まらなかった。

  • 2002年新春に、ドラマ版(渡辺謙さん)でもやったのですね。
    今回観たのは、映画版(中井貴一さん)です。

    明治時代。
    ある夜、具合の悪い孫をつれて、町医者を訪ねた老人は、机の上に飾られた1枚の写真に目をとめる。
    そこに写っていたのは、かつて、新撰組で一緒に戦った吉村貫一郎の姿だった…。

    うわーん(ノДT)

    日本人は、こういうのに弱いだろうなぁ。
    …と思えるお話ですね。
    切ないです。

  • 中井貴一さんの名演が光る作品だと思います。大好きです。その一言に尽きる。

  • 評判がすこぶる良かったので、借りて観てみたけどいまいち…。武士道vs家族愛のようなものをテーマにするのなら、家族のために脱藩した以上、最期まで家族のために生き延びることに拘るのが筋のような? 武士道に生きるのなら『最後の忠臣蔵』のような壮絶な忠義心を描かなければ説得力がないし…。どちらにも中途半端だった印象。浅田次郎の原作ではどうだったのかな? でも本作では、中井貴一の神懸かり的な役作りに出会えたのが収穫。線が細く、くねくね、なよなよとしたあか抜けない田舎者でありながら、奥に人殺しの眼光を湛えているという主人公は魅力的だった。☆3

  • 2002年作品 滝田洋二郎監督 浅田次郎原作

    斉藤一(佐藤浩市)の回想というカタチで始まる。
    孫を病院に連れて行った 斉藤一は 病院に 吉村貫一郎の写真を見たのだった。
    それから 吉村貫一郎に出会ったときから回想が始まる。

    盛岡 南部藩出身の みすぼらしい身なりの 吉村貫一郎(中井貴一)は
    剣術がすぐれていて 新選組に加入する際に その実力を認められた。
    ただ 吉村貫一郎は お金に 執着していた。
    それは 郷里に残した 家族に仕送りするためであった。

    吉村貫一郎に対して 剣豪である斉藤一(佐藤浩市)は
    軽蔑の目を向けるのだった。
    沖田総司(堺正人)も 顔を出す・・
    土方歳三、近藤勇は 俗物的なニンゲンとして描かれる。

    吉村貫一郎は「生きろ」と新選組の隊員には言うが 
    果敢に 官軍に立ち向かい その後 切腹して 散華していくのは
    なぜなのだろうか? 家族想いであるならば・・・
    もっとこだわってもよかったのではないか。

    三宅祐司が 幼い頃から 吉村貫一郎の 友人で・・・
    脱藩しても 思いを寄せているところがいい・・・。
    中谷美紀の斉藤一に対する想いが セツない。

    もう少し、違ったイメージがあったが ちょっと物足りなかった。
    言葉が多すぎるというのか・・・しゃべりすぎ。
    吉村貫一郎に 焦点が当たりすぎていて・・・
    幕末 というスケールが描ききれていないような気がした。

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