イノセンス スタンダード版 [DVD]

監督 : 押井守 
出演 : 大塚明夫  田中敦子  山寺宏一  大木民夫  沖浦啓之  竹内敦志  士郎正宗 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
3.69
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本棚登録 : 1725
感想 : 270
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241991027

感想・レビュー・書評

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  • 人々が電脳化された近未来。
    少女型の愛玩用ロボットが暴走し、人間を殺傷するという事件が頻発する。
    それを捜査する公安9課の刑事バトーは、自らの脳にハッキングを受けるという妨害を受けながらも、真実に近づいて行く…。
    1995年に公開された『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の直接的な続編であり、押井守監督のアニメ作品としても9年ぶりとなる、全世界待望の1作だ。
    前作の主人公、草薙素子ももちろん“登場”する。
    美麗なCGで彩られる画面の情報量も、サスペンス調の本筋を時に逸脱して語られる“禅問答”の量も、前作を遥かに凌駕。
    躊躇なく難解な一方で、バトーという寡黙なサイボーグに感情移入しやすい味付けがなされているのが今作のミソだ。そうして描かれる“未来”は、機械とネットに支配されながらもこの上なくウェット。それこそが、前作が提示した“人間とは、魂とは何か”という問いへの渾身の回答なのだろう。(安川正吾)


    一言で言えば、アンドロイド暴走事件。
    すでにアンドロイドとの共存が当たり前となっている世の中において、魂のあり方、人のあり方を改めて考え直させるかのような一作。
    この作品の世界観(映像技法)には圧倒されます。難解な言葉のやりとりに含まれた伏線を探しながら、いろんな角度から楽しめる一作です。

  • 劇場鑑賞

    制作者の趣味全開でかなり難解。
    音声も小さめで集中して聞いていないと聞き取りにくいときもあり、ちょっと疲れる。
    しかし個人的には世界観といい、ストーリーといい、かなり好みな映画。
    わかったようなわかんないような感覚の世界に身を投じるのも攻殻らしくていい。

  • 攻殻機動隊のなかで一番難解で、愛に溢れていて、五感すべて集中する。愛が重たくて深くて胸がせつなくなる。男の愛情を難しい言葉の裏側に隠して、すこしはみ出したものがこれまたあついのなんのって。
    押井守監督のなかでダントツにすきな作品。

  • あいかわらず押井一流の難解な台詞回しが、何度観てもクセになります。

  • GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊の続編です。

    企業のネットが星を被い
    電子や光が駆け巡っても
    国家や民族が消えてなくなるほど
    情報化されていない近未来のお話

    草薙素子が失踪して3年後の西暦2032年。
    バトーはトグサをパートナーにして、
    巨大企業の製造した愛玩ロボットの
    暴走事件を追います。

    真相は、ヤクザが誘拐した少女の意思を
    ロクス・ソルス社がロボットに投影させ
    販売していて、良心の呵責に苛まれた
    技術者がロボットを暴走させることで
    事件を明るみにした犯罪でした。

    バトーとトグサは紆余曲折を経て
    事件を解決しました。
    その過程で、ネットを通し素子が
    バトーに接触してきます。

    どうやら草薙素子はネットワークの中の
    意思だけの存在になっているようです
    機械が動く限りで半永久的な存在でしょうか

    幸せか?とバトーに訊かれた素子(の意思)は
    “孤独に歩め 悪を成さず
    求めるところは少なく 林の中の象のように”
    と答えています。
    心乱されることなく静寂なようですが
    ひと気がなくて少し寂しい気がします。

    本作品で押井守監督は、映像はCGに、
    脚本は格言での進行にこだわったよう
    に感じます。

    バトーがロクス・ソルス本社に向かう
    羽の付いた飛行機や祭の様子、鳥の
    群れや舞い散る花びらなどCG独特
    の動きは見ものでした。

    最低限の状況説明のセリフはあるものの
    多くは格言のような台詞で進む物語でした。
    日常ではあんなにカッコよくスラスラ
    しゃべれませんけどね。
    ハードボイルドの様に?カッコよかったです。

    理解なんてものは概ね願望に基づくものだ

    てめえの顔が曲がってるに鏡を責めて何になる
    鏡は悟りの具にあらず 迷いの具なり、か

    人間は何故こうまでして自分の似姿を
    作りたがるのかしらね

    女の子が子育てごっこに使う人形は
    実際の赤ん坊の代理や練習台ではない
    女の子は決して
    育児の練習をしているのではなく
    むしろ人形遊びと実際の育児が
    似たようなものなのかもしれない

    なんか技術屋らしくないな、あのオバさん
    備考欄に感想を書くタイプさ
    俺もよく書いた
    それで出世が遅れたんだ

    シーザーを理解するために
    シーザーである必要はない

    人は概ね自分で思うほどには
    幸福でも不幸でもない
    肝心なのは望んだり生きたりすることに
    飽きないことだそうだ

    最近のあいつを見ていると
    失踪する前の少佐を思い出す

    孤独に歩め 悪を成さず
    求めるところは少なく
    林の中の象のように

    生命の本質が遺伝子を介して
    伝播する情報だとするなら
    社会や文化もまた 膨大な
    記憶システムに他ならないし
    都市は巨大な外部記憶装置って訳だ

    魂を吹き込まれた人形が
    どうなるかは考えなかったのか!
    だ...だって...だって
    私は人形になりたくなかったんだものぉっ
    鳥の血に悲しめど 魚の血に悲しまず
    声ある者は幸福なり
    人形たちにも声があれば
    “人間になりたくなかった”と
    叫んだでしょうね

    バトー、忘れないで
    あなたがネットにアクセスする時
    私は必ずあなたのそばにいる

  • 何度目かの再見。見るたびに新たな発見がある。傑作だと思う。

  • 前作に比べ、内容が更に難解になってる。
    映像が凄いので、何となく観れちゃうが。

  • すみません、私の理解力が乏しいせいか意味がよく分かりませんでした。
    音楽と映像がマッチしたダイナミズムには、目を見はるものがあります。
    ただ、少し話が淡々としすぎていて、自分みたいなポップなものが好きな傾向の人は集中力が切れちゃうかも。

  • 世界観に引き込まれる。
    圧倒される。
    面白いと表現する映画じゃないね。

  • これに関する他の作品は観てないんだけど、DVDの初めの方に説明してくれる動画があったのでそんなに???てならずに観れた。

    バトーが本当渋くてかっこいい!!
    映像がすごくごちゃごちゃしてるんだけど、めちゃ綺麗!!

    他の作品も観てからもう一度観たら、また感じ方が違うのかな。

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著者プロフィール

1951年生まれ、東京都出身。大学卒業後、ラジオ番組制作会社勤務などを経て、1977年、竜の子プロダクション入社。1979年、スタジオぴえろに移籍。1981年、高橋留美子原作のテレビアニメ『うる星やつら』が高視聴率を稼ぎ、『うる星やつら オンリー・ユー』(83)で劇場監督デビュー。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)を機にフリーに転身。主な監督作品に『機動警察パトレイバー THE MOVIE』(89)、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)、『アヴァロン』(01)、『イノセンス』(04)。2016年、アニー賞ウィンザー・マッケイ賞を受賞。『うる星やつら』以来となるアニメシリーズ『ぶらどらぶ』(21)で原作・シリーズ構成・総監督を手掛ける。本人役で出演した実写恋愛映画『花束みたいな恋をした』(21)も話題を呼んだ。2023年には第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門審査員長に就任。

「2022年 『映画の正体 続編の法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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