僕のスウィング [DVD]

監督 : トニー・ガトリフ 
出演 : チャボロ・シュミット  マンディーノ・ラインハルト  オスカー・コップ  ルー・レッシュ 
制作 : トニー・ガトリフ  トニー・ガトリフ 
  • 日活 (2003年9月26日発売)
3.48
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988103630545

感想・レビュー・書評

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  • ジプシーの生きた方や、音楽、おもに音楽。かっこよかった。ギター一本で表現できる。

  • ジャンゴ・ラインハルトを御存じだろうか。ジャズ・ギターの伝説的な名手。今ではロマの人たちと言わなければならないのだが、ジプシーの血を引くジャンゴの指先が奏でる音楽は、独特の哀愁を帯びた旋律とリズムが特徴的で、ジプシー音楽とスウィングが融合したその音楽はマヌーシュ・スウィングと呼ばれ、今でも後継者によって受け継がれている。映画の中で「マヌーシュもヒターノもジタンもみな同じだ」といっているように、マヌ-シュはジプシーの異名である。

    母の都合で、マックスは独り夏休みをストラスブールの祖母の家で過ごすことになる。街角のカフェでミラルドの奏でるマヌーシュ・スウィングを耳にしたマックスは、彼にギターを習おうと、マヌーシュの人々が集まる一角を訪ねる。練習用のギターを探しにやってきたマックスにジャンゴ・ラインハルトが使ってた物だと偽って、屑ギターをウォークマンと交換で売りつけたのがスウィング。黒い瞳が印象的なやせっぽちの少女だ。

    スウィングといとこのカルロ、それにマックスはすぐ仲よくなる。裕福な館で暮らす祖母には唾を吐いたり風呂を嫌がったりする孫の近頃の変貌が飲み込めない。外出禁止を食らうマックスだったが、ミラルドのトレーナーでは折しもパーティーが開かれようとしていた。アラブ人やユダヤ人、それにもちろんフランス人も、みんなが楽器を持ち寄って狭いトレーナーの中で「黒い瞳」をセッションするシーンは圧巻である。

    マックスはしだいにスウィングに惹かれてゆく。スウィングが気になってギターの練習も身が入らない。頭が痛いと仮病を使って川に魚を捕まえにゆくスウィングを追っかける。ボートを浮かべて二人っきりの川遊び。何かというと水浸しになりながら二人が笑いあうシーンは男と女を意識していないように見える二人の無意識の裡に高まる官能を象徴しているかのようだ。

    マックスは自由奔放なスウィングとマヌーシュの人々との生活に夢中だった。そんなある日、母親がマックスを連れて旅行に出るという連絡を寄越す。引き止めるスウィング。しかし、結局母親の車に乗るマックス。別れにマックスは、自分の日記をプレゼントする。スウィングと出逢ってからの日々を書きつづったものだ。しかし、定住をよしとしないロマ族は学校教育と無縁だ。スウィングは字が読めない。二人の住む世界の違いをさらりと匂わせながら映画は幕を閉じる。

    ユダヤ人のホロコーストは有名だが、ロマ族もまたナチスの迫害を受け、多くの死者を出している。ミラルドの母親が語る一族の歴史や、鉄条網を見ると無性に腹が立つというユダヤ人の医者の言葉に歴史が暗い影を落としている。マックスはギターを教わるかわりに字の読み書きができないミラルドの代筆をする。ユーモアにまぶしてはいるが監督は自身のルーツでもあるロマ族の持つ問題点も描くことを忘れてはいない。

    マックスとスウィングの一夏の恋物語を彩るように全編を通じて流れるマヌーシュ・スウィングをはじめ、アラブ音楽等民族音楽が素晴らしい。ミラルドに扮するチャボロ・シュミットはジャンゴ・ラインハルトの第一の後継者。現役のマヌーシュ・スウィング奏者が映画の中で弾いてみせるギターの妙技に酔いしれた。爽やかな青春映画であり、虐げられ続ける民族の魂を映像と音楽で綴る叙事詩でもある。

  • マヌーシュ・スウィングかっこいい.

  • ジプシーの人達の生活や音楽がいっぱいつまった素敵な作品
    切ない初恋模様も...

  • 2002年のフランス映画

    甘酸っぱい初恋 人種差別のことも描かれており、深い作品だと思う

  • 物語はかんたんで、おばあちゃんの家で夏を過ごす男の子がジプシーの女の子に恋をしてギターを習って、そして夏が過ぎてしまうっていう胸の痛いすばらしくかわいい映画。

    それ以上にこの映画にあふれんばかりのジプシー音楽 が!あのギター が!すばらしいです。チャボロ・シュミットというマヌーシュ・スウィング・ギターのミュージシャンがギターひいていらっしゃる。音楽、すごい素敵だったなー。そしてスウィング役の女の子がすっばらしくかわいい。

    かわいくて音楽にあふれた90分とおもいます。

  • ジプシーとアラブとユダヤのおじさんが、酒飲みながら泣き笑いながら歌い踊るのを見ていると、強烈にうらやましくなった。
    僕とスウィングが、ボートに乗ってレコードを聴いているあのシーンはセンシュアルで胃酸が出るかとおもった。というのは誇張で。

  • 【ストーリー】
    ひと夏を祖母の家で過ごすことになった10歳の少年マックス。ギターに興味を持ち始めた彼は、近くのロマ(=ジプシー)が暮らす地区に通い、ギターを習い始める。マックスは、そこでロマの少女スウィングにときめきを感じ…。名作『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』のように、少年の淡い恋と、男としての成長を軸に、さまざまな美しい自然の情景がスパイスになっていく物語。

  • あまずっぱい。
    ジプシーについて知りたい

  • (2002年/フランス/トニー・ガトリフ監督)
    <br>
    夏休に祖母の家に来ている少年がジプシー文化に触れる。
    <br>
    うーん、うーん。少年の視点というには感情表現不足、ジプシー文化との交流というには説明不足だと思う。フランスの白人少年とジプシー少女のひと夏の恋と素直に受け取れない自分が少し悲しい(予想通りだけど)。
    <br>
    絵の具による手描き風のオープニングが気に入った。

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