劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に [DVD]

監督 : 庵野秀明 
出演 : 緒方恵美  三石琴乃  山口由里子  林原めぐみ  宮村優子 
制作 : 庵野秀明  庵野秀明  GAINAX 
  • キングレコード (2003年11月27日発売)
3.85
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  • (8)
本棚登録 : 931
レビュー : 130
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003956516

感想・レビュー・書評

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  • 中盤の、使徒を次々に倒していくアクションシーンがメインの部分は、ちょっと魅力がわからないなあ、と流し見。アクションは嫌い。なにも心が動かないので。しかし、そんな中でもシンジ君のダメっぷりが通奏低音のように流れていて、終盤の悲劇へと期待が高まる。
    終盤は、期待以上だった。なにも知らない子供たちが、私利私欲にかられた大人たちに利用され、大義なき戦いを強いられる、的な「無垢な子供たちの悲劇」として終わるのかなあ、となんとなく考えていたのだけれど。人類補完計画とは、人間の心の欠落を埋める、というものだった。人はみな寂しさを抱えている、それは心に欠落があるからだ、人間は本来的に不完全なものだ、とばっさり能天気な幸福論をぶった切っちゃう潔さに、心が震えた。完全になるためには、絶対的な幸福を手に入れるためには、自他の境界を消滅させればいい。それが人類補完計画の完遂。しかしあれだけ、自分の心の寂しさに、他人の心との壁に苦しんでいたシンジが、その結論を受け入れることができない。ラストの泣きながらアスカの首を絞めるシンジ、でも殺すことはできない。アスカが「気持ち悪い」と吐き捨てる。というシーンに妙な希望を感じた。他人なんて理解できない邪魔な存在。すべての苦しみは自他の境界から生まれる。でも他人を殺すことはできず、自分を殺すこともできない。軋轢を繰り返して、すすり泣きながら生きていくということ。その救いのなさ、大義のなさに、なぜか絶望の果ての希望を感じた。それこそが生きていくということ、それでも生きていくということ。
    作者の意図はそこではないのかもしれないけれど、私は勝手に勇気づけられたので、この作品を見てよかったです。
    そして、かの綾波レイなる人物は、いったいどんなキャラクターなのか興味があったのだけれど、いまいちその人気の根拠が腑に落ちず。いや別に嫌いではないのだけれど。そこまで圧倒的な魅力をもっているのだろうか。ミサトやリツコの方が、女性として魅力があるように感じるのだけれど…男心わからず。

  • エディプス親父のゲスい陰謀を直感的に察知してか
    必死に戦闘を拒絶する碇シンジ君の闘いはあまりに孤独だったよ

  • いや〜これはハマりましたね。DVD全巻欲しいんですけど、オタ部分は彼氏に内緒にしてるんで買えません…。ま〜全巻揃えようと思ったら高いし。人造人間エヴァンゲリオンを中心に、それに翻弄される人々の話でロボットアニメ?最終的には哲学っぽい人間の内面についてを中心に描かれた展開になります。

    制作者がこの作品で一番訴えたかったのは、人間の内面、個々の心のとらえかたについてとか、そういうことだと思うんですけど、アニメというジャンルでその入り口を広く低くして哲学的なところを語っているところが、スゴイな〜と思いました。ジャンルを問わない作品の中で、こんなにも自分の内面について考え、気付かされた作品は無いと思う。あとは謎解きの要素を物語にいっぱいちらしてあるので、何回も観てしまう。そうすると最初は、唐突な展開で?????だった複雑な哲学的な内容も理解できる。意図的なのかどうかは分からないけど…。

    キャラクターと舞台設定はアニメ!って感じだけどリアル?ってかんじ。キャラクターにずるいとこだったりいやらしいとこも見え隠れするし、ロボット(人造人間)は桁外れな電力を消費するので、数分間しか動かない、とか。そんなトコがロボットアニメだけど抵抗なく世界に入り込めるのかな?

    このアニメの監督が「僕たちの世代は、上の世代の“コピー”。僕たちより下の世代は、その僕らをコピーした“コピーのコピー世代”」というようなことを言っていたそうで、これは軽いショックで「ああ…そうかも…」と納得してしまった。アニメに限らず、音楽、映画、アート、漫画、どの世界に『天才』はいるにしても、その他の大方はそうなんだろうなあ〜。ってゆーか、私なんかその典型?とほ。多分、何かを制作するじまりが人間の『五感』からではなく、『知識』からになっちゃってるんでしょうね〜

  • 今頃になってやっと全部通しで見た。当時はものすごい話題になったけれど、こんなにコワレタものに…と思った。
    製作者には短クールの近未来ロボットもの番組の1つにしか過ぎなかったものが、今までにないタイプの主人公をすえたことで大当たりし、急遽お金が稼げるように引き伸ばしたり付け加えたりしたものの、初期設定がずさんなためにあちこち矛盾が露呈して終わったように思う。キャラの誰も彼もが年齢に関係なく子供であることも当時の世の中に受けたのかもしれない。社会に守られていて生き物としての強さを持たないキャラが多いことも。
    たとえ金儲けのためであるとしても、TV最終2話、映画2作は笑うに笑えない。製作者のマスターベーションが見たい人は別だろうけれど。TVも映画も一人では作れない。これを世に出した関係者はどういう神経の持ち主だったんだろう。映画のテーマがそれまでのBachからPachelbellのKanon in Dに変わったのは皮肉? この曲はテーマを弦楽器各種が時間差をつけてテーマを繰り返す「かえるの歌」の上級版だ。要するにそういうことなのかな?
    あれだけ話題になったのに絵の質が落ちていないことは全編通して評価に値する。
    10年の歳月を感じたのは携帯がないことだった。

  • あー、やっとこさ、
    そういうことだったのかと、
    終わった感じがあるのだが…

    きもっ!!
    きも!きも!!

    言いたいこと、為したいことはわかるけれど、
    エヴァ部隊の最終的な顔、
    センスがないと思うのですよ。

    わーきゃーなっていたけれど、
    あーー、きもっっ。
    終わり方も、
    あれしかなかったと思うから、
    だからこそキモい。

    結局エヴァンゲリオンは、
    キモいが結論www



    この気持ち悪さを言語化するならばやはり、
    どこまでも一体化願望を目指し、
    しかしそこから自立するはずの物語なのに、
    そこに希望がないからか?

    世界で孤独でいられるのは、
    孤独ではないと知っているからというのは真実だが、
    本当に世界が破綻してしまっては、
    意味を為さないのではないか。
    これはシンジ君が、
    完成する物語ではない。

  • 戦闘シーンがとても面白い。
    ラストの盛り上げ方もとてもよい。

  • 初ヱヴァンゲリヲンです。総集編ということで本作観ました。
    科学者の父親の命で、人類を救うべく人型ロボットに乗り込んで活躍する少年、
    という設定は、昭和のロボットアニメを観て育った世代としてはとても懐かしく感じます。
    あの頃からTVアニメは、軍歌調の主題歌だったり、若い命を燃やすのさ、的なテーマでしたけど。
    アムロ、カミュときて、エヴァの少年少女達。こじらせましたね。日本のアニメは。

    純真無垢な少年少女に人を、友を殺めさせる。
    そうさせているのは彼ら彼女らの親であり、拠り所となる大人達。
    この嫌悪感、この図式は、まさに現実世界の戦争状態の国そのものだ。

    それにしても人物といい、用語といいい、この作り込まれた世界観・設定。凄いですね。
    他者からの承認欲求が満たされない葛藤、魂の宿り木としての肉体の存在、肉体を超越した永遠の魂の在り方、
    完全な人類の在り方は完全な同一体なのか異なる集合体なのか、
    宗教・科学・個人の想い各々のアプローチとそれに絡む組織・思惑が複雑に幾重に絡み合う設定。
    作り込んでますね。そしてそれら全て実は作者一個人の内面的葛藤の吐露かもしれないことへの共感。
    う~ん。私小説に触れた読後感。

  • もう憶えた。
    笑ってしまう場面多々。

  • 2014年11月10日観賞。TV放映されたものを録画で観賞。TVシリーズ終了後の話を描く正式な続編・完結編と言えるのがこの映画なのだろうか。TVシリーズや前の劇場版に比べてグロテスクだったり嫌悪感を催すような、あるいは賛否両論あるようなシーン・演出が多数あり、観終わっての消化不良感(「結局、何やったんや!!」というのが私を含む多数の観客の感想か?Web検索したくなる・・・)含めて個人的には大変面白く観ることができた。

  • 何度見ても理解できないが、エネルギーにやられる

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