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- / ISBN・EAN: 4988126201906
感想・レビュー・書評
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生まれて初めて映画館で見た映画。日本での公開日を調べると、まだ、幼稚園にも行っていません。不思議ですが覚えています。今見ると、カラーの色が綺麗ですね。伯父さんの家とかおぼろげに覚えていました。音楽はよく覚えています。62年前のフランスですが、社長のお屋敷は合理性機能性を追求したモダン建築です。キッチンはオール電化で、ガレージの扉は光センサーで開閉しています。「パラサイト」を見たばかりなので、余計に所得格差を感じました。
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建物が素敵!ほっこりする。
古き良きフランス。帰りたくなる。
ボーナスの郵便屋さんのも可愛い^^ -
原題:Mon Oncle
(1958/116min/ジャック・タチ/フランス・イタリア)
ブルジョアな感じ。
モダンというよりは、
既に、ポストモダンな香りがしてます。
ミニマルな雰囲気がします。
インテリアがお洒落で、そしてシュール。
流れる音楽もいい!
椅子好きなら観た方がいい!
あの椅子!イームズ!
それだけで観る価値があるー。 -
ほんとーーーーーにすごい すべてが絵になるっていうのは すごいよね
とくにひとついうならわたしは近未来的なお家が端から端まですきだな -
何かに気をとられたら、別の何かでだめになる。
そう考えるとがんじがらめの世の中に感じるが、「ぼくの伯父さん」はなんだかやさしい。 -
あほくせぇハイセンス映画。
こいつら何がしてぇのよ?ってクエスチョンが飛びまくるんだけどとりあえずなんか良いじゃねぇのよ。
劇中のどのシーン切り取っても絵になるお洒落な、そしてビンの王冠やら牛乳瓶のフタやらメンコやらが雑多に入ったおもちゃ箱のような。 -
久しぶりに『ぼくの伯父さん』を観たくなり、押入れから古いビデオテープを取り出してきました。
「ジャック・タチ」の作品は、嫁さんも私も大好きで、何度も観ているのですが、それでも時々、観たくなるんですよねぇ。
-----story-------------
プラスティック工場のオーナー社長「アルペル」の超モダンな邸宅をその息子「ジュラール」は全く気に入っておらず、度々、「アルペル」の兄である伯父さん「ユロ」の住む下町のアパルトマンを訪ねる。
両親は息子を取られたようで面白くなく、独身の「ユロ」に嫁を押しつけるべくパーティを催すが、これを無意識に彼がぶち壊しにしてしまうのは言わずもがな。
「アルペル」は「ユロ」に社会性を備えさせようと自分の工場に雇うが、ここでも失敗ばかりの彼は奇妙なプラスティック製のパイプを大量生産してしまう。
呆れた「アルペル」はこの暢気な「ユロ」を地方支店に転任させることにしたが、これにも飄然と応じて「ユロ」は懐かしの町を去って行くのだった……。
犬の使い方など見事なもので、ふんわりと詩情の漂う「ジャック・タチ」の人生讃歌。
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オートメーション化された工場での仕事や、超モダーンだけど機能的ではなく無機質で生活観の無い「アルペル」の邸宅に慣れることができず、悪戦苦闘する「ユロ」が、面白おかしく描かれています。
「アルペン」家のひとり息子「ジェラール」は、邸宅からクルマ、生活パターンまで無機質で退屈な「アルペン」家から飛び出して、、、
人情味溢れる下町で自分のペースを守って生活する「ユロ」や悪ガキ達と一緒に過ごすのですが、そのときの活き活きした表情がたまらなくイイですね。
物質的な豊かさと、精神的な豊かさ… 単純な比較は難しいですが、どちらの生活の方が人間として豊な生活なんだろうかと考えさせられる作品です。
文明批判や社会批判といったメッセージも込められているんでしょうが、小難しいことは抜きにして、観ていて単純に「面白い」のも本作品の魅力。
特にパントマイム的な、ほとんど台詞のない動作で笑わせる「ジャック・タチ」の演技は素晴らしいなぁ。好きだなぁ。
「ジャック・タチ」の作品は、物語そのものも好きなんですが、、、
カラー作品の色使いや構造物のデザイン、音楽、出てくる乗り物等も大好きなんですよねぇ。
サントラも持ってるんですが、結婚披露宴で、その曲を使ったくらい気に入っています。
あと、ほのぼのした感じのするオープニングシーンも大好きです。
犬たちがイイ感じです。
『ぼくの伯父さん』シリーズの他の作品も観たくなりました。
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監督: ジャック・タチ
脚本: ジャック・タチ
ジャック・ラグランジュ
台詞: ジャック・タチ
撮影: ジャン・ブールゴワン
音楽: アラン・ロマン
フランク・バルチェッリーニ
出演:
ジャック・タチ
アラン・ベクール
ジャン=ピエール・ゾラ
ドミニク・マリ
アドリアンヌ・セルヴァンティ -
音楽が素敵です。
お金持ちが目指すアヴァンギャルドな世界観も、庶民が暮らすフランスの下町も、どちらも良いです。
無駄な進歩をちょっと皮肉っているのが、ちょうど良くバランスを取っている感じです。
映画の最後で、甥っ子のジェラールは、ユロ伯父さんとやったのと同じイタズラがお父さんのアルベルと大成功したときに、手を取りあっています。それまでお父さんとは埋められない距離感があったのに。一緒の目線で接してくれる大人が居てくれることに安心感を持てるのだと思います。最後は、ホッコリします。 -
いい話だと思うし、美術と音楽は好きだけど、久々に見直してもよくわからなかった。でも最後の5分がなんだかカッコよくて、ほろりと来る!風刺もあるのだろうけど、そんなに強いものは感じない。でもそこがまた魅力なのかもなぁ・・・。
短編「便配達の学校」
ジャック・タチの短編。15分と短いので、さくっと見れた。スラップスティックもあまり詳しくないけど「ぼくの伯父さん」で見せた個性はあまり感じなかった。でも来年あたりチャップリンとかバスターキートンとか追ってみるのも良さそうだなぁ・・・。