GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]

出演 : 押井守  田中敦子  大塚明夫  山寺宏一  沖浦啓之 
  • バンダイビジュアル (2004年2月25日発売)
3.90
  • (216)
  • (125)
  • (240)
  • (15)
  • (2)
本棚登録 : 877
レビュー : 142
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569617828

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • DVD

    ながら観だったせいか、内容があまり理解できず。
    再チャレンジしよう。

  • 以前見たことがあったが時間を空けて改めて見てもなんら見劣りすることがない。
    世の中がこの世界に近づきつつあるのではないかという錯覚すら抱きそうである。

    最後まで目の話せない緻密に計算しつくされたストーリーとそれを支える画像の精密さ。
    圧巻である。

    ストーリーとは直接的に関係ないが
    電脳の世界では人間の未来は持ちうる金銭とそれに応じて組み替えた頭脳・肉体になってしまうので
    人々や社会への軋轢に思いを馳せるとやるせない気がした。

  • <以下、ネタバレがあるので注意してください>

     改めて、この映画はデキがいいなぁ、と感心しました。
     ムダがない。なにより、必要以上に喋りすぎていない。
     終わって、改めてこの映画の魅力について考えてみました。
     で、結論。
     「映像とセリフのダブル・バインド」
     じゃないか、と。
     
     ダブル・バインドとは、メッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション状況におかれること、です。
     具体的に言うと、A案とB案を提示して、ことばでは「どちらでもいいですよ」といいながらも、身振りや口調が明らかにA案をプッシュする場合を考えてもらうと分かりやすいと思います。
     ま、日常でもよく遭遇することですね。

     主人公・素子をメインに据えると、この映画の見せ場は、次の2つ。
    A 当時最新の映像技術を駆使して描かれた、彼女の人間離れした所作
    B サイボーグ化した自分のアイデンティティーに疑問を持つ彼女の葛藤
     
     映画の前半では、おもにAが描かれます。
     基本的に、彼女は全編通して、自身の力をふるうことにはためらいがありません。いかなる時も冷酷に敵を制圧し、味方も淡々とこき使います(笑)。
     ただし、後半になると、Bの主題が大きくなってきます。

     強引に分けてしまうと、Aよりのアクションシーンは映像によっているところが大きく、Bよりの内面の葛藤は、映像より「セリフ」が大きな役割を担っていました。
     Bは、バトー君とふたりになったときのエレベーターの会話が端的かな。

    「あの義体、私に似てない?」
    「似てねェよ」

     逆に、セリフに籠る生々しさ以外に、人間味や暖かみってこの映画にはあんまりないんですよね。

     ずっと見ていて気付いたのは
    ・素子のデザインは「人形(ビスクドール)」に近い。
    ・ほとんど、無表情。笑顔なんて、最初のオープニングで闇にまぎれていくときだけ。
    ・感情を表現するのは「セリフ」 「視線の動き」くらい。

     いやー、びっくりした。
     ほとんど笑っていないんですよ、素子って。
     ただ、ほぼ無表情な彼女がちらっと見せる動き、たとえば、首の傾け方とか、視線の動きで、一瞬にして「情感」が生まれてるんです。
     デフォルトが「無表情」だから、ささやかな動きが際立つ。

     まさに映像マジック(゚∀゚;)!!

     アニメーションの醍醐味のひとつでしょう。
     そして、なんかに似てる、と感じました。
     そうだ、「文楽」だ!!
     人形大好き押井監督だったら、そこまでやりそうだな、と。裏を取ったわけではありませんが(笑)

     最初に、「映像とセリフのダブル・バインド」といったのは、
     セリフで「人形じゃない人間としてのアイデンティティーを模索する主人公」を表現しながらも、映像では限りなく「人形」っぽく描いている、その矛盾が大きさが魅力だなー、と気付いたからです。
     
     最後、「人形使い」と融合しちゃっうってのは、AとBのジンテーゼのひとつだけど、あれってひとつの「人間やめました宣言」だよね?
     だから「イノセンス」はさらに「人形より」の作品になったのか、とか、押井監督ってやっぱ基本人間嫌いなんだろうな、とか、いろいろ考えましたが、それはまた別の機会に(笑)

  • 絵や描写に関しては確かにすごいが、内容をもっと掘り下げて欲しかった。原作にくらべて情報や生命の意味が明確ではない。

  • 原作の持つコミカルな雰囲気が全くないけど、これはこれでいい。

  • 20年近く前に観て、さっぱり訳がわからなかった。今改めてチャレンジしてみたら、時代や自分が追いついたせいか多少はわかるようになった。そもそもこの作品は、良くも悪くも観客に不親切なんだと思う。説明セリフで説明する必要はないけど、話が展開していく中で設定や物語が浮かび上がってくる感じもしない。だけどそこがクールでカッコイイというのもわかる。ブレードランナーやAKIRAを経たSFの変遷を予備知識として必要な気もする。この後にマトリックスへと繋がっていくんだろうけど。

  • 2017.9.16 視聴

  • 私の中ではSFの古典中の古典。色んな所で話に出るけどちゃんと観たのは今日が初めてです。とりあえず観終わりました。

    映像としても、SFとしても、非常に練りに練られた傑作ですね。光学迷彩かっこいいなぁ! 電脳化とかネットとか、そこら辺の議論も20年たった今でも色褪せていない気がします。というか、これ20年も前の作品か、ということに驚きを感じます。

    とはいえ、話の筋やテーマということも含めて、全体的に1回観ただけではぼんやりとしか分からない作品。スルメのように咀嚼しつつこれからも味わっていきたいですね。

  • SACと比較するために再鑑賞。やはり比較にならないというか、別物。
    もちろん漫画もテレビシリーズもそれぞれ独自の味を出しているが、GISの完成度の高さはスバ抜けている。

    押井守のけれんみたっぷりの演出が凄まじく神がかっている。
    登場シーン。裸の戦闘女が透明になる驚愕。
    9課に人形使いの持ち込んだ崩壊のきっかけと、それに呼応するように素子が思想するダイビングのシーン。
    熱光学迷彩というギミックのおもしろさを観客に見せつける、「水面で踊る中国人」。
    生命の樹の前で戦車との戦い(壁を抉る弾の強靭さ)を経て、「対話」。
    そして進化(上部構造へのシフト)、始まりを予感させる終わり。

    どんなにダイナミックなシーンも、抑制されたBGMで、バラバラという弾着の音が響く。
    こういう演出はTVシリーズにはなさそう。
    そして陰鬱に垂れこめた世界観(暗い雨!)の中で、光る素子の瞳が、人間以上の存在感を放ち、恐ろしくもあり美しくもある。
    4回目くらいの鑑賞だが、何度見ても感心してしまう。

  • 押井守ワールド

全142件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

映画監督。1951年生まれ。東京都出身。東京学芸大学教育学部卒。1977年、竜の子プロダクション(現:タツノコプロ)に入社。スタジオぴえろ(現:ぴえろ)を経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら オンリー・ユー』(’83年)、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(’84年)、『天使のたまご』(’85年)、『機動警察パトレイバーtheMovie』(’89年)、『機動警察パトレイバー2theMovie』(’93年)。『GHOSTINTHESHELL/攻殻機動隊』(’95年)はアメリカ「ビルボード」誌セル・ビデオ部門で売り上げ1位を記録。『イノセンス』(’04年)はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に、『スカイ・クロラTheSkyCrawlers』(’08年)はヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品された。近作に『THENEXTGENERATIONパトレイバー』シリーズ全7章(’14~’15年)、『THENEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦』(’15年)。最新作はカナダとの国際共同作品『ガルム・ウォーズ』(’16年)。

「2018年 『シネマの神は細部に宿る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする