美術手帖 2014年 11月号

制作 : 美術手帖編集部 
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感想・レビュー・書評

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  • 特集は「ティム・バートンの世界へ、ようこそ!」。ティム・バートンの生い立ちに絡めた批評が紐解いた先はインパクトに欠ける。でも個人的にティム・バートンってそうでもないのが一番の問題かも。エリック・ボードレールと足立正生の対談は面白かった。

  • 借りたもの。
    六本木森アーツセンターギャラリーの展覧会に合わせて。刊行時期も時期なので、ハロウィン的な題材である。
    ティム・バートンの世界観を、1.一軒家、2.郊外、3.仮面、4.ツギハギとキーワードに分けて解説。
    そこには画一的に整備された郊外都市で生まれ過ごした少年の、退屈な世界に対する反動として、空想の中で生を喚起させた事が窺い知れた。
    ティム・バートン氏の怪奇映画への嗜好は、地理的、風土的、歴史的背景が皆無な、平穏かつ単調な日常の中で、深い森や闇や(それは歴史の暗い面の象徴とも言える)に潜む魑魅魍魎への情景であり、アイデンティティを確立するために必要な、己の暗い面(死など)に向き合う事と同義だったのだと思う。
    ハロウィンやクリスマスなどのアニバーサリーに対する関心はそれをポップにしたものである事を、肌で感じていたのかもしれない。

    紙面としてもゴシック的でファッショナブル、可愛いものが多く掲載され、読みやすく楽しい雑誌になっている。

  • ティム・バートンとダニー・エルフマン(まさかの!)のインタビュー記事だけでおなかいっぱいなんですけどイヌカレーのイントロダクションがまた素敵でこの幸福感よ

  • ティム・バートン特集、冒頭の編集部の言葉に、アーティストと自分をこうやって折り重ねるのか、これが自分の意見を書くということなのか、と最初からしみじみしてしまいました。

    一時期、妄信的にティム・バートンと自分を重ねていた時代がありましたが、いま改めてティム・バートンとは、と記事を読み返してみると、全然違う人だったなと思います(当たり前ですが...)。
    私は部屋の隅が好きなわけでも、絵が自己表現の拠り所だったわけでも大して無かったことを自覚して、作品でここまで人を勘違い(人をその気にさせる?)させるのが上手い人なんだと思いました。魅力的なんですよね。

  • 特集はティルマンズの特集。後藤繁雄さんの対談有り。また、今年開催されていたヴェネツィアビエンナーレ建築展のレポートが興味深いです。是非、あの日本館の展示を日本でもしていただきたい。

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