メリーポピンズ スペシャル・エディション [DVD]

監督 : ロバート・スティーブンソン 
出演 : ジュリー・アンドリュース  ディック・ヴァン・ダイク  デビッド・トムリンスン 
  • ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
4.01
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  • (2)
本棚登録 : 967
感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241949882

感想・レビュー・書評

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  • 1964年アメリカ作

    友人が『メリーポピンズ リターンズ』上映に向けて『メリーポピンズ』を観ておきたいと言うので、仲間3人と集まりDVD鑑賞しました。知ってたつもりなのに、メリーポピンズが家庭教師だった事だけが当たってて、中身はほとんど忘れていて唖然とした3人!考えると当時小学生だったから映画館に行ってるはずがない。

    舞台は1910年のロンドン、桜通り17番地のバンクス家。ジョージ・バンクスは厳格な銀行家、妻ウィニフレッドは男女同権を訴え女性の選挙権獲得に燃えています。予想しないはじまりでしたが、実写とアニメが合成されたウォルトディズニーの50年前の作品に取り込まれてしまいました。いろんな物が次々と出て来る不思議な鞄、散らかっていた部屋が指ならしでたちまち綺麗になったりは、今に通用するアイテムばかり。『コメットさん』や『奥様は魔女』のテレビ番組が登場して虜になったのを想いだします。『ドラえもん』のポケットにも通じます。
    メリーの友人バート(ディック・ヴァン・ダイク)は大道芸人で、彼と一緒に子供らは次々と不思議な体験をします。絵の世界に入って冒険したり、笑いが止まらず宙に浮いている人とお茶をしたり。「お砂糖ひとさじあれば苦い薬も飲めちゃう!」は名言です。真正面から頑張って苦いお薬を飲むことに挑まずとも、心持ち方ひとつでできちゃうこともある。
    日常生活のなかに不思議な出来事が紛れ込む形式を「エブリデイ・マジック」と云うのらしいですが、大人にも「エブリデイ・マジック」は欠かせません。
    「チム・チム・チェリー 」が本作でも謳われていてびっくりでした。
    厳格な父の愛情を疑う子どもたちに、バートが「きっと父親のジョージは職場の銀行で悩みを抱えていて誰にも打ち明けられずに苦しんでいるのだろう」と諭す場面に胸打たれました。
    風が変わり西風になった時にメリーポピンズはバンズ家を去ります。「いつまでいるの?」の問いに「風がかわるまで」と答えていた約束どうりに・・・。メリーは、窓から見えるバンクス一家の幸せな散歩姿に寂しそうな表情を一瞬見せますが、笑顔になり傘をさしバンクス家を去ります。子供にとって家族が何よりというのが一番大切なことだと知ってるからでしょうね。

    原作は「風にのってきたメアリーポピンズ」で続編がちゃんとあります。「帰ってきたメアリーポピンズ」では小さかった長男君が大人になっているらしいのです。

  • 名曲がぞろぞろ!!
    雲の上から降りてきたメリー・ポピンズがとある一家の乳母になり、大騒動しながらも少しずつ変化していく家族と他のメイド達。

    映像は古いけれども現代には無い手作りの温もりがある。
    たかだか乳母という立場の人間が最後には銀行の役員を務める父親を動かすなんて、当時にしてはきっと画期的なストーリーでもあったんだろうな。
    ただ今見ると色々と物足りない感は否めない。

    ジョークが私にはよく分からなかったり、途中のバートとポピンズの絵の中のデート?の下りとかはダラダラとしていて飽きてきたのを堪えるのに大変だった。

    子どもたちに掃除の楽しさを教えるといいながら、結局魔法で勝手に片付いちゃうのは魔法の楽しさを知っただけで掃除の楽しさは分かってないよね(^_^;)

    父親は悪者役として出ているけど、きっと私も父親と同じで冷たいけれど堅固な檻の中にいることに心地よさを感じる人間。
    檻を出たいと思いながら、守られている安心感もあるんだよね。
    そんな父親が銀行をクビになることになって、色々吹っ切れて自ら檻を飛び出すんだけど…なんだ!?結局銀行に戻るんかい!!とツッコンでしまった(^_^;)
    そこまで行ったら違う生き方を選択しても良かったんじゃないかなーと思うが、父親が無職でハッピーエンドにはできなかったんでしょうね。

    ふと感じたのはバートはもしかしたら昔メリーポピンズが乳母をしていた子どもの一人なんじゃないかな。
    違うかもしれないけど。

  •  メアリー・ポピンズすげえ~!階段のてすり乗ってるし、あのバッグもすげえ。なにもの~!
    「ちょっぴり砂糖があるだけで~」
    あれ?指鳴んない。部屋片付かないじゃん。
    「すーぱーかりふりでぃすてっく、えくすぺありどーしゃす!」やったー!言えたー!!
    ねえ、ねえ、あの「スミスという義足の男がいました。それで、もうひとつの足の名前は?」ってどういう意味?
    ボク、もうおかしくって仕方がないのに、なんで浮かばないの?
    「チムチムニーチムチムニーちぬちーむに~」
    うちには煙突掃除来ないから幸せじゃないの?
    なんで、ディズニーランドにメアリー・ポピンズいないのよ?
    (S8)

  • ディズニーの中で一番愛してる!!!子どものころの影響ってすごいな。もし美女と野獣ラバーだったらちがった人生だったんだろう

  • 不思議な魔法使いのベビーシッターを通して、厳格な父親が大切なものは家族であると気が付く。

    まあ、有名だから見てみただけですが、やっぱり有名になるのは理由があって、すごく明るくて気持ちがいい。

  • 何よりメリー・ポピンズの呆れたような冷たい瞳も、自分が完璧であると微笑む姿も、茶目っ気たっぷりな動作も、もう兎に角可愛らしい。ふわふわの白いドレス姿は、初見の時から憧れていたので、バートの赤白ストライプスーツと合わせて、とても素敵だった。バートのダンスはすっごく格好良かったなー、煙突掃除人たちと踊るシーンは拍手喝采ものだった。まさかミスター・ドース・シニアと二役やっていたとは思わなかったけれど。恋人ではなく、親友同士のこの二人の関係が凄く好き。ジェーンとマイケル役をやっていた子役二人組もキュートだった。ただ、マイケル役をやっていたマシュウ・ガーバーは、21歳の若さで亡くなってしまったんだね。切ない…。歌もダンスもとても素敵な作品だったので、いずれサントラも聴きたいなと思ってる。原作の児童書も気になるなあ。

  • 幼い頃、母にビデオをプレゼントされて以来、大好きな作品。 指パッチンで部屋を片付けたり、絵の中に入って、メリーゴーランドに乗ったり、ペンギン達と踊ったり…、夢を与えてくれました。 スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!

  • 子どもたちの悪戯で乳母が辞めてばかりの家に、
    若い魔法使いの乳母がやってくるという物語。
    指を鳴らすと散らかっていた部屋が片付いていったり、
    絵の中へ入って動物たちと楽しい時間を過ごしたり、
    魔法でこんなことができたらと想像しそうなことが描かれていて素敵でした。
    絵の中に入るところは実写とアニメが合成されているのですが、
    息がピッタリ合った動きで驚かされました。
    ペンギンとダンスをするシーンが好きですね。細かく動きを合わせていて凄いです。
    ダンスだと屋根のシーンも見応えがあって印象強いですね。
    バート役のディック・ヴァン・ダイクの表現力や演技は素晴らしいと思いました。

    また、ミュージカル映画なので歌も数多く使われています。
    チム・チム・チェリーはメロディーを思わず口ずさんでしまいますね。
    メリー・ポピンズを演じるジュリー・アンドリュースの歌は、
    子どもにいつか聞かせてあげたいなと感じました。
    あと、ジェーン、マイケルの歌が可愛らしくて和みます。

    2時間以上の長い映画ですが、退屈せずに見ることができました。
    大人から子どもまで、幅広い世代にお薦めしたい映画です。

  • 子供の頃に見たかった。

  • ディック・ヴァン・ダイク扮するバークが、楽器演奏者から絵描き、そして煙突掃除屋さんに次々と職が変わっていくのがストーリーの大事な部分になっていて、楽しいのだけれど少し切なくなる。
    煙突掃除屋さんたちの踊っているシーンが大好き!!!

    バンクスという父親像が、とても胸にぎゅっとくる。
    一番孤独なのは、父親かもしれないね、と。
    少し父に優しくしてあげようと思った。

    「完璧な人間は感情に溺れないものよ」
    というラストのセリフ、メリーの強がりでも芯をつく言葉だった。

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