- Amazon.co.jp ・音楽
- / ISBN・EAN: 4528847001814
感想・レビュー・書評
-
Sound Horizon、通称「サンホラ」。ミュージカル風な楽曲と、物語の側面が強い歌詞の内容、アルバム全体を通して聴くことでストーリーを把握出来る仕組み、当て字を多用しているため歌詞を読みながら聴くことが前提となっている点、などなど。かなり特徴的な音楽ユニットです。
2005年にメジャーデビューし、アルバム制作やライブを行ってきた人たちなのですが、これまでちゃんと聴いたことがなく、この度6枚出ているオリジナルアルバムを全て聴いてみることに。
上記した当て字の多さや、曲中に普通に台詞を喋る点など、歌詞を見ながらでないと頭に入ってこない曲が多く、その内容も「読み解き」が必要になるため、歌詞を見つつ、聴き終わったら解説を調べる、みたいな時間のかかる聴き方となりました。
正直全部はちゃんと理解できませんでしたが、とりあえず一番人に薦めやすいなと思ったアルバムが『Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜』だったので、これの感想を少々。
他のアルバムもそうですが、サンホラの曲は一曲単位でひとつの物語があり、アルバムを通して聴くことで物語が全体わかるようになっています。歌詞を見ながら聴くことを前提に作られているためしっかり聴くには時間と体力が必要になりますが、その分音楽の世界に浸かり、耳だけでミュージカルを楽しむような独特の体験ができます。おそらくサンホラの魅力は楽曲の良さだけでなく、歌詞に書かれた「文字」を楽しむこと、その内容を考察すること、という「二次的」な部分にあるのだと思います。本アルバムは、サンホラで特に有名な曲「StarDust」が収録されており、聴きやすさの度合いが高く、他のアルバムに比べると、読み解きもそれほど難しくはありません。
人を選ぶ部分はありますが、サンホラの知識が増えれば増えるほど、より良さがわかってくる作品。サンホラか、なるほど、こういうのもあるのか(井之頭五郎風に)。
3月17日追記:
前奏曲を聴き終わり、考察などを参照にすることでなんとなくではありますがストーリーを把握しました。つまりこれは「愛と罪」についての物語で、楽園を追放され奈落に堕ちることをわかっていながらも、愛しい人と再び逢うことを求めた悲しみに満ちた、しかしだからこそ人間の本質的な愛欲を、愛欲に溺れる姿をきらめく光景とともにうたった詩ということなんですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めて聞いたSound HorizonのCD。
メジャーデビューしてからの原点(この前にも1枚CDありますが)にして、ぎゅっと詰まった最高の一枚だなあ…
Stardust、初めて聞いてからもうすぐ10年経つけど、一番好きな曲として変わらないし
ひどく心をつかむメロディだなあ・・・と、改めて。 -
Sound Horizonが2005年に発表した2ndアルバム。当時は音楽だけでなく、歌詞カードなどを含めて、トータルで世界観を構築しているこだわりに驚いたものです。そして、肝心の内容も聴けば聴くほど新しい発見がある刺激的な内容です。ただし、聴く人を選びます。
-
進撃の巨人から興味湧いて聴いてみた完全なにわか者です。
-
出会った時の衝撃。物語性に溢れ、音楽なのにアニメを見ている感覚に捕らわれる。
あらまりさん……好きだなぁ……。 -
世界観がだいすき
あらまり嬢の声素敵です -
AとBの間にいるS。
活字と観劇の労を省いて耳から物語を得られるなんて良い時代になったもんだ。 -
メジャーになってからはコレが一番好きかなー
-
Star Dustは癖になる。
-
【マイベスト】 (9/11曲) ・エルの楽園[→ side:E →] ・Ark ・エルの絵本【魔女とラフレンツェ】 ・エルの肖像 ★Yield ・エルの天秤 ★エルの絵本【笛吹き男とパレード】 ・StarDust ・エルの楽園[→ side:A →]