ロンドン・コーリング

アーティスト : ザ・クラッシュ 
  • Sony Music Direct (2005年11月22日発売)
3.93
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4571191055095

感想・レビュー・書評

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  • 1979年発表の
    当時は2枚組で発売された3rdアルバム。
    自分の中で
    生涯ベスト3に入る
    お気に入りアルバムです。

    パンクというと
    その独特なファッション性や、がなりたててシャウトするビートの効いた3分以内の音楽ってイメージがあると思うけど、そんなものはクソくらえとばかりに、見た目ではない
    パンクの精神性をカタチにしたのがこの作品です(^_^)


    自分もそうやったけど
    クラッシュって
    パンクの大御所やし
    激しいんやろうなぁ〜って
    イメージで聴くと
    ホンマびっくりします(笑)
    (現に当時このアルバムはパンクスや評論家から不評で、クラッシュはもうパンクじゃないと言われたけど、今ではロックアルバムの名盤ランキングでは、必ずベスト10に入るほど再評価されています)


    ロックの父エルヴィスを彷彿とさせる
    ロックンロールから

    ソウル、ジャズ、
    レゲエ、スカ、ラヴァーズ・ロック、
    など
    あくなき音楽への探求心と、

    自分たちが影響を受けてきた
    ルーツミュージックへの敬意あふれる
    あらゆる音楽の要素をミックスした、
    クラッシュによる
    ロックカタログって感じかな。
    (ホンマにPOPでキャッチーでロックして
    少し切ない
    バラエティあふれる曲がギッシリ!)


    セックス・ピストルズが墜ちた後
    『PUNK』という音楽も終わったという
    諦めの空気の中で、
    あくまでも自分たちは
    前進するんだという
    強い意志に貫かれた
    不退転の決意表明とも言えます。


    このへんの
    ナニクソという気概と生きざまは
    ホンマにカッコいいし、
    ストーンズが
    ブライアンというリーダーを失い、
    悪魔のバンドと罵られる中
    血を流しながら
    ビートルズを乗り越えて前進していったのと
    どうにもこうにも
    カブってきて
    目頭が熱くなります(T_T)

    時代性も勿論あるけど
    今のパンクと呼ばれるバンドとは
    志が違いますね〜


    とにかく
    ロックが好きなら
    必聴の一枚!

    歌詞も
    ジャケットも素晴らしい!!

  • リマスター盤

  • クラッシュは初期パンク作品から好きになったけども、ベストはやっぱりコレかなと。メスカレロスからがもっと好きですけど。

  • これもぜんぶいい

  • 80年代最高のロックアルバムとは何か? マドンナ? マイケル・ジャクソン? じゃなくてクラッシュの「ロンドンコーリング」なのだよと判断したのはアメリカのローリングストーン誌。まあRS誌が正しいかどうかはあれなんですが・・・

    結構この辺は同時代で聞いてました。80年代初頭ですか・・・印象としてはそれまでのクラッシュのタテのりが横に広がったなーという感じでした。それと音楽的表現の幅の広さにとにかく驚きましたね。
    ただ、こういうのはプロデューサーのサジェスチョンひとつというか、とにかくパンクバンドなんて、どれもこれも演奏は下手で、レコードを聴くとなんだかやけにうまいなーと思うことしばしばだったんで、誰がホントは演奏してんだか、もしかしたら曲作ったのも本人たちじゃねーんじゃねーの?ぐらいに疑り深い俺なんかは思ってしまっていて、それは実を言うと今でもそうなんですよね。
    で、こういうこと書くと、クラッシュファンは多分猛反対するんだろうが、じゃあジョーストラマーとミック・ジョーンズが曲作ってるとこ、見たことあんのかよ、クラッシュのレコーディングしてるとこ見たことないだろとちょっと突っ込みを入れたくなってしまう。

    とにかく、このアルバムでクラッシュがガラッと変わっちゃったのは確か。その代わり身の凄さには本当に当時はびっくりしたもんです。で、なんだかんだ言いながら、このアルバムはクラッシュの4人が下手な演奏をカバーするがために創意工夫しつつ作り上げた紛れもないロックアルバムであり、純粋な創造物なのだと信じたい気持ちのほうが強いんですけど。

    ただ、レニー・クラビッツのアルバムやら、ニルヴァーナ「ネヴァー・マインド」にしても、その当時の最新のレコーディング技術と機材を使って録音されているのだ、という事実には誰も異論はないはず。
    実を言うと最初に買ったのは「ロンドンコーリング」のシングル版だったんですが、最初聴いたときはその音のよさに感動しましたよ。これがパンクか!と。

    あと、雑多な情報ですが、そのシングルのB面に「ハルマゲドン・タイム」っていう曲があったんですが、これはアルバムのほうには入ってない。オウム事件が起こる前から「ハルマゲドン」っていう言葉をここで学習してましたね。まあ、中学の英語で習うような言葉じゃないです。

    あと、ジャケットはプレスリーのアルバムのパクリです。ただ、この場合のパクリっていうのは、ただ闇雲にパクってるって言うことではなく、そこには何らかのメッセージがあった、っていうか、アンディー・ウォーホール以後なんで、こういったコラージュ表現も表現の一つとして確立されていたということでしょうか。さらにいうとなんせパンクなんで、俺たちはプレスリーじゃねーんだという挑戦的な意味合いもあったんだろうと思う。

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