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- / ISBN・EAN: 4562102150619
感想・レビュー・書評
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練習フィルム
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『桂子ですけど』
永遠に時間を数えたり、「さようなら、こんにちは」「おはよう、おやすみ」を繰り返したり、何も動きのない光景を永遠と観させられたり、座って見続けるにはまるで拷問のような作品。色や<時間>にこだわってるんだろうけど、園子温の魅せ方って毎回、極端すぎる。そこがいいんだけども、今回ばかりはしんどかったです。(きっと良い意味でだと信じてます)
『俺は園子温だ!』
画質を粗くしたり、音楽とかが効果的に流れたり、ぶれぶれの手持ちカメラだったり、ピント合ってなかったり、アナーキー感が溢れてる。『桂子ですけど』と同じように<時間>がテーマなんだけど、魅せ方が全然違う。タイトル通り、園子温が好きなことやって、これが俺だぜ!文句あるか?って言ってる作品。
2作品とも、園子温が好きなことやってること満載でした。 -
ものすごく「撮りたかったモノ」を見せつけられた。という感じ。
実験的とは言えない。
こういう作品も撮ってたんだなぁ…と思う。
園子温が気になったら、絶対観るべき。
一番撮ってて楽しかったんだろうけど、一番編集してて哀しくなったと思う。
若手の映画監督は大抵ポルノ映画を撮ることでお金を稼いでいた時代に、ポルノの道には行かず、こういう作品を撮り続けた園監督の歴史が観れる貴重な一本という意味で星5つ。
80年代後半か90年代初めにこれが日本で撮られてたらもっと衝撃的だったのかも。97年の作品です。
そもそも園作品好き以外の人は手にも取らないだろうけど、普通の映画が観たい人は、観てもなんも面白くないと思います。 -
作家の処女作には、自然とその後を決めるテーマがすべて入っているものだと聞いたことがある。
そういう目で観るとたしかに『俺は園子温だ!』も、その後を決定づけている作品であり、強烈で面白かった。こっちは★5個。
「撮る」ということへの姿勢と思想は、最初からすでに顕著である。
しかし、メインタイトルになっている『桂子ですけど』は、作品を作ることに手慣れてきた頃であるせいか、退屈極まりない作品だった。 -
桂子ですけど のみ鑑賞。
うんざり。本当につまらなかった。