バッド・エデュケーション [DVD]

監督 : ペドロ・アルモドバル 
出演 : ガエル・ガルシア・ベルナル  フェレ・マルチネス 
  • アミューズソフトエンタテインメント
3.53
  • (81)
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  • (8)
本棚登録 : 749
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427652842

感想・レビュー・書評

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  • DVD

    弟は、結局何のために生きているんだろう?何を愛していたんだろう?
    演技に全てを捧げ、人生そのものが演劇なのかな

  • BAD EDUCATION
    2004年 スペイン
    監督:ペドロ・アルモドバル
    出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/フェレ・マルチネス/バビエル・カマラ

    今回は監督の自伝的要素もありホモもあり(笑)というので、ひさびさにまた悪趣味全開なのがみれるのかな、と思って期待してたんですけど、期待通り、すっごい面白かったです!フライヤの色彩がものすごく私好みの赤と黒と薔薇とゴシックの世界だったので…本編の映像もそんな色彩感覚満載で満足でした。

    そしてやはり特筆すべきはガエル・ガルシアくんの女装でしょう(笑)。彼は今回ほんと新境地…というか、女装(それもコテコテのオカマ風)もそうですが、太ったり、痩せたり、髭だったり、魔性だったり、さまざまな表情を見せてくれて飽きません。

    ストーリーのほうも、現実の世界と、回想の世界、そしてさらに映画の台本の世界、と幾重にも絡まった世界が交互に紡がれて、少しずつ謎が解かれてゆくのでやっぱり飽きない。

    少年時代の回想(というかイグナシオのシナリオの映像化部分)は、ほとんど少女マンガでいうなら「風木」の世界で、でも少年イグナシオの愛らしさと、彼がボーイソプラノで歌う「ムーンリバー」や「帰れソレントへ」は涙ものの美しさで、だからこそ余計に、それが失われてしまったことへの哀切な想いみたいなのが増すんですよね。

    それらの美しさやイグナシオとエンリケの儚い恋を打ち砕いた神父に対してはホントに腹立たしい気持になるんですが、後半、彼らが再会してから、どんどん意外な事実が明かされていくにつれ、彼もまた不幸な執着に囚われた犠牲者に思えてくるから不思議。号泣することも爆笑することもない映画ですが、とても好きな映画です。

    (2005.07.29)

  • これはさ、これはだめでしょ。
    ジャケットの鮮やかさに期待させといて本編劣ってるし。

    構成が複雑すぎる感は否めないけれど、愛憎の激しさが乱立してるところは深いなあ。
    ただ、好きになれない。

  • ストーリーの流れが複雑。オチは切ないけど、お互い忘れてなかったんだなーとうかがい知れて、よかった。別の道があったら二人はどうなってたんだろうと…思わずにいられない。

  • 「仕事に飢えた役者なんてエロティックじゃない」
    ムーンリバー
    1ペセタ

  • すごく昔に観たことがある気がする。公開時、劇場で見たのかも…15年くらい前?
    その頃、ガエル・ガルシア・ベルナルのドラァグの時の美しさにドキドキした気がする。その頃なら星は4つだったかな。
    好みが変わったのか、星は3つの気分だけれど、俳優も映画も美しさは変わらずでした。

  • 美しい色彩。人間の感情・苦しみを繊細かつ深く描いた描写。見事な構成。とてもとても完成度の高い映画。
    固くて重い赤ワインを飲んだあとのような余韻。

  • ガエル・ガルシア・ベルナルが観たくて。
    映画内での小説/映画が入れ子になっている少し複雑な構成。
    まぁまぁかなぁ。同性愛とサスペンス的な要素が混ざりあって、観ている人をあざむくような

  • この人の作品は色が鮮やかで映像がすごくきれい。
    そしてめっちゃ激しい!情熱的!
    さすがスペイン。異世界でした。
    主人公の2人めっちゃかっこよかった!
    この映画は女の人がほとんど登場しなくて、男と男の恋愛の話。
    とても悲しいけどきれいでした。
    おすすめです!

  • ペドロ・アルモドバル好きだなぁ。

  • 始まりは二流の香りがぷんぷんして、
    「あー失敗したかな」って思ったものの、
    途中からの展開が面白い!!
    役者さんたちの「恋」の表情と「欲」の表情の
    使い分けもうまーい。

    あと使われてる色が、いかにもラテンな感じで
    外国映画の雰囲気満点でした。

    フェレ・マルチネスがいけめん。

  • 鮮やかな色彩の映像美、少年の清らかな歌声、男たちの愛憎劇、全体的に濃ゆい映画であるけど面白い。

    あらすじは、映画監督のエンリケのもとに神学校の頃の友人のイグナシオが訪れる。売れない役者であるイグナシオは映画に出して欲しいと脚本を持ち込む。その脚本は二人の神学校での思い出であった。イグナシオはエンリケの初恋の相手であったが、現在のイグナシオに少年の頃の面影を感じ取れないエンリケはイグナシオに疑惑を持ちはじめて…という内容。

    現在と回想と劇中劇との3つが絡まりあって話が進むので複雑だけど、謎解きの要素もあるので面白い。切ないラストだけど、イグナシオにも少年のころの思いが残っていて、失ってしまったものを取り戻そうとしていたことがエンリケに伝わったところが救いだと思う。

  • とにかく終始おもしろい。
    アルモドバル監督のちょっとミステリー。ムーンリバーを歌う美少年もいい!そしてルイスオマールー♪

  • 監督は自分を美化しすぎちゃいませんか

  • これは面白かった。
    凄くミステリーぽいところもあって、引き込まれた。
    最初ストーリーがわからなくなるけど、ネタばれなんかをよんで理解できた。

    美しい男子が美しい

    DVDほしいかも

  • 濃い。
    ラストの手紙がなんともせつなかった。

  • えろてぃっくな場面よりも女装したイグナシオの服が好みでたまらなかった思い出

  •  引き続きガルシアベルナル祭り。でもエンリケ役の俳優さんもとっても良い味出てました。どろどろ。

  • 構成が面白かった。

    ペドロアルモドバル監督の映画はこれで3本目だけど
    一番普通に見れた。
    あんまり肌に合わないってイメージだったけど大丈夫だった。

    少年期の回想にキュンと来た。

    おっさんが青年に恋をしているのも哀愁だった。


    (2004/LA MALA EDUCACION)

  • うーん。
    ゲイ映画だけどあまり共感出来なかった。
    スペイン映画って苦手なのかワタシ…

    (10,03,04鑑賞)

  •  修道院の神父による性虐待からその後の二人の青年を追い、さらにそれをテーマにした映画を撮影するという場面、兄の身代わりとなった主役、兄を殺害することなど、明るい映画ではないが、スペインの状況ということがよくわかる。

  • 「究極の愛か、欲望か」


    1980年、マドリード。
    若くして成功した映画監督エンリケ(フェレ・マルチネス)のもとに、イグナシオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)と名乗る美青年が、自作の映画脚本『訪れ』を手に突然現われる。その名は16年前にエンリケが少年時代を過ごした神学校寄宿舎での親友の名前。だがエンリケは、アンヘルという芸名で舞台俳優をしているというその青年に、かつてのイグナシオの面影を見出せない。しかし脚本には、彼らの少年時代の引き裂かれた悲劇が描かれていた。
    少年時代のイグナシオ(イグナシオ・ペレス)は聖歌隊に属し、寄宿学校の教師であるマノロ神父(ダニエル・ヒメネス・カチョ)のお気に入りだった。やがてイグナシオ少年とエンリケ少年(ラウル・ガルシア・フォルネイロ)は互いに恋心を抱くようになるが、マノロ神父は2人の関係を邪推し、イグナシオに手を出したあげく、エンリケを退学処分にしてしまう……。
    脚本を読み終えたエンリケは、すぐイグナシオに映画化を約束。だがエンリケは、目の前のイグナシオがかつての親友と同一人物だとはやはり思えず、イグナシオの故郷を訪ね、彼がすでに死んでいることを知る。
    数日後、イグナシオと名乗る男は、『訪れ』の主役サハラ役のオーディションを懇願しに現われる。エンリケはその申し出を受け入れ、同時に彼を愛人にする。やがて『訪れ』の撮影のクランクアップの日。エンリケは、ベレングエルと名乗る男(ルイス・オマル)の訪問を受ける。彼こそはかつてのマノロ神父だった。そしてイグナシオと名乗る青年は、実はイグナシオの弟。ベレングエルは彼に恋してしまい、2人で計画を立てて、イグナシオを薬物死させたのだ。
    しかしベレングエルは恋に破れ、マノロ神父の罪を描いた映画はそのまま公開されるのだった。

  • まさか同性愛映画だと思わなくて見たから最初ちょっとびっくりしたけど
    構成が面白かった!
    回想だと思ったら劇中だったり。

    でもかなり衝撃。

  •  ゲイの映画監督エンリケの基に少年時代の初恋の男イグナシオを名乗る男が、自分たちの少年時代を基にした脚本を持って現れる。エンリケは彼がイグナシオだとは思えない。果たして彼は本当にイグナシオなのか。
     アルモドバルの半自伝的映画(らしい)

     「トーク・トゥ・ハー」が恋愛の醜い部分を圧倒的な美で描いたのだとすれば、この「バッド・エデュケーション」は恋愛の醜い部分をありのまま描いている作品だ。虐待や利用、純粋な恋愛以外の感情を織り込んで関係が交差していく。
     「トーク・トゥ・ハー」と同じく、劇中劇が大きな要素となる。劇中劇と主人公の想像、実際の過去の出来事が次々と出てくる見せ方が面白い。

     面白さと芸術性をあわせ持っている。

  • 同性愛関係の映画だと知らないでみるとたぶんびっくりしちゃうので調べてから見たほうが良いと思います 私はびっくりしました 

    この監督さんはボルベールが一番良作だと思う 
    3作見て共通してのるのは色彩の美しさでした スペインの光に似合うはっきりした色彩。ガエル・ガルシア・ベルナルの手がきれいだった
    幼少時代のイグナシオの目と歌声が綺麗でした 美形ではないけど綺麗。

    ただ話はものすごく人を選ぶと思う 後味はよくない

  • あんな綺麗な声でムーンリバーを歌われたら、別世界へ連れていかれそうだわ。

  • あのガエル様渾身のおかま役にゾクゾクしながら、ガエル様の相手!?役(エンリケ)にも十分ゾクゾクさせられます。アルモドバル監督らしい独自の視点から数奇な展開を辿る本作。 
スペインという文化と、秘められた禁忌を犯す共犯者達の宴。この二つの要素で十分です。 

一番ピュアに見えたのは死んだ正真正銘のイグナシオでした。 
まぁ今回も監督さんにヤラれた感じです。

  • ストーリーはえええ…??という感じだった。
    わかるが、わからん。

    映画界に対する予備知識はないので、飽くまで素で見た感想としては、うーん。。。という。


    とりあえず、少年時代のイグナシオが美少年。
    ムーンリバーのあたりで個人的最高視聴率だった。
    あのまま、きれいなまま、仮面の告白的なフェティシズムになるのかと思ったら、予想以上に愛憎渦巻いてた。。。

    神父が終わってる。
    映画としては良い意味で、最高に気持ち悪かった。


    BLとかさ…美化されがちだが、現実はこんな感じに、ドロッドロなんかもなー。
    でも、あたしはベニスに死すとかの方が好きですた。
    (※同性愛がきもーという訳ではなす。)

  • 美しい。とても美しい。

  • ガエル・ガルシア・ベルナルの演技がすごい。演じ分けができている。
    ゲイ映画だから、ダメという人もいるかもしれないけれど、それは、もったいない。
    ハリウッド映画と違って、全体的に画面の光度が低いのも、この映画にはあってたと思う。

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