2018年現在、ボン・ジョヴィのベストアルバムは何種類もリリースされていますので、敢えてこのアルバムを薦める理由も無いのですが、、、自分が、初めて、ボン・ジョヴィに出会ったアルバムとして、大変に思い入れの深い一枚です。1994年リリースですね。彼らの歴史上、初のベストアルバムだったようです。
自分は1978年生まれでして、このアルバムを知った時は、ちょうど高校生でした。それまでの自分の音楽に触れた歴史というと、殆どが邦楽ばかり。洋楽は、まだまだ、ほぼ未知の領域。でも、ちょっと背伸びして、洋楽、というジャンルも聴いてみたい、、、でも、何から聴いたら良いのだろうか?全然わからない、、、
そんな洋楽初心者の自分には、何しろキャッチ―な曲勢揃い!のこのアルバムは、洋楽入門、ボン・ジョヴィ入門として、圧倒的にジャストフィットでした。語弊のある言い方ですが、本当に、聴きやすい。どキャッチ―。分かりやすい。これぞ親切。な、そんな一枚。
このアルバムを入り口に、「洋楽」という大きな海原へ自らの船を出した、と言う意味では、本当にまあ、大切なアルバムである、ということができる一枚なのですよね、自分にとっては。ちなみに、このボン・ジョヴィのベスト盤と、もう一枚、エアロスミスのベスト盤「ビッグ・ワンズ」が、自分にとっては洋楽のスタート地点です。どちらも、本当に思い入れのある存在です。
このアルバムのオリジナルな新曲としては、「サムデイ・アイル・ビー・サタデー・ナイト」と「オールウェイズ」が収録されていますが、当時の世間的には「オールウェイズ」の方が、圧倒的に注目されていた、記憶があるのですが、個人的には「サムデイ・アイル・ビー~」の方が、好きでしたねえ。なんだかホノボノしていて、陽気で、わっかりやすいロッケンロールな感じで。
他にも「ベッド・オブ・ローゼス」「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」など、所謂バラードの名曲!と呼ばれる曲も収録されていますが、そっこらへんは、あんまピンとくることもなく、、、どキャッチ―なハードロック大定番の「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」「バッド・メディスン」「夜明けのランナウェイ」あたりばっかりをリピートして聴いては「カッコええなあ!!」とか思っていた、そんな記憶があります。
一応、ボン・ジョヴィは、音楽ジャンルでいうと、ハード・ロック、に分類されるのでしょうかね?自分にとっては、圧倒的にカッコいい音楽、という自己認識として、ボン・ジョヴィは、ロックンロールそのもの、という分類になります。とても大切な存在です。