ブロウ・バイ・ブロウ

アーティスト : ジェフ・ベック 
制作 : ジェフ・ベック 
  • Sony Music Direct (2006年1月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4571191056269

ブロウ・バイ・ブロウの感想・レビュー・書評

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  • 大人っぽすぎ

  • ギター小僧のマストアイテム。

  • 邦題は「ギター殺人者の凱旋」といいます。
    初耳の方もおられるとおもいますが、あんまり邦題は有名じゃないんで日本でもブロウ・バイ・ブロウと呼ぶのが一般的です。
    このジェフ・ベックは、エリック・クラプトンとジミー・ペイジと並んで3大ギタリストと呼ばれています。
    ただこれは同じヤードバーズというバンドから輩出されたギタリストなのでこう呼ばれているだけで、同年代だとジミヘンとかリッチーの方が格段に上手いと思うし、現在ではもっと凄いのがいっぱいいます。
    まぁ、こういう呼ばれ方してるよってだけです。
    たしか中学生の頃でしたかね、ブルースと60〜70年代のロックにハマっていたのでこの辺りのCDを聴き漁りましたねぇ。
    今となっては凄い懐かしいですが、クラプトンのクロスロードとかいとしのレイラとかよくコピーしてましたよ。
    んで、このブロウ・バイ・ブロウもよくコピーしました。
    正直最初のうちはあまりジェフ・ベックはピンとこなかったんですよ。
    むしろクラプトンの神憑り的なインプロヴィゼーションやジミー・ペイジのイカサマギターソロの方が好みでした。
    でもこのブロウ・バイ・ブロウの次のアルバムであるワイアードを聴いたとき、そのスリリングな曲展開とギターインストゥルメンタルの美しい世界にハマってしまい、その後でブロウ・バイ・ブロウの良さが改めてわかったんですよ。
    んで、アルバムの中身に入ります。
    このアルバムは、先に書きましたが、ギターインストゥルメンタルアルバムです。
    すなわちボーカルがありません。
    ですが、曲自体が素晴らしいのとそれを存分に聴かせることができる力量を持っているため、聴いていて飽きません。
    基本この人は自分で曲を書かず、代わりに他の人に書いてもらいます。
    例えばシーズ・ア・ウーマンはビートルズの曲をカバーしたものだし、悲しみの恋人達はスティービー・ワンダーに提供してもらった曲です。
    その他の曲も自分一人で書いた曲はありません。
    ですが、なぜか、どの曲もジェフ・ベックの色で染められています。
    理由は数点あります。
    まず、指先の使い方が非常に上手い。
    元々この人はブルースを基調としたロックをやってました。
    ですから自分の感情を指先で表現するのに長けているのです。
    特に悲しみの恋人達で聴かれるような、いわゆる泣きのギターがすごい。
    また、スキャターブレインで聴かれるようなテクニカルな早弾きもおもしろい。
    あのフレーズは聴いている以上に弾くのが難しいので、今でも私の練習フレーズの一つです。
    二つめは、様々なジャンルをクロスオーバーしている点。
    ブルースやロックだけではなく、このアルバムではジャズやファンクといったジャンルの側面が見受けられます。
    ちなみにジャズギターのスタイルは次のアルバムであるワイアードにも引き継がれます。
    このアルバムが後のフージョンというジャンルの始まりであると言われています。
    三つ目に、様々なエフェクターを使用している点。
    トーキングモジュレーターやMXRのブルーボックスといったバラエティに富んだ、トリッキーなサウンドを聴かせてくれます。
    ちなみにトーキングモジュレーターはピーター・フランプトンが、フランプトン・カムズ・アライブというアルバムで使用しているのを聴いて後に使うのをやめたそうです。
    まぁ、要するに適材適所というか等身大というか、自分の考えをギターを通して表現することのできるセンスの固まりということですw
    ちなみにこのアルバム自体、ジャケットの印象も含めてクールな雰囲気を醸し出しているのでジェフ・ベックはクールなのかなと思いがちですが、彼がソロでのキャリアをスタートする前に組んでいたジェフ・ベック・グループやベック・ボガート・アンド・アピスでは非常にハードでブルースくさい、熱いロックを聴かせてくれます。
    またいつか紹介したいと思いますが、ジェフ・ベック・グループではトゥルースやベック・オラといったアルバムが素晴らしいです。
    特にボーカルであるロッド・スチュワートのしゃがれた声がかっこいい!!
    これらのアルバムは音の塊が暴力的に襲いかかってくるような印象で、ジミー・ペイジは彼らのサウンドを後のレッド・ツェッペリンの模範とします。
    すなわちハードロックの布石を作ったのはジェフ・ベックだといえるわけです。
    しかし今でもギタリスト然とした構えを貫き通しているのはこの人の他にはあまりいませんね。
    余談ですが、このアルバムのジャケットがかっこいいので、私も真似してブーツカットのジーンズにハマった時期があります。
    彼は本当に偉大なギタリストです。

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