- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988135567208
感想・レビュー・書評
-
嫁さんがレンタルビデオ屋でDVDを借りて観ていたのを横からチラッと覗いていたんですが、戦闘シーンのリアルさとカメラワークの巧みさ、風景映像の美しさ等々の映像美に目を奪われてしまい、いつの間にか私のほうが真剣に観ていました。
映像的には素晴らしいのひと言で、特に戦闘場面の生々しさは戦場に対する嫌悪感を高めます。
そして、美しい平和な場面とのギャップを目で感じ、自分がその場にいたとしても、同じように逃げ出したくなったろうなーって、思い切り感情移入してしまいます。
しかし、映像的な面では、非常に関心し感動した作品でしたが、内容はやや不満足。
簡単に解説すると、、、
-----------------------
第一次大戦下のフランス、幼い頃の病気の後遺症で脚が不自由なマチルドは、戦場に旅立った恋人マネクの帰りを待ちわびていたが、ある日、マネク戦死の悲報がもたらされる。
彼を含めた5人の兵士が軍法会議で死刑を宣告され、武器も持たずにドイツ軍との中間地帯に置き去りにされたという。だが、マネクの最期を見届けた者はいない。
不思議な愛の直感を信じるマチルドは、マネクがまだどこかで生きていると確信し、私立探偵を雇い独自の調査を始めると共に、自らの直感を頼りにマネクの消息を尋ねて回るのだった…。
-----------------------
という物語なので、生き残った人の証言や残された手紙等から謎解きのように当時のことを推理して行くのですが、関連する登場人物が多いことから相関関係が難解なうえに時間軸もわかり難く、なかなか状況を理解できず苛々してしまいました。
さらに、名前がフランス語なので覚え難いのと、登場人物が軍服姿で髭面というパターンが多く映像的には判別し難いのが要因だと思うのですが、物語の骨格になる部分だけに理解できないまま物語が進んでしまうのがツライです。
つーことで、映像的には「◎」、ストーリー的には「△」という評価になるのですが、もう一度、ゆっくり観ると評価も変わるかもしれないな。
そうそう、脇役ですが大事な役でジョディー・フォスターが出てます。
それから、ジャック・タチ風の郵便配達屋さんが頻繁に出てきます。これがなかなか良い。ジャック・タチを意識しているのかなぁ・・・ジャン=ピエール・ジュネ監督に聞いてみたいものです。
-----------------------------------------------------------
監督: ジャン=ピエール・ジュネ Jean-Pierre Jeunet
製作総指揮: ビル・ガーバー Bill Gerber
ジャン=ルイ・モンチュー Jean-Louis Monthieux
原作: セバスチャン・ジャプリゾ Sebastien Japrisot
『長い日曜日』(東京創元社刊)
脚本: ジャン=ピエール・ジュネ Jean-Pierre Jeunet
ギョーム・ローラン Guillaume Laurant
撮影: ブリュノ・デルボネル Bruno Delbonnel
美術: アリーヌ・ボネット Aline Bonetto
編集: エルヴェ・シュネイ Herve Schneid
音楽: アンジェロ・バダラメンティ Angelo Badalamenti
出演:
オドレイ・トトゥ Audrey Tautou マチルド
ギャスパー・ウリエル Gaspard Ulliel マネク
ジャン=ピエール・ベッケル Jean-Pierre Becker エスペランザ
ドミニク・ベテンフェルド Dominique Bettenfeld アンジュ・バシニャーノ
クロヴィス・コルニアック Clovis Cornillac ブノワ・ノートルダム
マリオン・コティヤール Marion Cotillard ティナ・ロンバルディ
ジャン=ピエール・ダルッサン Jean-Pierre Darroussin ゴルド伍長
ジュリー・ドパルデュー Julie Depardieu ヴェロニック・パッサヴァン
アンドレ・デュソリエ Andre Dussollier ピエール=マリー・ルヴィエール
ティッキー・オルガド Ticky Holgado ジャルマン・ピエール
ジェローム・キルシャー Jerome Kircher バストーシュ
ドニ・ラヴァン Denis Lavant シ・スー(フランシス)
シャンタル・ヌーヴィル Chantal Neuwirth ベネディクト
ドミニク・ピノン Dominique Pinon シルヴァン
ジャン=ポール・ルーヴ Jean-Paul Rouve 郵便配達人
ミシェル・ヴュイエルモーズ Michel Vuillermoz プチ・ルイ
ジョディ・フォスター Jodie Foster エロディ・ゴルド
チェッキー・カリョ Tcheky Karyo ファブリエール大尉
リュファス Rufus ベルトン
アルベール・デュポンテル Albert Dupontel セレスタン・プー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軍法会議で死刑を宣告された5人の兵士は、敵との中間地帯に放り出される。その兵士の1人にマチルダ(オドレイ・トトゥ)が愛する恋人・マネク(ギャスパー・ウリエル)が含まれていた。5人の兵士は死んだとされているが、マチルダはマネクの消息を追う。
二つの物語が交互する大作。愛する人を捜索するヒロインのパートはミステリーとして十分楽しめますし、戦場で戦う恋人のパートは戦争の悲惨さとファンタジックで美しい映像を堪能出来ます。要所要所にユーモアを取り入れ重くなりすぎないところも良いです。
若くして大スターの風格を備えるオドレイ・トトゥは魅力たっぷり。脇役ながらフランス語を操り体を張るジョディー・フォスターも流石の存在感です。 -
「アメリ」と同じく、ジャン=ピエール・ジュネ監督×オドレイ・トトゥ主演作品。
戦死したと知らされた婚約者をまだ生きていると信じて探し続ける女性の、謎解き映画。ストーリー自体はまあまあだったけど、やっぱりあの独特なセピア調の映像が素敵で、画面を見ていて飽きることはなかった。ラストのシーン、好きだなぁ。 -
アメリの監督ジャン=ピエール・ジュネが、再びオドレイ・トトゥを主人公に据えた作品。くすんだ茶色や緑色に統一された戦場、それとは対照的に美しい海や農地に監督による映像へのこだわりが窺えます。
フランスでは4000万いる国民のうち、800万人の男性が戦場に送られ、死んでいきました。そうした時代背景を反映させた映画です。ティナ・ロンバルディやエロディ・ゴルドなど、脇役の女性の物語もしっかり描かれています。
この作品はフランス映画か、アメリカ映画かでもめた作品でもあり、監督解説でも何度かそのことに触れています。 -
(?)
-
よい(^^
-
映像の美しさがシーンごとにあり
目が離せない
脇役たちの存在の大きさもさることながら
物語の中核を担うのは
なんたるも大きな愛
恋人を愛する色んな愛の形がある -
『アメリ』の雰囲気を
そのまま持ってきた
オドレイ・トトゥと監督
画面の切り替えとか
主人公の性格がすき -
戦争がテーマの映画なので楽しい話ではないけれど、
主人公の婚約者を信じる(信じたい)気持ちが強く伝わってくる。
画も、フランスの田舎の家やお店の雰囲気が素敵。
戦争がなければ、
映画になるような人生にならずに
幸せにいられた、という人はたくさんいるんだろうなと
戦争映画観るたびにおもう。 -
戦争絡みのアメリだったなぁ~
監督と主演が一緒だったから仕方ないけど。
アメリが退屈だった僕にはちょっとキツかった。
ストーリーがあったぶんマシだったけど。
マクドが格好いい!!
可愛いww
やっぱり大人になる前の外国人はいいなぁ~
大人になると嫌だけど。
外国人だけはショタかも、僕orz
マチルドにとって、マクドが生きていたことは救いだったんだろうけど
僕だったらどうかな?
記憶を失っていてもいいとは思えないや
愛した人が生きていたことは嬉しいけれど
前と同じようには戻れない。戻らない。
記憶を取り戻したらマクドは辛い戦争まで思い出す。
ハッピーエンドに見えてハッピーエンドじゃないよね。
戦争は嫌だ。
やっぱり僕は現代人で綺麗なものしか見たくない人間だ。
戦争なんて国のためなんて血反吐が出るくらい馬鹿馬鹿しい。
バベルの塔を築かなければ戦争なんてなかったんだろうか?
神に刃向かった罰は現代まで続いているのだろうか? -
結構好きだなー残酷さも喜劇要素もある。
なによりギャスパーかこいい!
トトゥの強い心がすてきだな。こんなに誰かを愛せたらいい
砂利を見たらかっこよく止めると決めてるのさ!
MMM! -
あんなふうに戦争で消息が絶たれた人を探しあてることができるものなのでしょうか。
-
これを見ると、信じるものは救われる。という言葉を思い出します♪
-
オドレイがかわいい〜〜!!!でも、最後の・・・その後が知りたいのです!
-
アメリよりも先に観たかった。映像が美しくて観終ってから帽子を買いに走りました。何故ここにジョディ・フォスターが?
-
おとぎ話的な恋愛と残酷な戦争の描写が絶妙に織り交ざっていて、映像がとても綺麗。ラストもハッピーとは言えない悲壮感が漂うなかで、映像があまりにも美しくて、印象的です。
-
途中で寝ました。。アメリを期待するとがっかりです。