青い棘 [DVD]

監督 : アヒム・フォン・ボリエス 
出演 : ダニエル・ブリュール  アウグスト・ディール  アンナ・マリア・ミューエ 
  • アルバトロス
3.53
  • (21)
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本棚登録 : 194
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318006512

感想・レビュー・書評

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  • ハンス許さねえ

  • ダニエル・ブリュール26歳。
    1927年にドイツで実際にあった事件。寄宿学校の生徒が幸せの絶頂にお互いを殺すということにした。出てくるのがほとんど20前後の学友といった若者ばかり。ナチ前夜。パウルが恋するギュンターの妹がなんとも奔放でこのやろうって感じ。作り物の話だったら勝手にやってよ、という感じだが、実話だし全画面とおしダニエル・ブリュールが映ってるのでよし。

    実際は20歳位の若者がやった事件だが、当時の若者は飢餓や恐慌など経験し今の20歳よりも老成しているので実年齢より高い俳優を使った、との映像特典での監督の弁。夜中のパーティーでレコードをスクラッチする場面があって、当時もそんなことをしたのかと思ったら、あれはご愛敬さ、とのこと。

    原題「Was nützt die Liebe in Gedanken」 What is the use of love in thoughtsが英語の直訳らしい。

    2004ドイツ
    2019.2.8レンタル

  • Epic.Epic.Epic.

  • 実際にあった事件を元にしたドイツ映画。アナザーカントリーやモーリスの映像美に毒を散りばめて耽美でJUNEにした印象。好きな男を妹に奪われる兄とその妹に片思いする親友との間で交わされるある契約。衝撃の結末だが、詩的な台詞とドイツ郊外の田園風景の美しさに心洗われる為か不思議と鑑賞後の後味は悪くない。冒頭の寄宿舎から別荘へ行く途中、楽しそうにじゃれ合っていた親友同士の描写が切ない。

  • 「ぼくらは最も美しい瞬間にこの世を去るべきだと思わないか?」

  • 「ブロークバック・マウンテン」に続き、私的ファンタジー映画祭第二弾。これはもう、萩尾望都の世界。素晴らしきドイツデカタンス。が、登場人物がイマイチ魅力に欠ける。何故団子顔で足の太い娘があんなにモテモテなのか。何故兄妹ですきっ歯のコックを取り合うのか。ハンス役のトゥーレ・リントハートは「誰がため」とかはカッコいいんだけど。結局事件の中心は、このすきっ歯コックなのね。三人でお楽しみだったのが、いつのまにやらハンス&妹が乳くり合い始めて、兄が居たたまれなくなるって、これ以上哀しいシチュエーションがあるでしょうか?妹やハンスみたいに肉欲と愛情が等価だと思えればよかったのに、パウルや兄はなまじ愛と言うものの精神性に拘ってしまったが為に、こんな結末になってしまったんじゃないだろうか。まさに青春の蹉跌。どうでもいいけど、ダニエル・ブリュールって庄司陽子が描く男性の顔っぽい。

  • 美少年祭り

  • 僕らは一番美しい瞬間にこの世を去るべきだと思わないか?


    (LOVE IN THOUGHTS)

  • ヒルデ役の女の子が16歳…もう完成された顔立ちですね。ハンスもギュンターも最初から顔が幽霊の様。特に、最後ギュンターの死相の浮かびあがったあの表情は、まるで恍惚さえ感じているようで美しい。エリにほいほい付いてくパウル、童貞だからか。

  • アウグストディールがとにかく美しい
    目の下のクマさえ病的で美しい
    普段は映画を観ているうちに気が散っていくのだけど、この映画ではあっという間に時間が過ぎていく
    いやホント美青年だわ

    ドイツで実際に起こった事件の映画
    ヒトラーが出てくる前だからなのか、ゲイが特別視されていなくて驚いた
    今まで観てきた映画は、ゲイであることを隠していたり、腫れ物のように扱われていたから
    ギュンターがゲイであることを、周りの人間は承知していて、かといってそのことで特別気を使っているわけでもなさそう
    障害者にとっても、こういう風に接してくれるのが一番うれしいのかもしれない

  • 無駄に暴力的…

  • 両大戦間の1927年、ドイツ・ベルリン。実際に起こった事件「シュテークリッツ校の悲劇」の映画化。


    なんというか、画面いっぱいにあふれる退廃的で耽美的で気怠いムードがたまりません。同性愛とか近親相姦とかがほんのり香って、もろに、竹宮恵子や萩尾望都のマンガの世界。10代の繊細さと残酷さが、とても10代には見えない俳優たちによって、みごとに表現されている感じ。しかし、何も死ぬことはないじゃないか。やっぱり10代はケッペキなのかな。


    兄をはじめ、男をぶんぶん振り回す美少女・ヒルデの顔が、ちょっと妖怪めいているようでコワい。目がギラギラしているのがいけないのか、年齢不詳の顔だ。ヒルデ以外にも、男女そろいもそろって、個性的な顔立ちの人が多かった。なんかそういう、下手に手を入れずにあるがままにしているところが、ヨーロッパって感じ。

  • 嫌いじゃないけど何回も観たい感じじゃない やりきれなくなる

  • ひたすら綺麗な映画。兄妹も映像も。

  • 「ぼくらが死んでも、悲しまないでほしい」

    パウルとギュンターの二人が、
    別荘までの田舎道を
    自転車に乗って走り抜けるシーンと、
    黄金の枯草畑をかきわけて歩くシーンが好きです。
    空がとても青い。

    彼ら自身が棘なのか、
    棘に刺さったのが彼らなのか。

  • 美しい。思春期中二病も撮り方でここまできれいになる…

  • 映像が綺麗だよ。アブサンを飲むシーンとかすごく好き。
    ヒロインがかなりのビッチ設定なんだけど、すごくかわいい子です。

  • DVDにて鑑賞。

  • ・実話に基づいている
    ・全体的に静かなトーン
    という自分が好きになる映画の条件を満たしてるけど、何だかなあ・・・という作品。
    タイトルが示す「青い」部分がダメだった。
    若いってのは罪だね。
    美しくない。
    それどころか醜い。
    正直「勉強してマスかいてうんこして寝ろよ」と言いたかった。
    自分も劇中のような考えを持ったことはあるけどさ、こんな感じで乗り切れるものだと思う。
    普通の青少年は。
    若者の小便臭いデカダンスが好きな人には感情移入できるかな。
    歳を喰って平凡な人生を歩んでる人は楽しめない映画かも。

  • 秘密

  • ノンフィクション
    別荘
    多角関係
    約束
    事件

  • ドイツ映画

  • ひたすらうつくしい ドラマティックではないけど内容も最高

  • 笑えるくらいのカオス

  • [WAS NUTZT DIE LIEBE IN GEDANKEN/LOVE IN THOUGHTS ドイツ2004]
    2005.12.17.- シアターキノ 公開

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