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- / ISBN・EAN: 4988105048515
感想・レビュー・書評
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2014/1/12
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大島監督のデビュー作みたいですけれども…うーん…といった感じですかね…。「青春残酷物語」みたいな熱いノリはありませんでしたねぇ…おまけに僕の見方が悪いのかどうか知りませんけれども、なんだか役者陣がどれもこれも大根に見えてしまい…ストーリーの流れもちぐはぐに思いました。
ヽ(・ω・)/ズコー
それでも! 当時の貧しい家庭の環境は伝わって来るものがありましたし、見て損することはないかと存じます…こうした昔の日本映画って昔の日本の風俗とかを知る参考資料になる…みたいな名目の元、見ている感じが僕にはあるので、そうですねぇ…街の風景とか、ああ当時の日本はこんなんだったんだなぁ…ということが知れて興味深かったですね!
ま、今んところ大島監督の作品で一番良いのはやっぱし「青春残酷物語」ですかねぇ…今作も悪くはないんですけれども、僕が馬鹿なのか登場人物たちの熱量がこっちに、つまりは見ている側には伝わってこなかったですねぇ…おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー -
(1959年作品)
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大島渚監督…追悼の意をこめて…見直してみた。
初監督作品だ。これを、はじめてスクリーンで観たとき、
ボクは、幼い頃、親戚のお兄さんがしきりに話すことを
思い出していた…
伝書鳩って云ってね…手紙を結びつけて飛ばすんだ。
そうすると、返事をつけて帰ってくる!
うわぁ! すごいね! 無線電話みたいだね!
そう…それに、鳩はお金になるんだよ…??? お金に?
映画では、お金のために…生活のために、
なにが許されず、良心がどこまで及ばないのか? が
繰り返し重ねられてゆく…そして、はたと気がつくのだ。
この映画のタイトルが 『愛と希望の街』 であったことに!
豊かさが切り捨てたものを、あらためて気づくために、
この作品は、永遠に『愛と希望』を照らし続けるだろう。
処女作は、作家の個性が、もっとも端的に現れるという…
本作で、訴えていることこそ、大島渚監督の叫びなのだと感じた。 -
'59年。デビュー作。
腑に落ちる理屈。
誰も悪くない。
誰が悪いのだ・・・という設定。
貧乏がいけないんだ・・・・という大島渚の底流。
全体として怒りは抑えられて進行するが、最後に鳩を撃ち殺す衝撃こそ、世に対する抗議なのでしょうか。 -
人の器の大きさについて。
頭がいいことと、守れるものの器は違う。
ちょっとこれ、もう一度みたい。
大島渚つながり。 -
大島渚初監督作品。すごくよかった。