かもめ食堂 [DVD]

監督 : 荻上直子 
出演 : 小林聡美  片桐はいり  もたいまさこ  ヤルッコ・ニエミ  タリア・マルクス  マルック・ペルトラ 
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021126106

感想・レビュー・書評

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  • フィンランド関連で気分が盛り上がっていたので、Amazon primeにて視聴。

    北欧の景色にアジア人は浮いて見えるのかなぁ…と思ったが、意外と登場人物達は調和している。

    北の国らしいどんよりとした天気の日もあるが、晴れている日の映像は、空気が澄み切っている様子がよく分かる。
    町も森もその清浄な空気に包まれ、
    フィンランドの人々と、はるばる日本から、それぞれ何がしかの思いを抱えて来た3人の女性の交流。
    ゆったりとした画面から、それぞれの人生に思いを馳せる。

    映画は、やはり切り取られた部分の物語なのだろうな…。
    原作も読んでみたい。
    2022.1.23

  • 「この国の人は、どうしてこんなにゆったりのんびりしているように見えるんでしょうか…」
    「森…」
    「え?」
    「──森があります」

    フィンランドで小さな食堂を営む日本人女性が主人公。
    大きな事件はない。
    少しずつ集まってくるおばさまたち。と日本かぶれの青年ひとり。
    まる一日誰も来ないような店が、少しずつ来客が増えていく。

    サチエさんの、あるがままを受け入れてくれる姿勢が好きです。
    何度も見返したい系の映画でした。

    皆さんのレビューを読んだら、大変愛されている映画だということが伝わって来ました。
    わかりみ。こういう映画を、日常に置きたい。 

  • 小説『かもめ食堂』を読んだあとに観る。
    頭のなかの情景が、彩りをもって動き出す。小林聡美さん演じるサチエをはじめミドリやマサコがごはん作ってる。話してる、笑ってる。
    かもめ食堂やサチエの部屋のインテリアや市場のカラフルな野菜。
    みんなの素敵なお洋服とエプロン!そうエプロンが可愛いいんだなこれが。
    そういえばわたしはついつい邪魔くさくてエプロンしないんだけれど、やっぱりエプロンはしたほうがいいな。
    これからお料理するぞーっていうオンオフの切り替えにもなるしね。エプロンつくろう。さっそくつくろう。
    お料理のおいしそうな匂いに熱々感。とんかつを切るときのあのざくっという音。丁寧にいれられたコーヒーの香り・・・・・
    小説と映像と両方とも大好きな作品。

  • 映画メモ。

    ずっと、おとぎ話のような映画なのかと思っていたけれど、一部合っていて、一部違いました。
    ほんの一瞬、主人公たちが自身の過去に言及する場面があるのだけれど、「サチエさん」は早くに母を亡くし父子家庭で育ち、「マサコさん」は長く両親の介護を続けた上で、二人を看取っているんですよね。
    ケア労働や家事でがんじがらめになりそうな状況から、何らかのきっかけで距離をとって、フィンランドで食堂を営む三人。
    そう思って映画を見ていると、お客さんが入らずただただコップを磨き続けていた時も、市民プールで泳いでいる時も、サチエさんはずっと様々なしがらみと闘っていて、最後には彼女にとっての勝利(=食堂がお腹を空かせた街の人々で満員になる)をつかみ取るまでの過程を描いているように感じられてきます。
    しがらみや現実の苦味をふまえているからこその、大人のおとぎ話。
    「当たり前のことを淡々と続ける」ことの大切さと尊さを感じさせてくれる映画です。

  • 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこというキャスティングだけで、
    もう不思議空間決定&必勝でしょう。

    あまりにも有名で、
    北欧ブームの火付け役的本作品を初めて観た。
    まぁ、たしかに北欧食器に和食が載るのは面白いけれど、
    この作品の素敵さって、
    「みんなそれぞれいろいろあるよね」の終始徹底なのかと思う。

    原作も読んでみたくなった。

  • フィンランドのヘルシンキが舞台。
    中年女性のサチコが営む「かもめ食堂」、おにぎりが看板メニューもなかなか流行らない。
    そこに一人の日本かぶれのトンミ・ヒルトネンが来て、ガッチャマンの歌詞を尋ねたところから、少し話が動く。世界地図を指差してきミドリ、ふとテレビでニュースを見てきたもののロストバッゲージに遭ったマサコ。そしてシナモンロールの匂いに釣られてやってきた近所のご婦人たち。旦那に逃げられぼろぼろに酔ったご婦人とも打ち解け、一緒にサウナに行く中に。少しずつ賑わっていくかもめ食堂。

    派手な事件もなく、特に押し付けがましくもなく、異国の地で出会った個々人の人生の深堀もなく、静かに進む。おいしそうな料理を作る風景がある。
    フィンランドの風景というのも、森や港、市場など、そんなにすごく映える映像ではなく、のんびりした日常。夏の時期なのか、空が明るく映される。

    旦那に逃げられたご婦人と、前に同じ建屋でカフェをやっていたけど嫁子供に逃げられたご主人が集まって、みんなでおにぎりを食べるシーンが一番印象的です。
    確かにおにぎりは日本のソウルフードですよね。
    しかし、やっぱり異国感があって、旅行に行きたくなります、ミドリさんやマサコさんのように、あんまりいろんなことを決めず、思い切って旅行に行きたい。
    フィンランドにもいつか行きたいですね。

  • なぜに フィンランド。

    なぜか あっという間に 終わってしまいました。

    ガッチャマンの歌を 最後まで 知っている人に 悪い人はいない。

    これは 名言ですね。

  • 大好きな作品。
    ヘルシンキで、食堂を始めた女性が、偶然であった日本人女性が2人、かもめ食堂で働き始める。

    食べ物はどれもおいしそう。
    風景もとてもきれい。
    衣装もかわいい。

    何度みても飽きないです。

    マザーウォーターが気になっていたことを思い出す。
    この機会に観てみようかな。

  • 好きすぎて登録していなかった。
    もうどういうきっかけで見始めたのかすら思い出せないけれど、数え切れないくらい見ている。

    妙齢の女性がフィンランドで食堂を始める。
    初めは人が来なかったけど、徐々に人が集まり始める。
    日本かぶれの男の子、そこらへんのおばさん、前からお店が気になっていた夫婦、窓からじっとみつめるおばさん…
    みんな美味しいものを食べて、腹ごしらえして、自分の人生を歩きだすんだ。
    という話。

    好きな人は好きだし、苦手な人は5分見たところでつまらなくって苦痛を感じるだろう。
    押しつけがましくない、こういう人になりたいなぁと思わせる映画。

  • 何度も観ている大好きな映画です。

    「かもめ食堂」を営みながらも私生活もちゃんとしているサチエの生き方に憧れます。

    観ていて、とてもお腹が空きました。生姜焼きも唐揚げもおにぎりも、とても丁寧に作られていて、お料理自体を楽しんでいる!ヘルシンキで暮らすことは出来ないけれど、毎日の食事作りを丁寧にしていこうと思います。

    また観ます!

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著者プロフィール

荻上直子(おぎがみ・なおこ)
1972年、千葉県生まれ。映画監督、脚本家。千葉大学工学部画像工学科卒業。1994年に渡米し、南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、2000年に帰国。2004年に劇場デビュー作「バーバー吉野」でベルリン映画祭児童映画部門特別賞受賞、2017年に「彼らが本気で編むときは、」で日本初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞など、受賞多数。他の監督作に「恋は五・七・五!」「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」、著書に『モリオ』がある。

「2021年 『川っぺりムコリッタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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