- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988103631184
感想・レビュー・書評
-
作中名言「人生にとっての不幸は2つある。欲しいものが手に入らないこと。そして、手に入ることだ。」
すごく良い映画でした。知識量も増えるし、人間性のドラマもある。語り手も親切で分かり易い。ノンフィクションでリアリティーがあり、社会性がもろに伝わる。
話は武器の密輸を生業とするディーラーのニコラスケイジが様々な国に武器を密輸する話。
「ただ、密輸するだけ。」
ここの真理が深い。
戦わないことが行き伸びるすべてであり、武器商人の立場だけが金を儲けるシステム。
これが社会すべてのことに共通し、この矛盾しあう情勢を切に描いている。国に対して、国連に対して、戦争に対して、人に対して、ここまで痛いところをほじくるかという、衝撃力のある作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実在した死の商人に基づき作られた、武器商人の話。
凄く面白かった。
インターポール捜査官のジャックと、商人ユーリーの会話に見るアメリカの銃社会に対する批判が痛々しい。
右手に聖書、左手に銃。そんな矛盾がいつまでも許されていいはずがないのだ。 -
思い出した時に何度でも観たいなあと思える作品。大好き。
-
( ^o^) Nicolas Cage主演。“The Time”のAndrew Niccol監督作。なかなかいい監督だ。
インパクトあるオープニングから始まる本作は、闇の武器商人を描いた事実に基づくストーリー。“ブラッド・ダイヤモンド”で描かれたシエラレオネ内戦も出てくる。
本作で描かれている武器類は主に旧ソ連製(冷戦終結後、かなり流出したらしい)でアフリカの内線地などに売られているが、ラストのクレジットによれば武器輸出大国は米・英・露・仏・中(国連常任理事国だ)という。
Nicolas Cageははまり役(ホントこの人、監督or作品に左右される…)。脇役のEthan Hawkeもなかなか。 -
最後の、バレンタインによるユーリーの尋問シーンが、すごくよかった。ユーリーはバレンタインのことが好きだと言っていたように、二人はお互いの最良の(最悪の)理解者になれる。二人は鏡に映った真逆の己なのだ。ただユーリーの方が、バレンタインより自覚的だっただけ。バレンタインは善で世界に貢献し、ユーリーは悪で世界に貢献する。
二人とも純粋な人間で、私は好きだ。
戦争の王は、今日も武器を売り歩く。 -
この物語は事実に基づいている、という最後のテロップに制作者側の強いメッセージが窺われる。
武器取引の問題を考える数少ない作品。
ブラッドダイアモンドや少年兵、エイズの問題も触れられている。 -
俺の大好きな一本。
脚本や演出なんかも凄く良かったし、
ストーリーのラストの現実的で皮肉な所も現実にある事と考えるととても衝撃的だし、
この映画で出てくる大体の出来事は実際に起きた事だっていうのもすごいことだと思った。 -
良い映画だ。言いたいメッセージはごく単純だけど、必ず知らなきゃいけないメッセージ。
今までこの切り口で戦争を切り取った映画は見た事が無い。ここでは戦争に関して大方が加害者論理、あるいは間接的関係者の論理で話は進めれるけど、絶対このやり方は間違っていると、感覚的におかしいと感じれるはずだ。感じ取れる人が多いと信じたい。だからこそ自分はやらないのだと、反面教師として見て欲しい。
悪は嫌いだけど、描かれる悪はあってしかるべきだ。 -
ニコラス・ケイジにぴったり過ぎる役!
-
1102byMemo with rayan
---
実話、で実は、米英露仏中が世界最大級の武器供給国。
いずれ日本もか?
いや、もう既に武器大国なのかもしれない。
---
lord = 王、神