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- / ISBN・EAN: 4988113757317
感想・レビュー・書評
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海から上陸を目指す米兵とそれを機関銃で阻止するドイツ兵との戦い。数10分のオープニングシーンはそのリアルさ、残酷さ、悲惨さは映画史に残る名シーン。あっさりと兵士は死に、その死体を別の兵士が飛び越える。人の生死が曖昧すぎる世界。これが戦争だ。
そんなヨーロッパ戦線とは対照的に、アメリカ国内では、女性たちが戦場の生死を一心不乱にタイプライターで記している。そして、3人が戦死、1人が行方不明というライアン4兄弟の情報がもたらされる。
発動された「ライアン救出作戦」。歴戦のベテラン兵士たち8名が生死不明の青年兵士を探し出し、本国へ生還させるというミッションだ。
この作戦に意義はあるのか。そんな疑問を持つ前に行動せよ、そして悔いなき人生を送れ。と、トム・ハンクス演じるミラー大尉は語る。理不尽な作戦に巻き込まれてしまったことは不幸だが、人生にはそんなこともある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5年前に見たはずなんだけど全然覚えてない.
参ったね. -
スティーブン・スピルバーグの名作。過酷な現実に取り巻かれながら、名誉と誠実さと勇気をもって、不確かな未来に挑んでいく物語です。
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何度観ても泣くし、何度観ても新しい目線を得る。
第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦が舞台。
1人の若い兵士を戦場から返すため、8人の兵士が任務に就く。
良い映画だし、好きな映画だから、全力でオススメしたいのですが……しっかり「戦争もの」の映画なのでグロテスクなシーンが多いため、観れない人は多いかなぁと思います。
1人の救出のために8人の命を懸ける合理性は?
戦場における「正しい選択」とは?
戦場を経験した兵士は「日常」に戻れるのか?
この救出作戦の後、アパムはどんな物語を書いたのだろう。
目の前でたくさんの人が死に、人を殺さなくては自分が死んでしまうような戦場の「正しいこと」の基準は、きっと今の私には想像もできないのだろうなぁ。
一般的な綺麗な話ではなくて、なんだか上手くいかない歪さが見え隠れするけれど、とても綺麗な話だと私は思います。 -
名作。
最も戦争に順応していそうな大尉が実は入隊以前は全く違う暮らしをしており、また以前の暮らしへの憧憬が人一倍強いという設定が非常にうまい。
兵の間の仲間意識も臭くない程度に少しのしぐさで匂わせるのがうまい。
何より役者がよすぎる。
緊張感と臨場感の表現力のせいか、作品への引き込み方がすごい。こんなに没入感を感じたのは久しぶりだ。
テーマのひとつとして、One for All, All for oneというフレーズのきれいごとでは済まない側面が描かれている。この視点がまた面白い。
『七人の侍』の影響を強く感じる。カパーゾ狙撃のときのシーン、また終盤に主人公一行が来て明らかに不利な戦況の中で策を練る点。
冒頭の墓場のシーン、終盤のドイツ軍登場直前のシーン、アパムの使い方など、ちょくちょく演出があざとい。 -
【解説】 (Amazonより)
アメリカ軍兵士の目をとおして語られるこの物語は、第2次世界大戦の歴史的D-デイ侵攻作戦から始まり、上陸後は兵士たちの危険極まりない特別な任務へと続く。ジョン・ミラー大尉(トム・ハンクス)は、ジェームズ・ライアン二等兵を探し出すため、部下とともに敵陣深く浸入する。4人兄弟のライアン二等兵は、ほかの3人の兄弟をすべて戦闘で亡くしたのである。作戦遂行が不可能に思えたとき、兵士たちは命令そのものに疑問を持つ。たった1人の兵士を救うために、なぜ8人もの兵士が命をかけなければならないのか。彼らは戦場の過酷な現実に取り巻かれ、それぞれ自分なりの答えを出す。そして名誉と誠実さと勇気をもって、不確かな未来に打ち勝つ強さを見つけるのである。
3時間近くの大作です。
時間だけでなく内容も...今まで観た戦争映画より人が次々に死んでいく。
あちこちが血で染まっています。
戦争で得たモノなんてあるのかな?と思う反面、それぞれの立場になると 何か意味があってそうなったのだろなとか...いろいろ考えてしまう。
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良い。
上陸シーン、橋での戦闘など戦闘シーンが素晴らしい。お金掛かっている。
軍上層部の意向、面子の為、一人の二等兵を帰国させる為、8人の兵士が危険にさらされ、戦死する。 -
戦争映画は戦闘シーンが見応えありますが、制作当時の技術や表現によって時代を感じるものも多いです。その点で本作は今でも十分見ごたえのあるもので、やはりいい映画だと改めて思いました。
20年ぐらい前に一度観て以来久しぶりでした。大筋は覚えていましたが、忘れている箇所も多く、新鮮な気持ちで観ることができました。