フォレスト・ガンプ [DVD]

監督 : ロバート・ゼメキス 
出演 : トム・ハンクス  ゲイリー・シニーズ  サリー・フィールド  ロビン・ライト  ミケルティ・ウィリアムソン 
  • パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
4.02
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  • (10)
本棚登録 : 2720
感想 : 400
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113757324

感想・レビュー・書評

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  • ステイホームで、これまで観たかったけど観れなかった不朽の名作を観てみようシリーズ!

    「走ってる」「いい映画らしい」以外の知識なく初見です。
    泣いた~

    何かにぴったりとハマるってすごい
    自分に何か一つ、絶対的な強みがあれば…
    人生の中で、それすら見つけることだって難しいのに
    それを早々に見つけ出し、いや偶然見つかり
    加えて生きていく中で複数の強みを見出してしまうこと
    それを武器にできるということ
    しかもその武器をふりかざしたりなんてしない
    これほどの強みってあるだろうか
    でもそれだけじゃない
    彼のまっすぐさと、人を想う心
    これがあっての、彼の運命だったのか

    運命とは
    決まっているのか、決めることができるものなのか

  • 心が洗われるような映画。
    何事にも誠実に生きることの大切さを教えてくれる名作。

    アメリカの近現代史とともに一人の男の半生が描かれる。
    フォレスト・ガンプはI.Qが人よりやや低いが、足の速さに恵まれる。
    大学では修士号まで取り、アメフトで優秀な成績を収め、アメリカ軍でも表彰される。
    その輝かしくも苦難に満ちた人生には彼を理解してくれた数少ない理解者がいた。

    小学校で出会ったジェニー。アメリカ軍で出会ったババとダン中尉。彼にとって生涯忘れられない存在であろう。

    冒頭、母親が普通の子が通う学校に入れようと校長に口聞きしたシーン(あからさまな描写であった)があるが、そこに母親としての勇気を感じた。
    死ぬその寸前まで母親の誠実な愛を貫き、運命とした生き様。
    ガンプはその愛に誠実に応えましたね。

    • hiromida2さん
      夜型読書人さん こんにちは!懐かしの作品レビューに思わず 私もその時の感動を思い出してしまいました 阪神大震災の後 しばらくして 何故か こ...
      夜型読書人さん こんにちは!懐かしの作品レビューに思わず 私もその時の感動を思い出してしまいました 阪神大震災の後 しばらくして 何故か この作品を1人で観に行って とても身につまされたというか?「頑張ろ!」って気持ちになった事も思い出しました。
      2018/12/27
    • 夜型さん
      hiromida2さん こんにちは。
      感動する映画ですよね。

      しかしところがレビューには書かなかったのですが、この映画、監督の思想に...
      hiromida2さん こんにちは。
      感動する映画ですよね。

      しかしところがレビューには書かなかったのですが、この映画、監督の思想による仕掛けが施されています。そこを読み解くと評価はまるっきり変わってしまうんです(・_・;
      読ませる点でも面白い作品でした。
      2018/12/27
    • やまさん
      夜型さん
      こんにちは。
      いいね!有難う御座います。
      『左近 浪華の事件帖』シリーズは、3冊で終わりです。
      来年の1月に4冊目が出る予...
      夜型さん
      こんにちは。
      いいね!有難う御座います。
      『左近 浪華の事件帖』シリーズは、3冊で終わりです。
      来年の1月に4冊目が出る予定です。
      楽しみにしていてください。
      やま
      2019/12/05
  • 「人生はチョコレートの箱とおんなじ。開けてみるまでわからない」

    数奇な人生を歩む一人の男性の軌跡とアメリカ現代史の重大事件を絡めた構成ゆえに、かなりありえない設定や展開が続くのだけど、それでも泣いて、そして、満たされた気持ちになれた名作。

    人より知能指数が低かったフォレスト。
    でも彼の母親はいつでも彼の味方で、彼を諭してくれる。
    そのおかげもあり、彼は馬鹿正直なほど一途で誠実な大人に成長し、図らずも自分の人生を切り拓いていく。

    なのに、どうしてもうまくいかなかったのが、幼少期から一途に大切に思っていた女性ジェニーとの関係。
    ジェニーは幼少期の経験が原因なのか、放浪と転落を繰り返す荒んだ人生を送っていた。
    けれど…。

    1950〜80年代のアメリカ現代史の重要事象とフォレストの人生の軌跡を絡めているため、ベトナム戦争に従軍したり、卓球を通じて社会主義全盛期の中国に行ったり、預かり知らぬところでウォーターゲート事件に関わっていたり、プレスリー、J・レノン、ケネディ、ニクソンといった時代ごとの著名人との接触があったり、と展開はかなり奇抜なのに、健気なフォレストを演じ切ったトム・ハンクスの好演もあって、そんなに突っ込まずに楽しく、そして、しみじみと観られます。

    関わった人を貶めたり傷つけたりせず、大事にし、自身の欲に走らないためか、運もひらけていくというか呼び込んでいる感じで。

    彼の人生の軸だったジェニーとの関係は、その一途さが実って、最後にはよかったなと思うと同時に、しんみり悲しくもなり。

    人生において、一番大事なものを手元に置いておける時間なんて、本当に短いのかもしれない…。
    無常の摂理を感じさせるシーンです。

    小学生の時にテレビで見た時は特別に思うことはなかった作品だったのだけど、20年経って改めて鑑賞すると、本当に胸に染みたました。
    経験によって感性は変わるということを改めて実感。
    また10年後くらいに見直したいです。

    「ぼくらにはみんな運命があるのか、ただ風に吹かれてただよっているだけなのか、分からない」

  • 「僕は頭はよくないけど、愛がどんなものかは知ってるよ」

    20年ぶりくらいに観たけど、エビの養殖の話だけ覚えていた…。
    バス停で隣り合った人々に自らの半生を語り続ける青年、フォレスト・ガンプの話。
    人生で大切なことがいっぱい詰まっている素敵映画です。
    アメリカ近代史を垣間見る映画でもある。
    フォレストの語りが児童書のような、現実感が少なく幻想的な雰囲気を持っているのが好きなところ。

  • (Amazonより)
    “人生は食べてみなければわからない、チョコレートの箱と同じ”―――アメリカの激動する歴史を駆け抜けた、トム・ハンクス演じる青年フォレストの青春を暖かい感動で描いて、アカデミー賞(R)作品賞ほか6部門を独占した映画史に残る名作。


    (Wikipediaより)
    人より知能指数は劣るが、純真な心と周囲の人々の協力を受けて数々の成功を収めていく"うすのろフォレスト"の半生を、アメリカの1950〜80年代の歴史を交えながら描いたヒューマンドラマ。




    観終わって感じた事は、フォレスト・ガンプのようにシンプルに人生を生きられたらいいなぁと思いました。素直に受け入れ行動する...もっと楽な気持ちで生きられるような気がします。
    でも、いろいろ考えちゃうのも人間だからこそなのではと思っています。
    ついつい余計なことを考えちゃいますよね...そして余計な心配をしてしまう...

  • ブクログって映画も記録できるんですね。
    知らなかったー!フォローして下さった方の本箱観てたら、アレ⁈これ映画では?と気付きました。
    さて、ガンプですが、
    話題になった時は、「チョコレートの数だけ人生がある」のアフォリズムだけ知って、どうせお涙頂戴的な映画なんだろーと観るのを避けていたが、観てしまった。泣きはしなかったけれど、ありえない話だと思ったけど、観てよかった。ガンプは、IQが75?素直で優しくて、ちょっと人の言葉をそのまま受け止めてしまうだけだ。自分の大切な人を大切に想う。ジェニーが亡くなる前に、ベトナムの雨の後の星空や、砂漠の夜明けや湖に映る天地の境が美しかったことをジェニーが一緒に観たかったというと、一緒にいたよと応えたのが嬉しく温かく感じた。ガンプにとっては、常に想っていたのだから、ジェニーと一緒だったのだ。人生は運命か、偶然か、両方だとガンプは考える。

  • 1995年日本公開。劇場で観ました。当時の私は一回り以上年下の女性に夢中で、やっとデートにこぎつけて観に行ったのが「フォレスト・ガンプ」でした。約2時間半、私は映画が終わったら、どこで食事して、どこのバーに行ってとか考えていたので物語の記憶が、ほとんどありません。情けない限りです。今回、日本語吹替版で観ました。オープニングからエンディングまで、ほぼ目が潤んでいました。お母さんの言葉「人生はチョコレートの箱のようなもの、開けて観ないと分からない」。その通りの半生をフォレストは送ります。いろんな人と出会い別れ。辛い想い、楽しい出来事。そんな中でも、フォレストは走ります。お母さん・ジェニー・バッバ・ダン中尉。みんな素敵です。本来、字幕版で観るべきかもしれませんが、吹替版もよかった。声優さんたちの演技が素晴らしい。他に当時のアメリカの世相を見ることができるのも興味深い。プレスリー・ジョンレノン・ケネディ・ニクソンなどなど。素晴らしいエンターテイメント作品でした。

  • 久しぶりに最初から最後まで観た。
    自分を救ってくれた親友をずっと思い続ける一途さ
    に感動

  • 【あらすじ】
    “人生は食べてみなければわからない、チョコレートの箱と同じ”―――アメリカの激動する歴史を駆け抜けた、トム・ハンクス演じる青年フォレストの青春を暖かい感動で描いて、アカデミー賞(R)作品賞ほか6部門を独占した映画史に残る名作。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    人生において「運命」というものがあるのかどうか、考えさせられる作品です。
    この作品からは「人ひとりの人生なんていうのは、風に飛ばされる羽根のように、大きな歴史の中で翻弄されてしまう」というメッセージを受け取りました。己の運命を信じてそれに突き進むも良し、自分なりに足掻いて「これが自分が掴み取った運命だ」と思うも良し。答えは時代の風だけが知っている。

  • 「人生はチョコレートの箱みたいなもの 食べてみるまで中身は分からない」

    何度観かえしてもいい映画。
    自分のおかれている環境で、気付かされるポイントが違う作品かもしれない。
    アメリカの時代背景と一緒に重ねて観てもいい。

    フォレスト・ガンプの、「思いつき」「行動」が、「結果(成功・承認・賞賛)」に結びついていく。
    何に恵まれて、何に恵まれていないのか、人によって全く異なる人生。スタート地点も違う。
    でも、その「恵まれているもの(いないもの)」がなんであっても、根本的な芯がブレていなければ、きっと人は幸せになれるのだと思う。

    障害、黒人、男女の差、貧富の差、育った環境、様々なことがあるけれど。

    ジェニーのビッチぶりを咎める人もいるけれど。
    幼い時期に、父親から性的虐待を受ければ、自己否定感が大きいのは当然のことであり、ましてやフォレスト・ガンプのように純粋無垢でまっすぐな愛を目の前にしてしまうと、愛される喜びや安心感以上に「自分には愛される資格がない」と罪悪感と自己否定に苛まれ、尻込んでしまうのも仕方ない。
    愛されれば愛されるほど、身が削られるように辛かったのだと思う。
    HIV感染発症し、やっと終焉が見えて、全てを受け容れ、穏やかになれたのではないかと。

    ベトナム戦争で両足を失ったダン中尉も同じく、生きる目的を失い、自己否定感に苛まれた一人。

    人の命を重んじ、誠意を持って運命を受け容れ、約束を守り、人を赦し、どれだけ意味のないことであっても、目の前のことに一生懸命に生きること。
    フォレスト・ガンプの、その愚直なほど真っ直ぐな生き方に、みんな何かしら突き動かされるのではないかと。

  • たまに出張でホテルに泊まると普段見なくなって久しい普通のTVチャンネルをぐるぐると徘徊してしまう。

    そんな中深夜を過ぎた時間帯に本作が流れていたものでつい手を止めてぼんやりと眺めてしまった。TV鑑賞だと途中のCMが煩わしいことこの上ないのだが、途中から観てしまったそのモヤモヤをどうしたものかと思っていたらまたすぐもう一回始まった(笑) 結果、夜中3時間近くウトウトしながら全編を観切ってしまうことに(苦笑)

    この作品はリアルタイムでは鑑賞しておらず、その記憶の中の証拠が留学生仲間と99年頃にD.C.に旅行した際、テンションの上がったイギリス人留学生メンバーがReflecting Poolの端っこで「Forest!!(笑)」とふざけている元ネタを当時の自分が理解していなかったというもの。その頃から考えると随分とレベルが上ったことは認識できる。挙句の果てにはジョン・レノンの横に座っていた番組ホストDick Cavettご本人にとある劇場で拝謁する機会にまで恵まれたのだから。

    一方で本作の語るあらゆる分野の合衆国史が自分の肌に浸透し続けているかというと、その進化のスピードは年々落ちていっていることは否めない。そりゃまぁMoMAに行って邦画ばっかり観ているような生活を繰り返していたらそうなるのも致し方ないのではあるが…。なのでもっと頻繁に本作に触れてその前の鑑賞との間にどういう新たな発見があったかということに数分でも頭を使って考察してみるという作業を今後も続けてゆきたいと改めて静かに心に誓ってみたりもする。

  • 有名な作品だけど、20代後半になって
    初めて観た作品。
    もっと早く、子供の頃に見たかった。
    アクション映画のようにわくわくするでもなく、
    ラブストーリーのようにドキドキするわけでもないです。
    なのに観終わった後には
    「素敵な映画だった」この一言に尽きます。
    まだ1回しか見てないけど、これからまた
    何回でも観たくなるような映画でした

  •  これまた,トム・ハンクスらしさ満載の素敵な作品だ。ベンチに座って,自分の過去を淡々と語るガンプ。その語りの内容が映像として流されていく。それぞれの時代に,一生懸命,誠実に生きるガンプ。
     「人間は素直にします!」とわたしの恩師が言っていたけれども,まさにそんな人物を描いてくれた作品だ。
     内容には,黒人差別があり,ベトナム戦争があり,大統領暗殺があり,と米国の負の部分を描いている。本物の映像もあって,そのオムニバスぶりもたのしく味わうことができる。

    《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
     名優トム・ハンクスが、 素直で誠実な心と並外れた集中力と体力で時代のヒーローとなったフォレストを演じ、2年連続でアカデミー主演男優賞を受賞、作品賞など6部門に輝いた感動のヒューマンドラマ。
     ケネディ大統領やエルビス・プレスリー、ベトナム反戦運動など、50年代から80年代の激動のアメリカの歴史的映像と、フィクションのドラマを、ロバート・ゼメキス監督がVFXを駆使して合成した演出も話題となった。

  • 超絶お久鑑賞。間違いない!

    NOTE記録
    https://note.com/nabechoo/n/n6ad270654733

    懐かしい。トム・ハンクスがこんなにも若く見えるなんて。時の流れを感じざるを得ない。一期一会という言葉は、この映画で覚えた。はず。すごい久しぶりに見たけど、やっぱり良い映画だなと思う。愛が溢れてる。親愛、恋愛、友愛。すべてが純粋な愛で満たされてる。純愛ものでもあるし、サクセスものでもあるし、ついでにアメリカの歴史(1950~80年代)も学べる。それをうまいことギュッとまとめて、良質の物語にしてあるのがすごい、グッドなエンターテイメント作品。

    「きみはいたよ」

    でも今回改めて鑑賞して思ったのは、純粋の持つ力、「純粋力」みたいなものがあるのかなと。純粋さって、胸を打つ。心を震わす。清々しく、心地よい。浄化力もありそう。何より、美しい。何となくそんなことを思った。普通、大人になっていくほどに、社会にもまれ、どんどん心が汚れていく。(感じがする。)それを分かりつつも、生きていく為にはどーしよーもなかったりして、時々嫌になったり、でもマヒってたり。なので、難しいけれども、この「純粋力」を大切に!していった方がいいと思う。きっと大きな力となる!と思いたい、今日この頃。End...

  • 別に「一期一会」の副題要らんのちゃう?という素朴な疑問。(確かに出会っては色んな形で別れていく人生だったけど、別にそんな人達ばかりでもなかった訳やし…)

    少し風変りで、言ってしまえば一般人の主人公が過去の著名人と相見えたり才能に目覚めるあたりこないだ観た『100歳の華麗なる冒険』(2013)や『ビッグフィッシュ』(2003)を思い出した。(あと純愛路線で言えば『きみに読む物語』(2004)も。ヒロインが主人公の実家に現れる場面が風景も含めて酷似しているように見えたのは私だけか)

    特に『ビッグフィッシュ』の世界観と微妙に似ているが、本作はそれとは違って(劇中では)全て実話。何しろ主人公が本物の天然。
    余計なことを考えず(考えられず?)、素直に心に浮かんだことをまっすぐ前を見据えて話すところが好印象だった。

    Forrestがベトナム戦線で英雄として功績を称えられる一方で(勿論本人はそのつもりで戦線に出向いたのではない)、JennyがHippieの活動をしている設定は2人の距離がますます遠ざかっているようでうまく出来ているなと思った。

    本物の天然記念物であるForrestくんも良いキャラをしていたけどLieutenant Danさんも見逃せない。
    少尉から荒くれ者に成り下がり、そこから更正していく様がめちゃくちゃ芸達者だった。
    細かいシーンだけど、カウントダウンパーティーではどんちゃん騒ぎをしていたくせに年が明けた瞬間沈んだ表情に変わっているところに電撃が走った。
    この次に製作され、2人が再共演を果たしたという『アポロ13』(1995)も観なきゃいけないなこりゃ笑

    何げに出演していたOsmentくんの登場シーンは少なかったけど、この後の大ヒットを知っているのでめちゃ目で追ってしまった。
    セサミストリートを観に行くところから「ん!?」と思ってもーたから、なんだかんだで存在感があるんやな笑

  • きちんと観たのは恐らく高校時代の現代社会の授業以来…しみじみと良い作品です。
    フォレスト・ガンプの半生を通して、アメリカの近代史も知れるので見せられたのかな。(日本の近代史が見られるのは大河ドラマ『いだてん』ですよね今は…)

    フォレスト・ガンプは周りの人との約束を守りながら愚直に生きているだけ。その縁が巡り巡って色んなことになるのは面白かったです。
    フォレストが真っ直ぐ過ぎるから、かえってジェニーが真っ直ぐにいられなかったのかもしれないとも少し思いました。自分のズルい所とかまざまざと感じてしまうかもしれない、こういう人から真摯な気持ちを向けられると。
    ダン中尉めっちゃ素敵だったな…フルーツの会社に投資するところも慧眼がすごい。感謝の言葉伝えたのグッときました。

    アメリカは大統領が何人も撃たれてきたんだなと思いました。
    ウォーターゲート事件はちょっと笑ってしまったけど。通報に。
    本当にフォレストが話しかけられてるみたいな映像もクスッとなります。

    トム・ハンクスの演技って重すぎないから良いです。仰々しくないというか…
    良い時間でした。

  • 面白かったとか感動したといったことはあるけれど、こんなふうに心が明るくなるというのは初めてかもしれない。

    20世紀後半の激動のアメリカ史に絡めながら、いつでもまっすぐに誠実に生きた男、フォレスト・ガンプの半生を描いた話。

    歴代大統領をはじめとした時の有名人との交流、重大事件に居合わせる、華々しい成功など、映画だなあと思わせる所は数あれど、フォレスト・ガンプという人物を見ているとそれが気にならなくなる。
    決して良いことばかりではなく辛いことも多いのに、素直に頑張って生きている彼を見て、自然と前を向こうと思える。

    フォレストが走るシーンは多いが、最初に走るところは特に好きだ。走り出すと同時に段々と脚装具が外れていくのは、ややスローになってとても印象的な場面になっている。
    まさにこの時、彼の人生が走り出したという感じがする。

    途中まで、フォレストは何故ここまでジェニーが好きなのかと思っていたけれど、「時には投げる石が足りないこともある」で、自分はフォレストの何十分の一もジェニーを見ていないんだなと思った。
    少年の頃に初めて走り出した時、知能指数を気にしていた彼が大学へ進めたアメフトに出会った時、ベトナム戦争に赴いた時、ジェニーの走って、の言葉がフォレストを走らせていたように思う。
    フォレストの誠実さは彼の得難い性質だと思うけれど、バスでジェニーが最初に声をかけてくれた時の、あの優しさがずっと心にあったからかなと考えたり。
    フォレストの行動で色んな人が影響を受けるけれど、フォレストへの影響が大きかったのはやっぱりジェニーかなと思った。

    人生には運命があるのか、風に吹かれて漂っているのか…そのあたりはよく分からなかった。
    フォレストはたぶん両方だと言う。
    アメリカ史の重大事項がよく絡んできたのは主に前半で、この辺りまではフォレストもその時々の偶然に乗せられる部分が多かったと思う。ババとの約束を果たしエビ漁を始め、ダン中尉と共に会社を大きくしていったぐらいから、彼は自分で選んで進んでいった気がする。
    人生が両方だとしたら、風に吹かれた先での出会いが運命を作ったのかもしれない。

    映画は普段あまり見ないのだけれど、何度でも見たいと思う映画だった。

  • 「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」。1995年アカデミー賞作品賞、ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞。
    すごく優しい映画でした。主人公のフォレストは朴訥とした人柄で、ノロマと呼ばれ、欲がなく、派手なところは何もない、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を地で行くようなひと。人生をとても丁寧に生きている。一方でヒロインのジェニーはいつも乾いていて何度もフォレストの元を去ってしまう。紆余曲折ありながらも二人の想いが通じて本当に良かった。
    あと、今観ると少し古い映画なので美しい色調の中にも懐かしさがある。
    忙しく殺伐とした日々を生きる中で、何度も思い出したい映画でした。

  • 運命と自分の選択が入り交じって初めて作り上げるのが人生だと知った。素敵で残酷で最高な考え方だ。あまり表情を変えずいつも突っ走っているフォレスト・ガンプが、自分の子供を見て涙ぐむシーンと、ジェニーの墓の前で泣くシーンは感動した。
    兵役でも認められ、フットボールと卓球で活躍し、エビ漁でも成功し、走り続けたことで一躍有名になる。現実離れした上手く行きすぎている人生だが、彼の真っ直ぐさがそれを可能にした。ハンデをもっている事なんて関係無しに、全ての人に勇気と希望を与えてくれるような作品だと思った。

  • 『正直に優しく真っ直ぐに生きていれば、誰かを救えることもある』

     この映画を見た人は、きっと人生について様々なことを考えると思います。そして、僕が思ったのは上に書いたようなことでした。

     この映画の主人公となるのは、フォレスト・ガンプ。知能指数は低いながらも、とにかく純真で真面目。そんな彼の半生を描いた映画となっています。

     面白いのは彼の人生と、実際のアメリカの歴史が重なりあって描かれていること。黒人解放運動やベトナム戦争、米中の歴史的な外交に、ハリケーンの襲来やアップルの創設、スマイリーフェイスの誕生等々。

     こうした様々な歴史の誕生や転換点に、ガンプは立ち会うことになるのですが、ガンプ自身はそれをまったく気にしていません。ただ真っ直ぐに生きた結果、そうした転換点に立ち会うことになるのです。

     そうした真っ直ぐさは、ガンプ自身の身近な人にも向けられます。初恋の相手のジェニー、アメリカ軍で友人になったバッバ、ベトナム戦争で足を失い、生きることに絶望したダン隊長。

     ガンプの打算のない正直な生き方と優しさは、彼らの人生も変えていきます。

     歴史の転換点に立ち会うことも、人を救うことも、一見するととてもドラマチックなことのように思います。

     でも、ガンプの人生を見ていると、そうしたことは別にドラマチックじゃない。真っ直ぐ優しく生きていれば、案外簡単にできるのかもしれない。そんなふうに思えてきます。そう考えると、もうちょっと楽しく真っ直ぐに生きてみてもいいのかなあ、なんてことも思えてきます。

     ちょっと人生にスレてしまった時、この映画のこと、そしてガンプのことを思い出せば、ちょっとだけ救われるような気がします。心の清涼剤になりそうな、とても素晴らしい作品でした。

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