SPIRIT(スピリット) 特別版 [DVD]

監督 : ロニー・ユー 
出演 : ジェット・リー  中村獅童  スン・リー  原田眞人 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135574374

感想・レビュー・書評

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  • ジェットリー最後にして最高の格闘映画、実在した格闘家フォ・ユアンジャの生涯を描く、ジェットリーアクションの集大成的作品、天下一武道会風の試合から外国人相手の異種格闘戦、最後に日本人(中村獅童)との刀対三節棍が最大の見所。日本人が悪人として描かれているのは時代背景を考えれば仕方のないところか。いずれにしても武侠小説ファンならびに格闘技ファン必見の一作。コメンタリーが無かったのが残念。

  • 少年時代、病弱だったフォ・ユンジャ(ジェット・リー)は、強さを求めて「武」の世界に憧れた。武術家だった父の跡を歩もうと、フォはやがて天津一の格闘家となる。
    しかしその傲慢さゆえに恨みを買い、フォはある日、大ケガをした弟子の仇をとろうと怒りのあまり相手を殺してしまう。
    しかし、その報復が家族に及び、フォは悲劇のどん底に突き落とされる。すべてを捨て、落ちぶれ果てた彼が流れ着いたのは辺境の村だった。
    そこで農夫として働き始めたフォは、生きる気力を取り戻し、強さの本当の意味を知る。
    いくつもの苦悩と、数知れない戦いの果てに、大きすぎる犠牲を払ってやっと辿り着いたのは無私無敵の境地だった。
    ついに天津に帰る決心をするフォだが、彼を待ち受けていたのは、上海で開催される史上初の異種格闘技戦だった。
    歴史に残る大舞台となる1910年9月14日、世界中から屈強な男たちが集まり、会場には興奮が渦巻いた。
    死力を尽くして闘うフォの胸にある思いは、勝者の栄光を掴むこととは無縁の、静かにたぎる情熱だった。
    そこでフォは、日本のチャンピオン・田中(中村獅童)と出会う。
    二人は同じ精神を分かちあい、そして闘いに挑む。
    実在した英雄フォ・ユァンジャの"スピリット"を今に伝える、実話に基づく感動のストーリー。
    現在世界中に広がる中国武術の創始者にして、ブルース・リーの原点とも言えるフォ・ユァンジャ。
    彼が死去したのと同じ42歳になったジェット・リーが、構想10年の歳月を経て映像化!
    世界最高のアクションスタージェットリーの最高傑作。待望の完全版。
    ジェット・リーが実在した武術家を演じた感動アクション大作。
    武術家の父親に憧れ強くなったが、強くなるに従って傲慢になり怨みをかい、大事な家族を殺され、流れ着いた村で、大地と調和して生きる人々からお互いに尊重尊敬しあう生き方を学び、新しい武術を生み出し、中国を侵略するために中国人の愛国心を挫こうとする欧米諸国が送り込んだ武術家と戦う。
    武術を殺しの道具ではなく、自己向上の術とし、誇り高く調和する生き方を貫き、中国人の誇りを守ろうとする武術家をジェット・リーが熱演していて勇気を貰える映画でした。
    異種格闘技戦や中村獅童演じる達人とのファイトシーンでは、迫力のあるハイレベルなアクションを披露しています。
    ドラマ面でも、幼い頃からの親友ジンスンとの変わらない強い絆と辺境の村で出会った長老のお婆さんと盲目の女性ユエツーに言われた言葉「人の命を守るためには、自分の命も大事にしなきゃいけないよ」や母親から言われた言葉「本当に強い人は、尊敬される優しい人なのよ」などで、人としての道に目覚めていく過程を、丁寧に描いていて、心揺さぶる物が、ありました。
    主人公の父親を、厳しくも人格者で、威厳のある武術家を、コリン・チャウが、演じていて、印象深いです。中村獅童演じる武術家も誇り高い人物で、主人公と戦いの中で友情で結ばれる男で、良かったです。

  • リーリンチェイはこの映画を最後にカンフー映画は出ないと。リンチェイのアクションは言わずもがな。中村獅童がいい味出してんだコレが。

  • 「午後のロードショー」にて。昔の中国を舞台にした正統派カンフー映画の趣。ジェット・リーのハリウッド映画にはどうも心躍るものがないので、とても安心感があります。彼にとっては原点回帰なんでしょう。

    クライマックスの中村獅童との対決シーンはとても良かったですね。中村獅童はスピーディなアクションで大健闘。なにより武士道精神をもったフェアな格闘家として描かれているのが心地よいです。列強が中国に進出している20世紀初頭という微妙な時代背景があるにも関わらず、この部分に関しては親日的。まぁ毒盛っちゃ元も子もないですけど(笑)

  •  実在する英雄的武術家、霍元甲の活躍をジェット・リーで映画化。

     武術家とはどうあるべきか、実在する伝説の武術家の生涯を通して非常に道徳的なストーリーになっている。
     中村獅童は意外にそんなに問題なし。違和感なく李連杰アクションの中にいる。
     この映画をつくった人達は、ジェット・リーの魅力はアクションともう一つ、笑顔であるということが分かっている。彼の笑顔はたまらないよねぇ。

  • うーん、いろいろツッコミどころがありすぎて、もう。中村獅童良いとこ取りだなあ。ジェット・リーの安定の人離れした身のこなし。

  • 格闘における信念を問う純粋なカンフー映画

  • 本当の「強さ」とは何か。
    内容的にカンフー映画お決まりの・・・って感じのわかりやすーい物語。
    その単純なストーリーとジェット・リーの美しい技、好きだなぁ。

    途中ジェット・リー扮する主人公が全てを失って、堕ちるところまで堕ちて、農村に流れつく。
    そこの人たちがせっせと働いているのに風がさーっと吹くとみんな手を休めて「風」を感じる。最初は目もくれなかった主人公だけど、長くそこで暮らすうちに「風」を感じられるようになる。
    すごくいいシーンだったなぁ。

  • 戦いも見所だし、武道家としての成長もいろいろ経験した上のもので素晴らしいと思った。終わり方は潔かった。日本人も中国人も。報復は更なる憎悪を生むだけ。この言葉は重みがあると思います。

  • レンタル>2006年公開。中村獅童がとてもいい役wwなんちゃって日本人のヘンテコ演出が多い中、ほんとの日本人を起用してくれたのは嬉しい所。大体日本人悪役多いしね。。獅童とお茶会してる場面、J.リー先生の改心した台詞;教えがとても素敵。ジャッキーのコミカル路線とは違い、硬派な内容。アクションは流石☆今作で武術の映画はやめる(この時42歳)と断言してました。

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