古畑シリーズの最終話(通算42回目)とのことで観てみました。
【あらすじ】
脚本家・加賀美京子は双子の姉妹の共同PN。外交的な妹が営業・企画・交渉を行い(刑事ドラマの監修で古畑と妹は知り合い)、内向的な姉が執筆を行う。以前よりチーム解消を希望していた姉が拳銃自殺しており妹が発見。
【殺害方法とアリバイ】
秘書を外出させ銃で殺害→姉の携帯を取る→秘書の合鍵で閉め退出→裏口から入り秘書に姿を見せ、時限爆竹設置→古畑と会食中、姉の携帯から妹へ入電→事務所に戻ると爆竹音→合鍵で入り、爆竹を隠し携帯を戻す。
【アリバイ崩しの決め手】
執筆中3P目の上に携帯があったこと(1-2Pは床にあった)、音に反応する人形が落ちていたこと(銃砲音以外に音が必要)から他殺と断定→しかし妹が退出して非常階段から裏口に行き秘書に姿を見せてからカフェに行くのに20分はかかる。静脈センサーのある表玄関からだと10分で可能なことから、実は殺されたのは妹であり、外交的になりたい姉が比較されたくないため殺して成り代わったと推測。ダンスが踊れないことから姉は自白するのだった。
FINALシリーズのこれが最終話で良いのか。アラ探しではなく推理物の展開としてムリがあるような。
この場合、遺族の反対があっても古畑が犯罪を主張すれば検視に回されるのではないか。遺書の筆跡鑑定してるくらいだし。まあ免許証などでいずれバレるまでの間、つかの間の妹気分を味わいたかっただけにしても、検視でスピード解決したんじゃないかなーと思いました。
※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載