The Eraser

アーティスト : ThomYorke 
  • XL Recordings (2006年7月10日発売)
3.62
  • (38)
  • (34)
  • (102)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 244
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 0634904020026

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 突然降って沸いたようなトムヨ-クのソロアルバム製作の話。あらあらと思ってるうちに発売になりました。基本的には現在のレディオヘッドの路線と大幅に懸け離れることもなく、むしろその延長線上にある路線を継承していて、別段違和感はありません。あえてバンドとの差異をあげるとしたら、ボーカリストのソロらしく「歌もの」としての要素が前面に出ていること。ある意味ポップというか、バンドのときよりとっつきやすかったかも。(2006)

    1.Eraser, The
    2.Analyse
    3.Clock, The
    4.Black Swan
    5.Skip Divided
    6.Atoms for Peace
    7.And It Rained All Night
    8.Harrowdown Hill
    9.Cymbal Rush

  • ソロ名義は初めて聴いたと思う。思っていたより暗い感じじゃなかった。

  • スタンリー・ドンウッドによるアートワークに完全に目を奪われ、ジャケットを手に取る。他を突き抜けた異世界感。思わず瞼の端がひくつく。

    全曲にわたる特徴的なピアノとエレクトロなサウンドのフュージョン。メロディーの変調的な転換と変化。無調的なヴォイスの切り替え…

    Analyseの中盤の信号音のようなサウンドの挿入。完璧すぎる。
    The clocksのずれあわさったリズムのダブ。中毒性が高い。
    Atom for Peaceの歌詞の内容とはかけ離れた平和的なトーン。子守唄のようだが、眠ったら最後、瞼は二度と開くまい。

    ああ、なんと形容しよう。この感覚は…
    強烈な皮肉と、衝撃的なメロディーの打撃。どこまでも延々とローテーションできるような途切れのない浮遊感。一度耳にしたら、何週間も引きずられるような遅効性の毒素。

    Cymbol rushを聴きながら目をつぶる。無数のネオンが錯乱するハイウェイをどこまでも疾走してゆく、無数の蠱惑的な夜光広告の数々が捉えきれないほどの速さで傍らを駆け抜けてゆく、しまいにそれは鈍い羽音のようにウェーブしながら蒼白な光の奔流となり、やがて暗い夜陰に溶けて消えてしまう。

    イヤフォンをはずす、外を見る。耳の奥がうずく。時針は2時少し前。椅子に座ったまま、いつまでも、Tomの音律の軌跡をなぞってみる。あたりはまだ久遠の闇に閉じられている。朝は遠い。

  • レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークのソロワーク・アルバム。

    バンドの時より、サウンドはエレクトロニカに傾倒しており、音数は少なめでシンプルながら、曲の構成は相変わらず複雑で、変調も多し。すごく、冷たいアルバム。孤独な感じ。夜、電気消して、部屋の隅で体育座りして聴きたくなる(笑)。

    制作時期はレディオヘッドのディスコグラフィーで言うと、『Hail to the Thief』と『In Rainbows』の間で、個人的には好きな時期に当たる。バックサウンドが控えめというのもあるのかもしれないが、トム・ヨークの"濃度"がもの凄く濃く出ていて、彼のファンにはたまらない1枚。1曲目の表題曲『The Eraser』からいきなり持っていかれる・・。

  • The Eraserがとても好きです。

    一瞬で地球の裏側まで行ける感じ。

    どこまでも続いていく夜の海のよう。

  • 当時のロック+エレクトロニカ。卓球のベルリントラックスっぽい感じもちょいちょいある。再聴。

  • 2006

  • 昔はあまり好きでなかったけど今は大好き

  • 明るいけど暗い。静かだけどうるさい。無機質だけど有機的。

  • レディヘとの決定的な違いは電子楽器の音のチョイスかなあ。
    明るい音使い。

全37件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×