ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]

監督 : デイヴィッド・クローネンバーグ 
出演 : ヴィゴ・モーテンセン  エド・ハリス  ウィリアム・ハート  マリア・ベロ 
制作 : ジョシュ・オルソン 
  • 日活 (2006年9月8日発売)
3.53
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  • 本棚登録 :331
  • レビュー :62
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988103631221

ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 静かに丁寧に役者の表情で描かれるドラマパートと電光石火で魅せるアクションパートの緩急が素晴らしい。
    暴力的で肉感的なエログロ描写と渇いた暗さはやはりギャング映画。
    過去の主人公を一切描かず、ラストも未来を示唆しただけで終わる割り切ったところが良いです。
    いま目の前にある暴力に家族がどう向かい合うのか、テーマに絞った一直線ですね。

  • デイヴィッド・クローネンバーグの作品だし、タイトルのイメージだけでアメリカの犯罪者列伝とかそういう感じかなぁと思っていたのですが、このタイトル「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の「ヒストリー」は歴史という意味ではなくて、「過去」っていうくらいの意味。"He is a history."(彼はもう過去の人だよ)とか"This is a history."(それはもう昔話だよ)っていうような感じで映画の台詞でもよく使われる。だからこの映画の題名は「暴力の記憶」とか「暴力の過去」くらいの意味。このごろは何でも原題をカタカナのままで公開するけれども、ちょっと考えてほしいなぁと思った次第。
    しかし、主人公の殺人技がハンパないね。ここまで行くと、ちょっと笑っちゃうくらい。

  • クローネンバーグとヴィゴは最強コンビだと思います。
    かつて殺し屋だった男は、いかにして現在の幸せな家庭を守るのか、という映画です。

    父親と息子の対比の仕方がいいですよね。
    過去を忘れてコーヒーショップのオーナーに徹していながら、結局家族を守るために銃を取る父親(ヴィゴ)。
    同級生のイジメというか嫌がらせを冷静に受け流しながら、父親の名前を出されて、いじめっ子を殴り返す息子。
    息子が父を守るためにギャングを射殺するシーンが、自分の中ではクライマックスです。上手く言えないけどこのシーンはすごい。

    最後、情けない感じのヴィゴが家庭に帰ってきますが、ここの一家はお母さんが強い女性なので(それが幸せかどうかは不明ですが…)また強い絆を取り戻していくんじゃないかな?
    バイオレンス映画ながら、ヴィゴ一家の家族愛とその葛藤も美しかったと思います。

    濡れ場…というか、サービスショットみたいなのはいろいろあったのに、全く色気を感じないのは私がおばさんだからでしょうか?それともクローネンバーグだからでしょうか?
    中年夫婦がチアガールのコスプレで…(自重します)…とか、面白いんだけどなぁ…しかし色気が足りない。
    マリア・ベロは色っぽい女優さんだと思うのに…

    …念のために書いておきます:こういう趣味をしてますが、私も一応生物学上は女です。たぶん。

  • 鑑賞2回目。黒沢清が『トウキョウソナタ』を撮る際、参考にしたと言っていたが、そんな参考にするところあったか?っと思ったので再び鑑賞。
    タイトルからして主題は「暴力」に一貫しているが、隠された主題として「家族」の問題もあったことを忘れていた。それがわかって腑に落ちました。
    やっぱり夫婦喧嘩のあと、階段でなし崩しのセックスシーンがクローネンバーグらしい変態性を出していて好きだ。
    ヴィゴ演じるトム(ジョーイ)の事件により、家族が崩壊していくのではなく、それ以前からそもそもそれぞれが壊れかけていることがよく見るとわかる。
    例えば、妻のコスプレであったり、息子が弱虫のいじめられっこにしては生意気な姿勢であったり。
    エンディングが少し腑に落ちないが…先の読めそうなシンプルなストーリーなのにぐいぐい引き込まれた。
    後半から畳み掛けるように話が動き始める。人格のギャップが同じ人間なのに明らかに別人と思わせる演出が見事だ。

    1回目、2009/3/27

  • 生々しいセックスシーンや過激な暴力描写に目を覆うことが多かったのですが、家族の揃った最後のチャプターがすごく良かったです。ゴッドファーザーパート?のラストシーンみたいに、何か訴えかけてくるような無言だった気がする。最後のシーンは、人によって受け取り方が違うのだろうか? 決して冷淡なラストシーンではなかったと思います。ぎこちなかったけれども、父親に「お帰りなさい」って言ってたんじゃないのかしら。
    終始淡々とした感じがアメリカ映画っぽくなくて、面白かった!
    ヴィゴ・モーテンセンの枯れ具合が絶妙。かっこいいです。

  • GYAOで視聴。
    お恥ずかしいですが、観始めるまでクローネンバーグの映画とは知りませんでした。
    古いですが、「ラビッド」や「スキャナーズ」、「ザ・ブルード」「ヴィデオドローム」等のクローネンバーグのイメージが強いので、「フライ」以降あまり観る気がせず、「裸のランチ」で私の中で終わってました。(「クラッシュ」だけは例外)
    で、映画の感想としては何もありません。全く心動かず。エド・ハリスやウィリアム・ハートもミスキャストとしか思えません(2人ともあんな目を剥くような演技は不本意なんじゃないでしょうか)。ひとつ妻役のマリア・ベロは良かったです。ERの時から好きでしたが、益々好きになりました。

  • デヴィッド・クローネンバーグならではのクールな質感を伴った映像は流石である。だからここからは本当に好みの問題。前半部にもう少し丁寧に伏線を張っておけば……と惜しく思われる。いや、この映画には暴力(=「バイオレンス」)が充満している。主人公がどんな暴力沙汰に手を染めるかは言うまでもないが、息子も苛めに対抗して暴力を振るうしまたダイナーで交わされる世間話も暴力に纏わるものなのだった。セックスも含めて至るところに「暴力」の気配は漂っているが、例えば北野武映画のようにそれが不穏な雰囲気を匂わせる……というところに行かないのはクローネンバーグ監督が結局のところ「生々しい」暴力を描けない限界なのかもしれない。無機質なものを撮ってこそ映える監督が自己矛盾に挑戦したという野心作ではあるが、その野心がどれだけ成功しているかは評価に苦しむところではある。駄作だとは思わないのでこの点数に。

  •  飲食店を営む男の店に強盗が。男は慣れた手つきで強盗を撃ち殺してヒーローに。しかし、男を別の名で呼ぶ怪しい男達が現れて。。。

     タイトルどおりバイオレンス描写の戦慄感は見事。グロテスクなのではなく、こいつら人殺し慣れてるって思わせて怖くさせる。
     過去の暴力と今の家族との生活の間で苦悩する男やその家族の佇まいもすごぶるよい。
     ただ、この映画、ストーリーの流れがなんかなぁ。他に方法はないとはいえ、結局暴力で解決しちゃってるしなぁ。。。

  • 「午後のロードショー」にて。冴えない飲食店の店主が昔は凄腕の殺し屋で・・・みたいな。彼の凶暴性が突然現れるところは戦慄です。「96時間」みたいに親父が逆切れして大暴れするのかと思いきや、彼の態度はなんとも煮えきらず、挙句に息子に助けられる始末。悪役のエド・ハリスがあっさり死んでどうなるのかと思ったら、黒幕(ウィリアム・ハート)が出てくるわけですが、それでも彼の態度は煮え切らない。うーむ・・・。

  • 息子がおもしろかったw

    なんだかなぁ・・っていうストーリーw

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