父 パードレ・パドローネ [DVD]

監督 : パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ 
出演 : オメロ・アントヌッティ  サヴェリオ・マルコーニ  ファブリツィオ・フォルテ  ナンニ・モレッティ 
制作 : パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ  ガヴィーノ・レッダ 
  • 紀伊國屋書店 (2006年9月30日発売)
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215007542

父 パードレ・パドローネ [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 軍隊時代(おそらく工科兵か通信兵の修練で)、教官が、主人公の作ったラジオが正常に動作するか試験するためにスイッチをオンにすると、静寂ののちクラシックが流れる。それをこのラジオという基盤と真空管から出来た構造物を、より詳細に観察するために上からのぞきこむかのようなトラックアップ。そして、友人に振り向く主人公。友人「(口を開けて、よかった!という風に声にならない声で)ハー」、主人公「(返して)ハー」。そして仲良く廊下を歩く二人の後ろ姿。ここが個人的に最高にユーモアと情感が溢れるシーンだ。父親よりも血のつながらない友人の方が良くしてくれた。そう父に告げる主人公も、最後は、父の膝に頭を下げて、まるで許しを請うのだ。父は、頭を撫でるかと思ったら、握り拳を振り上げる。おそらく、その拳は、振り下ろされなかったのだろう。主人公は、故郷にいて、本を書いた。32歳で大学を卒業したらしい。そして最初のシーンに戻る。そこで教室からつれだれた主人公(および漏らしたションベンの水たまり)を笑う友人たちに、父は戻ってきていうシーン。あそこがとてもこの映画を懐かしい気持ちにさせる。「ガヴィーノを笑うな! お前達もいつかそうなるんだ」的なセリフ。このシーン、最後は、そのセリフのあとそのまま左にパンするけど、最初は、父親が出て行った後に、ようやく机に手を置いた(置かされた)子供たちにカッティングする。そこからさらにポン引きすると、先生も机に手を置いていて笑えた。

  • 昔かたぎで厳しい父親に育てられた羊飼いの少年カビーノ。
    羊飼いに学問など必要ないという父の意で、教育を受けなかった彼は、文盲のまま青年へと成長するがやがて学問に目覚め、言語学者になるまでを描いた作品。

    音楽の使い方がとてもユニークで素晴らしいですね。
    ラジオから流れてくる曲がそのままBGMになったりとか。
    特に私が好きなのが、羊飼いの仲間同士でアコーディオンとフルートを使って遠くにいる相手と会話するシーン。
    とっても素敵です。

    他にもヤギの乳絞りをしていると必ずそのヤギがコロコロとウ○チしちゃったり、親子で畑仕事しているとお尻とお尻がぶつかっちゃったりとかとか。
    人生の厳しさを描きながら、所々に垣間みえるユーモア。

    この作品のように人生はかくも厳しく、美しく、愉快なものなんだなあ。

    (1977年 イタリア)

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