山月記(三木眞一郎、小西克幸朗読CD)

  • Beepa
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 4560271560024

感想・レビュー・書評

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  • 話を変えていないのに、新しい解釈を感じ取れるのは、声、朗読の強みだと思う。

    結局、李徴は常に自分に酔ってるんだ。
    秀才だった昔も、虎になった今も変わらず。
    だって、虎ってかっこいいもんね。

    久々に「山月記」を読み返したら、文章の美しさにやられた。

  • なぜか突然虎になってしまった男の話。
    FeBeの今月のサービス音声、ということで聴きました。

    現実にはあり得ない話ですが、この主人公はその内身も心も100%虎になってしまうんでしょうか。

    誰しも過去一度は読んだり聞いたりしたことのある作品だと思いますが、久々に触れて、内容を思い出しました。
    面白い作品だと思います。

  • 原作未読。これから読もうと言う時にみきしんの朗読があると知ってしまったらこっちを先に聴きたくなるだろう(笑)。エピローグに原作にはない解釈が加えられていると言う事だが、原作を読まずに聴くので違和感はない。原作の解釈は人それぞれだが、個人的には最後の「私も…虎になりたい」 と言う言葉を放つみきしんの演技の凄さに酔えるので。恐怖を感じながら強烈に惹かれて行く感覚は、怖いもの見たさの、人間の本性だろう。獣の心の時の李徴前に身を晒し、食われてしまった後に、人間の心になった李徴が友の屍の断片を見て、どれほどの後悔に陥れられるだろうか、と言う事まで夢想したかもしれない袁惨の、普通人として生きながらも内に李徴を羨む狂気に似た思いを抱えている、と言う、誰にもそう言うものが潜んでいる感じが凄い出ていて、「匂い系」として十分に堪能できた。李徴が自虐の念を魂絞るみたいに袁惨に語るこにたんも素晴らしい…

  • もちろん、声だけで選んだ作品です。えっへん。
    作品中小西さんはなまえすらでてきません。ま、ジャケットに書いてあるけどね。

    最後は「あれれ?」は結末でしたが、決して私がもう一枚持っている(笑)のついた朗読本ではありません。三木さん、ふーんこう言うのも以外とありだな的です。

  • 山月記との出会いは高校の教科書でした。
    お話の細部は忘れてしまったけど、初めて読んだ時の胸をざわつかせる読後感だけはいつまでも心のすぐそばにあります。
    そんな作品と、大好きな三木さんのコラボ!買わねば!

    最後のトラック部分にオリジナル要素が。
    ううん、ちょっと微妙。
    原作を知らないとすんなり聞けるのかな。
    ないほうがいい、と言うよりは、なくてもよかった、かなあ。

  • オリジナル要素あり。

  • 【原作】中島敦。【朗読】三木眞一郎、小西克幸。

  • 虎になった李徴を一人が、友人とナレーションをもう一人が受け持った形。
    原作と一部変更(というか追加)があります。
    これもまた賛否あるかと思いますが、個人的にはその部分に心を鷲づかみにされました。

  • PCでにゃんげつきもみましたww

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