変態村 [DVD]

監督 : ファブリス・ドゥ・ヴェルツ 
出演 : ローラン・リュカ  ジャッキー・ベロワイエ  フィリップ・ナオン 
  • キングレコード
2.80
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003979409

感想・レビュー・書評

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  •  流しのシンガーであるマルク。次の興行先へ移動している途中で車が故障してしまい、犬を探している男の案内で寂れたペンションに泊まることに。
     翌日、マルクが散歩をしていると村人たちの変態行為を目撃してしまう。ペンションの主であるバルテルも様子がおかしく、一方的に逃げた女房のことを話すばかり。更に翌日、バルテルに車を燃やされ、マルクは監禁されてしまう。
     マルクはこの異常な"変態村"から逃げ出すことができるのか?
    ---------------------------------------------------------
     原題が『Calvariae (髑髏)』。『Calvariae Locus』だと「ゴルゴダの丘」のことらしい。邦題が原題と全く違うんだけど、でも邦題が凄くしっくりくる。
     幽霊は出てこない。殺人鬼も出てこない。村人も別に嬉々として殺人をするわけでもない。ただ異常で非常識なだけだ。
     地図を見れば、ヨーロッパ大陸は広い。深い森もあれば険しい山もある。いやヨーロッパでなくとも、知名度が低くて詳細を知っている人がほぼおらず、旅人が行方不明になっても誰も気づかない場所があるのではないか。そう思わせるような映画。
     コレを観たら、きっと個人旅行をするのが怖くなる。かも。

  • 歌手の主人公はクリスマスの催しに向けて南仏へ行く最中、地図にのってない場所を見つける。天気は悪くなり車も故障、村へ宿泊することになったのだが…男に恐怖がおそいかかる。

    劇中のダンスシーンは頭がいたくなる程、不気味。だけど魅力的。
    精神的におかしい人達のオンパレード、理解出来ない不条理な世界。
    様々な感情をぶつけられる主人公が痛々しいが病んでる村人達は一層哀れに見えてしまう作品だ。
    グリム童話の様な残虐さ、まるでお伽話のそれが現実世界と一体になってるような不思議な映画。

    そして特典の短編「ワンダフルラブ」孤独な女の狂気の愛…。
    ホラーテイストだけど怖くない異質なラブストーリー、変態村よりも好き。
    エンディングや劇中の音楽の明るさとは逆に現実は愛と孤独に揺れて妄想を抱く主人公の姿を描いている。独特なアンバランス加減で面白い。
    金髪女性とアダンのキャラクターがよかった。

  • 評価がすごく難しい。
    とにかく変態村というジャンルだなと思いました。私の中で初めて出会うジャンルなので、似たような作品を見ないと比較ができず評価できない感じです。
    そして、対象物がないと評価ができない自分に気づけてよかったです。まだまだクズです。

    面白かったか、面白くなかったか?という状態じゃありません。
    好きか嫌いかと言われたら、好きです。

    秀逸なタイトル「変態村」ですが、「確かに変態だった派」と「全然変態じゃない派」があるようで、私は後者です。これはこの作品が変態かどうかではなく、観た人の中にある『変態』という言葉の解釈がそれぞれ異なるからこそ起こることです。私も「まぁ言われてみれば変態だな」と思う所もありますので、『変態』という言葉の汎用性たるや、という感じです。
    実際は『変態』というよりは『きちがい』とか『狂人』でしょう。
    原題の「Calvaire」は、 ゴルゴタの丘という意味だそうですが、それを頭に入れてからのほうが製作者の意図が掴めたんではないでしょうか。今思い起こすとナルホドナァ~という感じです。

    私が引っかかったのは「変態」ではなく「村」のほうです。閉塞した村の感じを期待したのですが、映るのは1軒のペンションが殆どで、あとは美しい冬の森の風景ばかり。村の住人も後半にしか出てこないので、村というよりは孤立したペンションでの出来事だと思いました。

    とにかくクソ陰気な空気がいいです。全員何日もお風呂に入っていないような感じ。バーの気持ち悪い音楽と意味不明なダンス。なのにご飯は美味そう。そして最後の場面の不思議な暖かさ。ホラー映画とは思えません。

  • CALVAIRE
    2004年 ベルギー+フランス+ルクセンブルグ 91分
    監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
    出演:ローラン・リュカ/ジャッキー・ベロワイエ/フィリップ・ナオン

    旅廻りの歌手マルク(ローラン・リュカ)は、老人ホームでのクリスマスコンサートを終え、次の会場へむかうべくワゴン車で出発するが、辺鄙な山奥で土砂降りの中、車がエンストしてしまう。犬を探している変な男ボリス(ジャン=リュック・クシャール)と出会い、バルテル(ジャッキー・ベロワイエ)という男の宿屋へ案内される。バルテルは一見親切に車の修理を頼んでくれたりするが、出て行った妻の話をすると泣き上戸になり、どうも様子がおかしい。ある朝ついにバルテルはマルクのワゴン車を破壊、マルクを監禁し…。

    タイトルからしてB級カルト感満載(笑)70年代のヘビメタバンドのアルバムタイトルじゃあるまいし、ふざけすぎじゃないのー?と軽い気持ちで見始めたら、まあタイトル通りの変態がこれでもかこれでもかと出てくる出てくる(笑)なるほど変態村さもありなん、とは思いつつ、まあどちらかというと「狂人村」くらいのほうが正確だったかも。

    マルクの仕事は、現代日本で例えるとデビュー前の「純烈」的な感じかしら?(ソロだけど)テレビに出るような歌手じゃなくてドサ回りの大衆芸能。私の感覚ではマルクはそんなにハンサムでもないし、若くもない(30代くらい?)のだけど、老人ホームのご婦人にはモテモテ。楽屋にやってきたお婆さんが思い詰めた顔で彼に抱かれたがったり、去り際は施設のスタッフとおぼしき中年女性に熱烈に抱き着かれ、彼女のセクシーなポラロイド写真(つまり自撮り)を渡されたりする。一見モテ自慢エピソードのようだけどこれが終始不穏でなんか不気味。

    そしてマルクが辿り着いてしまったバルテルの宿屋。もちろんここが変態村の入り口。しかしバルテル自身はもともと余所者なのか、村には近づくなとマルクに言う。わかったと言いつつ散歩に出かけたマルクは、早速第一村人発見。家畜を囲んで数人の男たちが集まっているが、なんと彼らは家畜(豚?)と獣姦していた。やべえ変態いた!と逃げ帰るマルク。

    その頃バルテルは、マルクの車を修理するふりして、後部ドアをこじあけ中に潜入、物色している。そもそもバルテルは修理屋を呼んでやると言って電話(ダイヤル黒電話)をかけてくれたりするんだけど出張してて不在の繰り返し、絶対その電話繋がってないだろと思ってたら案の定。妻に逃げられてから孤独なバルテルはマルクを引き留めたいんだろうな…くらいに思っていたのだけど、とんでもなかった。

    マルクの車を破壊し火をつけたバルテルは、マルクのことをぶん殴り気絶させたあと、なんと彼に逃げた妻グロリアの洋服(ワンピースと赤いダウンジャケット)を着せ、椅子にしばりつけてバリカンで丸刈りにする。途中で目を覚ましたマルクはびっくり、泣きじゃくるがすでに正気でないバルテルは彼を妻のグロリアだと思い込んでいる!冒頭に出てきた犬を探していたボリスは、犬がいなくなってから気が触れたんだと説明されているが、そう話したバルテル自身が、妻がいなくなってから気が触れていたんですね。

    バルテルは、マルクの手を縛り、クリスマスの木を切り出しに連れ出す。マルクは隙を見てなんとか逃げ出すが、手を縛られている上に、森の中で動物の罠にかかってしまい動けず。そこをボリスに発見されてバルテルのもとに連れ戻されてしまう。バルテルは「お仕置き」として、マルクを十字架のようなものに磔にし、手に釘を打つ。

    バルテルは、マルクをその状態で放置して、村の酒場に出掛ける。そこにいるのは中年~初老の男たちばかり。その中の一人ロベールにバルテルは「よくも妻を寝取ったな」と喧嘩を売る。妻は戻ってきたけど二度と手を出すな、と言うバルテルに、酒場の人々は冷笑的。ロベールとその息子たちは、バルテルが森からマルクを連れ戻すのを目撃しており、彼がグロリアではなく見知らぬ男だとわかっていたのだ。バルテルが帰り、男たちは奇妙な不協和音のピアノ伴奏で、不気味なダンスを男同志で踊る。

    帰宅したバルテルは、マルクと晩御飯を食べている。あのまま磔で殺されるのかと思いきや、そこまではしなかったようだ。ちょっと安心するも、マルクは相変わらず女装させられたまま、しかも血だらけだし、バルテルは彼をグロリアと呼び続けるし、ベッドにも入ってくるしめっちゃ怖い。

    そしてクリスマスの夜、ボリスがやってきて探していた犬をやっと見つけたという。しかし彼が抱きかかえているのはどう見ても子牛…。どいつもこいつも、犬と牛どころか、おっさんと妻の見わけもつかないのだから恐ろしい。ボリスと子牛、そしてバルテルとマルクは食卓を囲むが、しかしそこに、ロベール一家が乱入、襲い掛かってくる。(たぶんボリスの子牛は彼らの家畜だったんでしょう)

    彼らがボリスとバルテルを銃で殺害、マルクは一瞬助かったかと思いきや、なんとこのロベール一家まで、マルクのことをグロリアと呼び、なぜ戻ってきた、と責め始める。あげくこのアバズレ、売女と罵倒、お仕置きだからやっちまえーとマルクを背後から…。おいおい、酒場の様子では彼がグロリアじゃなくて男だって知ってたんじゃなかったの!?もはやどうでもいいから他人の妄想にのっかってでもいたしたいだけなのか、それとも本当に彼らもマルクをグロリアだと思い込んでいるのか。

    マルクはなんとか逃げ出し、森へ逃げ込むが、彼らは豚を犬代わりにして追いかけてくる。マルクは女装で逃げる。悲愴なんだけど、なんかもうここまでくるとちょっと笑っちゃう。暴力的な人たちに追い掛け回されること自体は怖い、しかし彼らは、どこから見ても成人男性のマルクを「このアマ」と言い、完全に女性だと思い込んでいる。なんかもう狂気としても理解できないジャンル。

    やがてマルクは、まだ雪の溶けていない湿地帯に迷い込む。なぜかそこには十字架に磔にされた死体が乱立している。もしかしてマルク同様、この変態村に迷い込んでしまいバルテルに妻代わりにされた犠牲者たちだろうか。それとも、そもそも村には女性は一人もいなかったことを思うと、グロリアのように逃げ出した女性以外はすべて男たちのために犠牲になってしまったのかもしれない(ていうかグロリアもホントは逃げてなくて殺されただけの可能性もある)

    ロベールだけが、この湿地帯までマルクを追ってくるが、氷が割れて彼は沼にはまりこんでしまう。沈んでいきながら彼はマルクにむかって「グロリア、俺を少しは愛していたのか、愛していたと言ってくれ」と叫び続ける。血まみれ女装のマルクは放心したように彼に「愛していた」と言ってやるのだった…。終わり。

    いったい何を見せられていたんだという90分。原題「CALVAIRE」はフランス語で、ゴルゴタの丘、キリストの磔刑像の他、試練・受難などの意味があるようです。たしかにマルクは自ら十字架を背負ってゴルゴタの丘を登ったキリストの受難にも匹敵する恐怖と苦痛を味わっている…。そしてラストでは、まるで聖母のように、自分を殺そうとしていた男に許しを与える。なんか深淵なのかふざけてるのかよくわからないですが、怖がりつつも、たまに突っ込みをいれつつ爆笑するなど、映画としては十分楽しめました。

  • う〜ん、変態というか…(笑)まぁ海外的には「変態」というニュアンスなんだろうか?
    それにしても主人公は男性なのに、散々ですねぇ。

  • 怖かった。怖いしなんか悲しい。エンドロールも怖いし。
    変態っていう言葉で片付けていいのか。
    でも変態って邦題つけたくなる気持ちわかる。

  • 日本語の題名がド直球w

  • いやーな映画だが印象に残らず。
    集中力のなかった自分のせいかもしれない。

  • だいぶイってますねこれ。

    ギャスパー・ノエ繋がりで話題にもなったみたいですが、確かにギャスパー・ノエ作品にもみられるエグめで極濃の、異常な執着の形の愛というテーマは一応あるのはあります。しかしもはやそれはただのやりたいことやるために丁度いい便宜的な借り物めいたものでしかなかったんじゃないだろうかと思えてくるくらい、ストーリー云々とは直接関係のない頭のおかしな映像が至るところで展開される。
    こういうの好きなだけなんだよ!という性癖の主張を感じる。
    だからといって露骨に無茶苦茶やりたい放題というわけではなく、表現者として踏みとどまるところは踏みとどまってる。一通りイっちゃってるコースを綺麗に踏んでいて粗さはあまりなく、ちょっとアート路線な要素もあるんですよね。

    でもヤバイことはヤバイです。この監督、映画に携わることができて良かったな、ヤバイ頭を活かす仕事に就けてホント良かったなという安堵感は凄くある。なんというか、マッドな天才博士に憧れて必死に自分も追いかけようと頑張ってる弟子って感じです。手っ取り早く言うと『悪魔のいけにえ』の弟子にあたる作品ですね、この映画。あっちはナチュラルにイっていて根本から破綻してるけど、こっちは師匠やいろんな作品に感化されたうえでイってしまわれたのですねという感じ。


    それと『変態村』っていう邦題、これはかなりズレてるよね、観た人の多くはそう感じただろうけど。原題は「受難」とかそんな意味があるらしいけどこれも当てにしなくていいと思う。『ひごゔぅぬでゅるんぐぺぺ』とかもうそんなんでいいと思う。決めました、この映画のタイトルは『ひごゔぅぬでゅるんぐぺぺ』です。命名。


    ちなみに一応、クリスマス映画。

    DVD特典映像にある短編映画が少ない時間で的確に観る者の正気を奪ってくる作品で良かったのですが、監督が映画について語っている特典映像もなかなか面白かったです。興奮気味に息を荒げながら、自作への思いを語ってくれてます。がっつりと目を見開いて。ああ、頭に焼き付いて離れない、あの顔面。ある意味それが一番要注意映像でした。

  • 特典映像のジジが超かわいい

  • ジャンルがよく分かりませんが、
    フランス映画独特の空気感がすごく良かったです。
    変態村って言うか・・・
    と、誰もが邦題にケチつけたくなったかと思いますが
    変態村というよりは「登場人物の全員が精神異常者」という感じです。
    そこら辺がとても面白い、私にとっては。
    嫌いな人は最初からダメだと思うのですが。
    最初から最後までシュールで、だけど、
    「意味わからん!」という腹立たしさを感じることは無く、
    全編を通してしっかり堪能させていただきました。

  • 残酷シーン盛り沢山のお馬鹿映画だと思ってたら、ちゃんと丁寧に作られてて、グロテスクシーンはほとんど無いけどちゃんとハラハライライラ不愉快になる映画だった。森がキレイ。

  • ゴミ。ワースト映画の一つに入る。全てが表面的。カメラワークが素人。こういう自己満足は学祭ででもやっておけば良い。

  • 直球な表現のタイトルに釣られて観た内の1人ですが、そんな感じだろうなって 異常さもタイトルに劣らずあるけど、お得な気持ちにならなかったので微妙。

  • 変態よりもキチガイの話。シュールさとべっとりとまとわりつくような陰湿な雰囲気は独特。「変態村」というタイトルは素敵な想像を掻き立てられるけどこの作品とはズレてる気がする。
    寒村の広々しさは逃げ場のなさと絶望感にピッタリだった。
    兎にも角にも評価が難しい。自分には合わない。

    短編の死体と暮らす話のほうがまとめられてて面白かった。フランス映画は奥が深い。

  • 何が…何が何だか……

    フランス映画はこれが初めてなのですが、独特な空気感ですね。クリスマスパーティで画面が(カメラが)ぐるぐる回るところが好きです。
    でもちょっと馴染めませんでした。

  • 後半からどんどん不条理が加速していく

  • なんだこれ

  • 主人公以外みんな頭イっちゃってる人達。
    でも、全員そうだから、「狂ってる」のが「普通」な村。
    それがもう不気味で気持ち悪い。(誉めてます)
    その中で主人公が哀れすぎる。
    主人公なのか動物なのか、啼き声が耳に残る。
    よくホラーの舞台になってるけど、山間の寒村は怖い(笑)

  • この不条理さがすごく好き。全体的に意味不明なんだけどフランス映画は基本こんなもんだって偏見があるせいか(もしかしたらこの映画がきっかけだったのかも?)、素直に受け入れちゃうんだよなあ…。フランスホラーだけか。
    個人的に宿のおっさんが超好き。いい感じに気持ち悪くて

  • オープニングの老人ホーム公演みたいなシーンで期待させたんですが、しかしなんちゅー展開の鈍さ。その辺りも狙ってEDやら無音楽やらシュールさを醸しだそうとしてる感じですが、そこそこキレイに撮れてたりするので逆に退屈になってしまいました。邦題は完全に誤解させるものなのでどうにかしないと、と思ったら名付け親の方は自己破産したそうで…

  • 見終わったあとに「うぅぅ」と唸ってしまった。
    ストーリーを乱暴に要約すると、売れない歌手が変なペンションに迷い込んで、変な村人たちに無茶苦茶にされる話。
    この村人たちがまぁ頭いっちゃってて、基本的にまともな奴はひとりもいない。登場人物がもれなく狂ってて、その クレイジーっぷりにただただ頭を抱える映画。
    特に、村人たちが酒場で踊り狂うシーンが秀逸。その踊りの意味は理解し難いながら、妙に存在感があって、こころが揺さぶられる。
    全く異質な集団に感じる恐怖をうまく表現してるけど、描写はヌルいのが残念。村人たちがやってること、主人公にやることはエグいけど、それを上手にぼんやりと映してるから、監督の良心ってか、あんまりやりすぎちゃダメっていう規制的な所が個人的にもったいない。でも、あえてそうしてるのかなっとも思う。ここは個人の好みかもしんない。
    映画全体としては、理解不可能な他者に感じる恐怖感を演出しきっていて、満足な内容です。

  • いちおう監督さんはホラーだと言っているが、これはホラーというよりは不条理劇みたいなテイストですね。途中でオッサンたちがみんな踊り出すところなんかは最高にいいです。
    フランス映画のDNAを感じさせます。
    また、出てくる人がみんな大人ばかりなのが、ハリウッドなどのホラーと違うところ。
    特典映像の短編映画(同じ監督の作品)も基本的には同じモチーフなのだが、こちらもすごくよろしい。
    しかし、このタイトルは何とかならなかったのだろうか^^;

  • これ作った人頭悪いんじゃないの……
    制作費の無駄。見るのも時間の無駄。お金の無駄。
    変態じゃなくて変人。基地外。

  • 久しぶりに酷い映画を観ました。
    でもカメラワークは上手でしたね。
    あと、特典映像についていたワンダフルワールドという短編ミニシアターのほうが個人的には好きなので星2つです。

  • タイトル通りの映画

  • 中盤のダンス?シーンがよい

  • 主人公以外、頭がおかしい人しか出てこない映画。
    タイトルは確かにその通りだけど、変えようがなかったのか。
    面白いけど、途中でちょっと飽きてしまった。
    ハリウッドの親切な映画に慣らされた身としては、何の説明もないのと長すぎる間に違和感を覚えてしまう。
    この「間」とか空気を楽しむものなんだろうけども。

    あと、レイプするならせめてズボンを脱げ。それかチャックを下ろす仕草くらいしてくれ。最低限、体と体をくっつけようよ。明らかに離れているので最初何をやってるのか分からなかった。

    特典映像で入っていた「ワンダフル・ラブ」が素晴らしかったので星4つ。孤独な中年女ララの恋愛物語。変態村もラブストーリーらしいけど、こちらの方がストレートで好き。何より短くてちょうど良い。20分強。死体とララの生活に流れるラブソングが、外れ過ぎてぴったり合っている。これ好きだなー。

  • 制作年:2004年
    監 督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
    主 演:ローラン・リュカ、ジャッキー・ベロワイエ、フィリップ・ナオン


    山の中でキャバレー・シンガーのマルクの車が故障してしまう。
    森の中を歩いて行くと、ペンションの明かりを見つける。
    そのペンションのオーナーである孤独な初老の男バルテル氏は、歌手であるマルクに何故か異様な執着を見せはじめる。
    彼の尋常でない様子に不安を覚えつつも、土砂降りでどうにも動けないマルクは一晩の宿を借りることにする。
    翌朝、散策に出かけたマルクは、古びた納屋で家畜とセックスをする村人たちを目撃。
    驚いたマルクは一刻も早くこの地を去ろうとするが、車の故障を理由にバルテルに強固に引きとめられる。
    その夜、バルテルは、かつて自分を捨てて男と蒸発してしまった妻グロリアのことをぽつぽつと語り始める。
    そして突如、マルクにかつて妻が自分にしてくれたように自分のための歌を歌うよう強要する。あくる朝、マルクは車が荒らされていること、バルテルが自分の所持品を離れの小屋に隠し持っていることを発見し、彼に問いただす。
    しかし正気を失ったバルテルは、マルクを失踪した妻と思い込み、暴力を振るい、かつて彼女が着ていた服を着せ、再び逃げられないよう監禁する。
    その日から、昼夜問わず片時も離れることのない歪んだ愛の生活が始まった。クリスマスの日。
    隙を見て、満身創痍のマルクは脱走を図るが失敗。
    ついには納屋で十字に磔にされてしまう。
    また、バルテルは村人たちが集うバーに行き、「俺の女房の手を出したら殺す」と警告し立ち去る。
    グロリアを愛していたロベール率いる村人は、グロリアがいるという妄想に駆られ襲撃にやってくる。
    その混乱のなか、銃弾に倒れたバルテルを残し、マルクは決死の脱走を計るが、村人たちは執拗なまでに彼を追い詰めていく。

  • 邦題がないわ

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