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- / ISBN・EAN: 4982509315334
感想・レビュー・書評
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少し崩れた 名古屋弁の社会。
友川/奥田瑛二は警察官であるが、でたらめで、アウトロー。
要するに、スケベ。ヒマな女に言い寄っている。
背中に 刺青を 背負っていた。
まゆこにであう。
高校生だと 推定して 探す。
まゆこは 葬儀屋の化粧師だった。
そして、中学生だった。
それでも、奥田瑛二は 突き進む。
兄 助政 は 精神薄弱であるが、
母親のトラウマにより セックスを忌み嫌っていた。
助政は、友川とまゆこのセックスを見ることで
自暴自棄となり 煙突の上に登る。
そして、大きな声で 友川とまゆこの
話をすることで、みんなに知れ渡る。
まゆこの母親 夏木マリは 友川の恋人だったときがある。
それで、つきあうなと 友川に夏木マリは言う。
まゆこは、背中に 刺青を入れることを
決意する。おじいちゃんが 刺青師で、
友川の刺青も おじいちゃんが彫ったのだった。
二人は 雌雄のつがいとなる。
奥田瑛二の 感覚が 映像化されている。
まゆこの白い肌に、いろどりが 飾る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全編にただよう、不穏な音楽が淫靡+ファンタジーを物語る。
ある、田舎街でぐうたらに過ごす警察官・奥田瑛二。
端からみたらまあ、ふつうの「おまわりさん」だが、ほんとうにぐうたら。
タバコはすう、ギャンブルする。
知恵遅れ?の少年に銃を撃たす。
女性のペットの犬を盗んでおいて、失踪届がでてから、盗んだ犬を届け、
相手の話を聞いて心の隙間を埋めるようにセックスやっちゃう。
相手は感謝してるし、ペットしか相手がいないような女だから抵抗もしない。
そんな中、少女に声をかけられ、ホテルへ。
実は相手は中学生で、昔情事を重ねていた女の娘・・・・
そして、その少女とまるで高校生のような性愛を重ねていく。
まあ、カオスですわ。
そんなのがふつうに登場人物、いや村全体がある種、ヤバい空気感をはらんでいて、
まるでかつての日本にあったようでなかったようなファンタジーとなっている。
日常目線すぎて、逆にリアリティがない。
主演の小沢まゆは、名演だし、当時高校生?なのに大胆な露出も全く厭わっていない。
女優の素質を感じさせる。かつ、スタイルがいい。
現在は女優活動を止めている?とのことだが、また復帰してほしいところ。 -
小沢まゆって女優の人が物凄く綺麗な体してて、中年のおっさんと恋愛させるコントラストとしてはすごく映えてた。ちょっと知恵遅れっぽいお兄さん役の人すごく演技うまいと思う
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ううむ。けっこう印象的な映画だった。
助政のトラウマがけっこう軸になっている。クライマックスで友川が疲れ果てた昌三に変わり陽子の背中に墨を載せるのを、助政が直視することで、助政のトラウマは完全な治癒とまではいかなくとも変化をする。そして友川・助政・陽子の関係が一段回上へ成長する。
陽子役の小沢まゆはこのデビュー作の後、2本の映画に出ているけれど、それ以降、出演はないようだ。俳優活動を辞めてしまったのだろうか。だとしたら残念だ。奥田瑛二の資金とアイディアが尽きたか?
奥田瑛二にまだヤル気が残っているなら。また小沢まゆで撮ってもらいたい。 -
中年男と少女
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ちょっと狂った感じが最高の映画です。でも構成はしっかりしています。あと、色彩が秀逸です。はたからみたら淫乱でも本人たちはとっても真剣なのだなあ。