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- / ISBN・EAN: 4907953018747
感想・レビュー・書評
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スクープ記事を連発していた週刊誌記者の記事が、実は捏造につぐ捏造で創られたものだということが発覚。その顛末を描いた映画。実話に基づいている。
星の数ほどある雑誌の中でも、「唯一大統領専用機の中に置かれる雑誌」であるニューリパブリック誌。そのお堅い雑誌にあって、なぜそのような捏造が可能だったのか。そして、それを行った記者はどのような意図で捏造記事を作成していたのか。そのあたりがこの映画を見る上で気になるところなのだが…
なんと映画を最初から最後まで見ても、それがまったく分からない。なぜ厳重なチェックをすり抜けて記事が出版されたのか、なぜ彼がそうした捏造をしていたのか。まったくわからない。その時点でネタを活かせないクソ映画のにおいがプンプンする。
映画の本編では、新しく編集長になった男(なぜか同僚からの信頼が薄い)が、主人公の捏造を突き止める様子が、展開されていくわけだが、これが特にスリリングでもないし、謎が次々と明らかになるわけでもないし、とにかく地味。人間ドラマもほとんどないし、映像が派手なわけでもない。ダメ。
さらに捏造男は、上司に嘘がバレそうになっても「俺のことを信じてくれ」「俺はこの目で見たんだ!」などと見苦しいハッタリをかましていて、見苦しい。嘘のつき方もずさん。全然、感情移入も出来ないし、はたから見れば単なるクソ野郎である。
付属のドキュメンタリー映像によると、捏造しまくってた記者が捏造を見ぬかれなかった理由は、まず彼自身が記事の裏付けチェック作業を担当したこともあり、どうすればバレずに済むか心得ていたこと。そして、綿密な(捏造)取材ノートを用意したこと。また、架空の団体などについて書いているために、「当事者からの記事へのクレーム」が一切来なかった(来るわけがないw)からだという。なるほどこれを聞くと周到であるし、バレないのもなるほどと思う。
それから、彼が捏造していたのは「それがみんなにウケたからやめられなかった」とのことだそう。これはまぁ、月並み。
ぶっちゃけ、この10分程度のドキュメンタリーの映像のほうが面白いんじゃねーかっていう感じで、とにかく映画本編はダメ。ほとんど見る価値なし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ただ若造記者の捏造記事かいてたって話。
まったく重くもないし、なぜそれをやるにいたっただとか
そこにドラマがなにもないのでつまらんかった。 -
ニュースなんて面白くない。