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- / ISBN・EAN: 4988103631238
感想・レビュー・書評
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夫を守りたいと一途に願いながら、自らを取り巻く危険にはひるまず飛び込み、直情的に行動するテッサの若さが眩しい。テッサが子どもを死産した産褥の床で、隣のベッドで子どもを産み落として死んだアフリカの貧しい少女の赤ん坊を抱いて授乳するシーン、そして静かに行動し始めた夫ジャスティンが、テッサがかつて住んでいた家の荒れた庭に立ち、彼女の永遠の不在に打ちのめされて泣き崩れるシーンが印象に残った。
テッサの行動は正義のためというよりも、ただ裡から発する愛、あるいは大きな母性とも呼べるような力に突き動かされていたのではないかという気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アフリカの子どもたちがかわいかった。
製薬会社の営利主義なやり方が醜かった。
貧困が、お金をもらえれば動く、人の判断を金本位にさせてしまうのが悲しかった。
私も役に立ちたいなぁと思った。
レイチェル・ワイズが美しかった。 -
シティオブゴッドが面白かったので同じ監督の作品を拝見。医薬品会社によるアフリカにおける新薬の人体実験は仕組まれたものなのか??そんな中でこの疑惑を追っていた主人公の女性たちが死体となって見つかる。それを知った夫は亡き妻の追っていた疑惑を自らおう。。。
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ヴォルデモート卿主演(笑
製薬会社、国の陰謀によって殺された妻の真実を追う外交官をレイフ・ファインズが熱演。
よくありがちなサスペンスドラマだが、なかなか面白い。
構図が「ボーンアイデンティティ」みたいな展開だけれども、主役がスーパーマンみたいに強いわけでもない、頭がずば抜けてるわけでもない、そこに逆に惹かれた。
そういう人物こそ、本当のヒーローなのかもしれない。 -
アフリカでの薬物実験によって莫大な利益を貪る製薬会社、政府との癒着、その闇に立ち向かう女性活動家を襲う悲劇、かなり重いテーマの作品です。生まれた国が違うだけで命の価値も決まってしまう、これが現実かと思うと、恐怖、絶望、怒り、悲しみを感じずにはいられない、そんな思いで鑑賞しました。ラストもただただ切なく、これで良かったのか?と歯痒さも残ります。目を覆いたくなるようなシーンも多少ありますが、そのリアリティさは視聴者に問題提起を訴えるのに十分な内容だと思います。社会問題を背景に主人公夫婦の切な過ぎる愛の結末。涙なしでは見れません。色んな意味で良い作品だと思います。
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はじめはテッサは正義の前には何をしても良いと考えている女性なのかな、と思いましたがそうじゃないとわかってきたあたりからのめり込みました。ラストも切ない。
利権・保身…。
自分だったらどうするか、どう変えればマシな世界になるのか等々を考えざるを得ない。刺さる映画でした。