大逆転 [DVD]

監督 : ジョン・ランディス 
出演 : エディ・マーフィ  ダン・エイクロイド  デンホルム・エリオット 
  • パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
3.54
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本棚登録 : 188
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113758031

感想・レビュー・書評

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  • どこかで目にしてリストアップしていた1本。大富豪と大貧民、生まれながらの素養によるのか、それとも育った環境がそうさせるのかという点で興味深い1本でした。住めば都ではないけど、自分の今の生活を「これでよし」としたらそのクラスの生活を押し上げよう、っていう考えはなくなるかもしれない。そして上のクラスの暮らしが「何がどう」快適なのかがわからなければ、それを望みもしないだろう。そういう意味では、一度落っこちてから上を目指すほうがよりモチベーションは保ちやすい気はしました。ただ、その生活を維持するためにそれぞれが仕掛けている勝ちパターン、それに頼りすぎたりリスクを取りすぎたりするとそこにはつけこまれる可能性もあって、いつも新しい方法や自分が想定していない考え方がある可能性にも気を配ることが必要だなと改めて思いました。

  • エディ・マーフィ、ダン・エイクロイド主演のコメディというだけである程度の面白さは保証されているだろう。
    金持ちと貧乏人が立場を入れ替えられてしまうという荒唐無稽さをファンタジーではなく現実的に描いているのが良い。学がないビリーも勘や論理的思考(とっさに嘘が出てくるペテン師タイプで頭は良かったんだろう)で取引を成功させるというのが面白いところ。ルイスの落ちぶれ方がひどいけれどオフィーリアという救いもあってコメディとしてほどほどの軽さになっている。
    おっぱいは見えるけれど下品過ぎない、軽く風刺をきかせた観やすい映画。

  • 環境か血統か。人種差別主義者の好き勝手なクソジジイどもが人の人生を好き勝手にするという最悪なスタートで始まるコメディ映画。

    それにしても、「環境か血統か」。
    適当に生きてきた人の話を聞けない口だけホームレスのビリーがそれなりに丁寧堅実に仕事をするようになった。
    プライドは高いが人一倍正義感はあった誠実なルイスが嘘をついたり犯罪に手を染めるようになった。

    人は血統で作られるわけじゃない。
    悪巧みジジイの兄弟は、長らく続く誇らしい血統がおありのようだが、この落ちぶれようなのだから。

    序盤から中盤はやきもきする場面も多いが、オフィーリアやコールマンなど、みんなで悪い奴の鼻を明かすのはすっきりして痛快。

  • コメディだけど、色々考えさせられる映画。
    お金のあるなしで周りの評価ががらりと変わって人生も変わってしまうアメリカ社会って・・・と思ってしまいました。構成もしっかりしていて、笑えるシーンとストーリーのバランスが良くて面白かったです。

  • 子供の時に日曜洋画劇場で観て、
    最後どこかのリゾート地で勝利を謳歌する4人が
    非常に印象的だった。

    今観ても結構面白かった。
    思い出補正が結構ある気もするが。

  • kill or be killed

  • 「午後のロードショー」にて。現代版「王子と乞食」とのことで、「違う境遇を経験したことで悔い改めました」という説教臭い話かと思ったら、入れ替わった2人が結託して罠にはめた人間に復讐するという痛快な話でした。
    その復讐も暴力的なものではなく、2人が知恵をまわして株式相場の売り買いで相手を破産に追い込むというもの。なかなかスカッとしますね。

  • よくある『王子と乞食』パターンの映画ですが、生得論vs経験論、遺伝か環境かという話なので、貧困や人種問題も盛り込まれてますね。'80年代前半までのジョン・ランディス作品はどれも良い映画で、かつ今の目で観ると非常におしゃれに感じます。特に冒頭のフィラデルフィアの街・・・イタリアの種馬にウケる。

    我々映画ファンはどうしても「監督名」で判断してしまうとこがありますが、色々考えるとやっぱり脚本が大事。監督目線だと脚本ってことになります。
    ジョン・ランディス作品も、この頃までは脚本家が優れてる気がする。『サボテンブラザーズ』は脚本がダメな気がするなー。ランディス本人が書いてるのは『ブルースブラザーズ』『狼男アメリカン』とか。
    『狼男アメリカン』はロバート・ロドリゲス&エドガー・ライトという二大巨頭に影響を与えてる作品なので、観て損は無いと思います。たぶん、ジョン・カーペンター作品と並んで重要。

    主演はダン・エイクロイドとエディ・マーフィ。あと初期ジョン・カーペンター作品でおなじみジェイミー・リー・カーティス。
    エディ・マーフィは『48時間』はつまらなかったけど、この『大逆転』と『ビバリーヒルズコップ』はやっぱり面白かったです。SNLの人が多いけども、この流れはずーっときて最近のコメディ映画にも続いてる。
    やっぱりジョン・ベルーシやらエディ・マーフィは無茶苦茶なパワーがあるから面白いんですが、ジョン・ベルーシがこの前年にオーバードースで亡くなってる。代わりに弟のジェームズ・ベルーシがちょい役で出てますが、顔がそっくり。で、またゴリラが出ますけど今回はリック・ベイカー師ではないみたい。フランク・オズ(マスターヨーダのマスター)もまた出ます。

    昔の映画・・・コメディに限らずだけど、たぶんウケを狙った箇所じゃないところで猛烈に爆笑してツボにハマるときがある。この作品でも数箇所。
    話は先が読めちゃうんで、フラグが立ったなあと。どんでん返しとか無くていいんですよ。
    あと、この映画はコーエン兄弟の『未来は今』にもなんとなく似てる。あの映画は『素晴らしき哉、人生』+『未来世紀ブラジル』+『大逆転』みたいな感じでしょうか。この後『スパイ・ライク・アス』にテリー・ギリアムもコーエン兄もサム・ライミもみんな出てるというw
    WTCビルを見ると切なくなりますね。

  • わかりやすい復讐劇がコミカルに描かれていて、安心して楽しめる作品。エディ・マーフィーのコメディが好きすぎる…。面白すぎて途中腹を抱えて笑ったシーンも。
    ただ、先物取引の話だったのでそういったことに詳しくない私はちょっとよくわからないところもあったり。

  • 人間の本質って、環境に支配されるのかな。

    「ポチの告白」を観た後だから、そういう視線で観ちゃった。

    復讐好きなあたしとしては、物足りないけれど、ほんわかとさせられて、素直に「いい映画だな。」って思えた。

    役者さんってすごい。

    DAN AYKROYD
    EDDIE MURPHY
    JAMIE LEE CURTIS

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