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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4934569626462
感想・レビュー・書評
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・第21話『遡行』
クメン編後半戦開始。メルキアとクメン政府の間で停戦協定が結ばれたことで、神聖クメン王国のビーラーゲリラ狩りに専念できるようになり、政府側の大規模な作戦が開始される。傭兵AT部隊が命じられたのは、ムナメラ河を遡行しカンジェルマンの王宮に奇襲をかける隠密作戦。真の目的はPSの奪取なので、前半の指揮権はカンユー、後半はキリコに与えられる。
ボトムズ・クメン編でファンに大人気のキャラと言えば、やはりカンユー大尉。典型的な無能上司、無能な上官として描かれる。ホラー映画や戦争映画などでよくいる、「押すなよ?絶対押すなよ?」で絶対押すタイプ笑。「行くなよって言ってんのにそっち行っちゃ……あーあ。」というキャラ。こういうキャラがいないと映画は盛り上がらない。現実にいたら面倒くさいことこの上ないけど!
今回は、そんなカンユーが堪能できる名作回。ボートの臨検?シーンはまんま『地獄の黙示録』のコピーではあるが、あっちが緊迫したシーンなのに対して、こっちはカンユーがただ単にめちゃくちゃひどいだけという違いが笑。
ムナメラ河遡行中に寺院に辿り着き、ゲリラの巣として調べることを命じるカンユー。第16話のゾンム村とほとんど同じような展開。ベルゼルガはパイルバンカーを初使用!!ラスト、バニラがやってきてカッコよさを見せる。
・第22話『触発』
アニメアール回。アレンジがクドい笑。
前回のカンユーの失態がヒドすぎて、隠密作戦そのものが無駄に。新たに三日月湖を船で渡り、カンジェルマンの宮殿を目指す作戦に切り替える。だいぶ前からフィアナは戦いたくない症状。ボロー司祭は結社の「上」、キリーにお伺いを立てるが、ショック療法としてフィアナの目の前でキリコをイプシロンに殺させることを指令。キリー曰く「ギーガーの学説」?笑。
ポコラの羽の衣装は赤く高い、ガバラの羽は白くて時代遅れらしい。ココナはやっとウド編の私服に戻る。
パイロットになったバニラ、なんと哨戒ヘリで対空戦車を撃破。マーシィのエアバージ展開は何気に初めて?水中戦でイプシロンのブルーATに圧倒され続けるキリコ。ヘリに乗せられ、ボローに戦闘を無理矢理見せられるフィアナ、ヘリの操縦桿を奪い突っ込む。キリコ・フィアナ・イプシロンの三角関係は、基本的にアムロ・ララァ・シャアの変形だが、エルメスで間に割って入るのと全く同じ。
・第23話『錯綜』
内容は面白いのに作画が悪い回。後半はキリコ&フィアナのバカップルいや新婚夫婦のキャンプアニメだが、ふたりが会うイチャイチャ回に限って作監が神宮慧で、毎回作画が悪い笑(12話、17話、今回)。
フィアナが操縦桿を奪い、ヘリが墜落。ジャングルに逃げるフィアナ。フィアナを追うイプシロン。そしてキリコたち傭兵部隊。フィアナの緑色のスーツ姿は作画が悪いクセにムチムチにエロく描こうとしているから笑ってしまう。
イプシロンはフィアナに追いつくが、フィアナは拳銃自殺を図る。そこにご都合いやタイミングよく現れ発砲するカンジェルマン配下のSTタートル、フィアナ抹殺の指令を受けていた。イプシロンは味方を攻撃できないようにプログラムされているため、ブルーATを盾にしてフィアナを守ることしかできない……ボコボコにやられるイプシロンのブルーAT。イプシロンは哀しき存在である……。
逃げたフィアナを追い詰めるカンユー。フィアナは崖から落下、カンユーは手柄を独り占めしようと、フィアナを手錠で拘束する。ゴンヌー将軍に無線で連絡するカンユーだが、密かに近づいたキリコと格闘戦に。ついに直接対決である。ナイフで刺されたキリコ、揉み合いになりカンユーは河に流される笑。
ラストはバカップルのイチャイチャキャンプ笑。いいなあこの癒し系キャンプアニメ。ウド編とは違い、二人で逃げようとはせず、ボローのいるカンジェルマンの王宮を目指そうとするキリコ……ブレランのデッカード&レイチェルまんまではあるが、キリコは逃げずに謎を追い求める。
・第24話『横断』
中村プロ回で最高!鼻血が出そう!!しかも動画の方でアニメアール参加とな(使い回し?)。ボトムズファンには谷口回の方が人気かもだが、私は一貫して中村プロ派である。理由は悪い頃の中村プロしか知らなかったためで、「あの中村プロが!?」という、のちの世代の特異な印象(少数派ですよね)。
塩山さんの絵を忠実に再現していて上手いのが中村プロ回だが、同時にAT戦の描写も良い!バトルと言えば中村プロ、ボトムズの主流と言えば中村プロだと思う。主流あっての傍流で、谷口回は同人誌的な傍流。中村プロ回は構図や、動画の省力化も上手いと思う。
今回はフィアナがPSの能力を活かして大活躍する!フィアナ回で作画が良いのは最高!前回のキャンプ回はいったいなんだったのか笑。
カンジェルマンの宮殿を目指して進む、キリコのマーシィドッグとフィアナ。敵のタートル部隊に追撃されるが、キデーラ、ポタリア、シャッコに助けられて合流。キリコは隠密作戦の事情を話す。かつて、カンジェルマン王子はクメン王国親衛隊時代の、ポタリアの尊敬する上司だった。しかしなぜ……?ポタリアは王国の理想のため、キデーラは金のためにキリコと同道する。しかし、シャッコは傭兵としての契約を律儀に守るために、本隊に合流することを選ぶ。
本隊の哨戒機を撃ち、キリコたちが造反したことがゴンヌーにバレる。
追手のタートルとの戦い。フィアナの能力を活かし(ほとんどニュータイプ能力)、次々と撃破していくキリコたち。カンジェルマン軍(神聖クメン王国)の砦となっている古城に到着。フィアナは斥候として単身で砦に潜入。この女スパイ感、最高!のちの草薙素子とかMGSのサイボーグ忍者とか色々…。フィアナは砦のタートルを奪取、キリコたちと砦を制圧する。キデーラがフィアナとは知らずに攻撃し、華麗にかわすのが良い。
ラスト、哨戒機が攻撃されたことを受け、本隊の命令でバニラが哨戒機でやってくる。しかし…。
砦の通信士(司令官?)は大林隆介じゃないかと…。他のモブ役も担当。戸谷公次、大林隆介、島田敏、塩屋浩三、あと二又一成らが名もなき脇役キャラとして出演。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
有名なのでちょっとかじるつもりが、すっかりはまってしまった。奥深い人間性が見事に描かれている。
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2011年1月27日
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