ホステージ [DVD]

監督 : フローラン=エミリオ・シリ 
出演 : ブルース・ウィリス  ケヴィン・ポラック  ジョナサン・タッカー  ジミー・ベネット 
  • 松竹ホームビデオ
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105051546

感想・レビュー・書評

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  • 一軒家への立てこもり、という設定で舞台を集約することで低予算化している。犯人グループの主犯は、狂気じみて描かれているが、中途半端。どんなにホラーやクライム、はたまたサイコで脚色しようとも、テーマを盛り込みすぎて風呂敷を広げ過ぎてしまった感がある。

    【ストーリー】
    ロサンゼルス市警の敏腕交渉人だったタリー(ブルース・ウィリス)は、小さな町ブリスト・カミーノの警察署長となり、以来、妻のジェーン(セレナ・スコット・トーマス)と娘アマンダ(ルーマー・ウィリス)との関係もギクシャクしている。
    犯罪の少ないはずのこの町で、大きな事件が進行しつつあった。デニス(ジョナサン・タッカー)、ケヴィン(マーシャル・オールマン)の兄弟と、彼らと3週間前に知り合ったマース(ベン・フォスター)の若者3人組が、高級車を盗もうと一軒の豪邸に忍び込んだのだ。その家にはウォルター・スミス(ケヴィン・ポラック)と10歳の息子トミー(ジミー・ベネット)、14歳の娘ジェニファー(ミシェル・ホーン)がいた。

    若者たちの一人マースの瞳が、ジェニファーを捉えた。トミーがとっさに無音警報のボタンを押したため、婦人警官が駆けつける。スミス邸に乗り捨てられたデニスのトラックは、車の乗っ取り犯のものとして手配が出されていた。婦人警官がそれに気づいた時、マースの銃が火を噴いた。かくして、若者たちは警官隊に囲まれ、スミス邸に立てこもることになった。

    スミス邸は防犯カメラやパニックルームなどセキュリティ・システムを完備しており、それが逆手にとられ、容易に近付くことのできない難攻不落の要塞が出来上がった。長い夜の始まり、同時にタリーには人質の幼い少年を犠牲にしてしまった過去の悪夢が襲い掛かる。人質交渉は二度とやるつもりはない。だが、運命はタリーを放って置いてはくれなかった。妻のジェーンと娘アマンダが“ある組織”にさらわれたのだ。スミスは巨大な犯罪組織のマネーロンダリングに手を貸している会計士であり、若者たちが立てこもっている家には、今すぐにも組織が必要とする機密資料が保管されていたのだ。タリーの前に現れた謎の男は、組織の者が到着し、機密資料が入ったDVD-ROMを見つけるまではタリーが現場を指揮し、邸宅に誰も入れるなと命じる。さもなくば妻子の命はない、と。最も愛する者たちのために、ほかの家族を犠牲にするのか。タリーは究極の選択を迫られる。

    彼は立てこもる若者たちのリーダー格らしいデニスと交渉し、独自に解決の方法を探り始める。そんな絶体絶命の状況の中、タリーのもとに思いがけない1本の電話が入った。かけてきたのは若者たちの目を盗んで携帯電話を手にした人質の少年トミーだった。テレビのニュースで警察署長であるタリーの姿を見たトミーが、警察署を経由してコンタクトしてきたのだ。スミス邸の前に乗り捨てられたトラックから警察が掴んだ情報では、立てこもり犯はデニスとケヴィンの兄弟ふたりのはずだった。だがもうひとり、マースと呼ばれる若者がいたのだ。しかも、そのマースは殺人の過去がある凶悪犯だった。待ち受ける予期せぬ出来事の数々…、タリーの必死の反撃が始まる。

    交渉人として人質事件解決に当たる男が、自らの家族を人質に取られてしまい命がけのシーソー・ゲームに立ち向かうサスペンス・アクション。「スズメバチ」で本国フランスをはじめ、全世界で成功をおさめたフローラン=エミリオ・シリのハリウッド進出第一作。出演は「ダイ・ハード」「シックス・センス」のブルース・ウィリス。

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