ストロベリーショートケイクス [DVD]

監督 : 矢崎仁司 
出演 : 池脇千鶴  中越典子  中村優子  岩瀬塔子  加瀬亮  安藤政信  趙民和 
  • ハピネット・ピクチャーズ
3.35
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本棚登録 : 1143
感想 : 224
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953021969

感想・レビュー・書評

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  • 私の5時間を返して欲しい(え、2時間だったって? 退屈すぎて半分しか見てないのに死ぬほど長く感じた)

  • 池脇千鶴って「薄幸の美少女」ばかり演じてるイメージがあるんだけど、この映画のいちばん最初のカットからもう面白い。
    次のシーン、池脇千鶴が乗るベスパのミラーに映る過去の自分……「おぉ、Quadrophenia?いや二重人格か」と、この時点ですでに良い映画であることを確信しました。

    魚喃キリコの漫画の映画化。魚喃キリコは友達が好きで(鬼平好きの友達)、昔『南瓜とマヨネーズ』を薦められていたような。
    4人の女性たちの日常を描いた青春群像劇。私は男性だけれど、彼女たちの生き様や日々の悩みには「うぅ〜、わかる」と共感できてしまうところがある。

    4人のうちひとり、イラストレーター役は魚喃キリコ本人が演じている。「うぅ〜、わかる」
    うちひとり、OL役の中越典子は男をスペックで見るよくいるタイプだけど、それ故に付き合うと重くなる女。加瀬亮の方から告られたのに、、「うぅ〜、わかる。が、加瀬亮ひでぇな」
    このふたりはルームシェアしている友人同士なのに、心の底では噛み合っていない。「うぅ〜、わかる。」

    うちひとり、デリヘル嬢。自分の仕事のせいか、友人関係を続けている好きな男(安藤政信)に告白できないでいる。虚無的、刹那的に生きている様が「うぅ〜、わかる。」

    女子2人ずつで友人知人ペアなのだけど、絡んで発展してたら映画としてはもっと面白かったかも。原作ありきなので動かせない点だったのかな。

    池脇千鶴が行くラーメン屋の李くん役は趙珉和で、私が大好きな趙方豪さんの甥っ子。趙方豪さんが同監督の『三月のライオン』に出てたからか?あと、趙方豪さんは『ヒルコ/妖怪ハンター』で発掘してた笑。

    池脇千鶴がベスパを転がすシーンがあるけど、125ccだから免許を取ったのかなぁと調べたら、小型二輪を取ったらしい。しかし教習車はCB125とか普通のネイキッドのはず。しかも、免許を取ったところでベスパのギアチェンジは教習車と違うし、苦労しただろうなあ。細かい点だけど、池脇千鶴の努力が垣間見える。因みに、キックでエンジンをかけるシーンはなかった。

    矢崎仁司監督、『無伴奏』はあまり面白いとは思えなかったけど、こちらは(原作のせいか)そこそこ良かったです。

  • なんだかやるせない。

    誰でもどこか満足できなくて、それをごまかすように満足してるふりしてたりする。
    思うように人生はうまくいかないし、大切なものが見えなかったり、なくしてしまうときもある。
    それでも、わたしは生きていて、時間は進んでいくんだな、とぼんやり考えた。

  • 魚喃キリコさん美人です。女はみんなかわいくて滑稽だけど恐ろしく逞しいです。

  • 恋がしたいのに男運のないデリヘル電話番
    本当に好きな人の前では女になれない売れっ子デリヘル嬢
    自分のイラストを認めてほしい過食嘔吐のイラストレーター
    恋愛依存症のおもーいOL
    4人の女子の最低な冴えない毎日をゆるーく描いた映画。
    どの子にも共感できないけど、映像と雰囲気がすきでした。

    どんなに最低な毎日でも、男に泣かされても、
    「恋でもしたいっすねぇ」
    それが女の子。

  • 2006年公開。

    人気漫画家・魚喃キリコの同名漫画を、
    『三月のライオン』で世界的に高い評価を得た
    矢崎仁司監督が映画化。


    デリヘル店ヘブンズゲイトの電話番をしながら、
    大失恋の痛手を乗り越えようと
    新しい恋を待ちわびる里子(池脇千鶴)。

    決して叶わない
    菊池(安藤政信)への想いに激しく葛藤しながら、
    デリヘル嬢を続ける秋代(中村優子)。

    自分のプライドと折り合いがつけられずに
    過食と嘔吐を繰り返すイラストレーターの塔子(岩瀬塔子)。

    過剰に男に尽くす
    恋愛に生きることだけが
    唯一の自分の存在証明の
    OLのちひろ(中越典子)。

    東京で孤独や痛みに堪え
    懸命に生きる4人の女性を描いた
    それぞれの幸せ探しのストーリー。



    いやぁ〜これは切ないです(>_<)

    日常を淡々と描いた作風なので
    好き嫌いはあるだろうけど、

    美しい音楽や
    独特な映像美、
    そして凝った小道具たちとともに、
    (里子の部屋にあるブランコや透明な冷蔵庫、秋代が寝起きする棺桶など)

    自分の心には
    充分に響いた作品です。


    キャストでは
    体を張った中村優子が
    素晴らしい存在感!

    最愛の人を前に
    好きな気持ちをひた隠しにしながら、
    現実の自分とは違う自分を演じながら
    悲しい嘘をつき続けるシーンの
    切ないこと切ないこと…。

    個人的には
    彼女の演技が
    いちばん胸を締め付けられたし、
    なんとも
    いとおしい気持ちにさせられました。


    あと原作者で
    女優初挑戦の岩瀬塔子(魚喃キリコ)が
    初めてとは思えないリアルな演技で熱演しています。

    何処にでもいる
    いろんな生き方の女性を描いているので、
    男より女の子のほうが
    リアルに感情移入して共感できるんじゃないかな。


    それぞれの神様を信じていた
    他力本願な女の子たちが
    自らの足で歩き出す、
    少しだけ
    『明るい未来』を感じさせるラストも好きです。


    里子のセリフ
    『スペシャルな人の
    スペシャルになりたい』
    には激しく共感(^_^)v

  • 昔から好きで、何回も何回も観ている作品。
    特に秋代の痛々しさは、初めて観たときから4年経ったいま観ても胸がチクチクする。

    恋愛で上手くいかないなーって悩んだときについつい観てしまう。
    なんかわかんないけど、この作品を観ると前に進めるような気がしてくるんだよね。

    • 円軌道の外さん

      はじめまして(^O^)
      フォロー感謝感激です!

      俺もこの映画大好きで
      何度も見返してます。

      安藤政信扮する
      菊池への想...

      はじめまして(^O^)
      フォロー感謝感激です!

      俺もこの映画大好きで
      何度も見返してます。

      安藤政信扮する
      菊池への想いをひた隠しながら、
      現実の自分とは違う自分を演じ、
      悲しい嘘をつき続ける
      中村優子扮する
      秋代のシーンが切なくて
      深く印象に残っています。

      あと池脇千鶴扮する里子の
      『スペシャルな人のスペシャルになりたい』って
      切実なセリフに
      思いっきり共感してしまいます。

      いろいろ参考にさせてもらうので
      よろしくお願いします(^_^)

      2012/01/17
    • ayami Imanishiさん
      はじめまして。
      こちらこそお気に入り登録してくださってありがとうございます☆

      菊池と秋代の関係はほんと切なくて死にそうになります。
      あと、...
      はじめまして。
      こちらこそお気に入り登録してくださってありがとうございます☆

      菊池と秋代の関係はほんと切なくて死にそうになります。
      あと、里子のセリフもいいですよね!
      原作とは違ったラストだけど、あれはあれで私は大好きです。

      私も円軌道の外さんのレビュー、参考にさせていただきますね♪
      2012/01/17
    • 円軌道の外さん

      あっ、返事ありがとうございます(笑)

      てか、原作って
      ラストは違うんですか?

      今度漫画喫茶に行ってみようかな(笑)
      ...

      あっ、返事ありがとうございます(笑)

      てか、原作って
      ラストは違うんですか?

      今度漫画喫茶に行ってみようかな(笑)

      参考になるかどうか分からないけど、
      面白い本や映画など、
      いろいろ情報交換できたら嬉しいです♪

      2012/01/19
  • どこにでもいるような、特にこれといって特徴のない女4人の物語
    タイプの違う4人の中に「この人自分と似てるかも」「こういう人苦手だなぁ」と当てはめてみると自分の周りと性格が広く見えてくるよう
    どの登場人物にも共感できる部分があって、自分の意外な面を知る

    「神様っていると思う?」

  • あーあ、やっちまったな、というのが感想ですね。魚喃キリコの描くモノトーンの世界、あのモノトーン故に読んでいるこちら側にはいろんな色やいろんな想いが重なるものに対して、この映画が提示できたものって何なのでしょうかね。原作が良ければ、いい映画になるかというとそんなことは決してなく、むしろ原作が良ければ、その原作を飛び越えるだけのことを映画を作る側はしなければいけない。原作をなぞるだけでは映画にする意味はない。救いだったのは、中村優子の演技だけ。(07/5/8)

  • とても良い。
    こおいう女性達が大好き。

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