浪人の王者頭山満 (1984年) (河出文庫)

2.83
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 18
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 杉森久英による評伝小説です。頭山満の生涯の軌跡と人となりを概観するには便利です。

  • 古本で購入。
    積ん読から解放すべく読んだ。

    国家主義者にして大アジア主義を掲げた玄洋社の創立者のひとり。
    「右翼の巨頭」と呼ばれる人物ではあるけど、一般的な「右翼」というイメージでは到底片付けられないと思う。

    「アジア主義」という思想は人によっては批判の対象になるかもしれないけど、こういう志を持った巨大な人間というのは迫力があるね。
    日本へ亡命した金玉均や孫文に惜しみない援助を与え、蒋介石に「頭山であれば会ってもいい」と言わしめた男。

    漠とした大器を思わせる人物像がどことなく西郷っぽい。
    これは少し表現の上で意識してるのかな。

    文体がいかにも伝記という感じなので、少し淡白なきらいはある。
    でも読みやすい。頭山満という人物が何をなしたのかを知るには丁度いいです。

  • 入門書として読み、頭山満について知ることができた。

全3件中 1 - 3件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×