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感想・レビュー・書評
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1976(昭和51)年から1983(昭和58)年にかけて新聞や雑誌、パンフレット、果てはチラシなどに発表された雑文集に短い講演録3つが併収された本。
先日読んだ同著者の講談社学術文庫『仕掛けとしての文化』とタイトルが酷似しているが、本書の方が少し後の時期にまとめられたもののようだ。
相変わらずの博識で様々な分野を疾走しまくっている。驚くほどエネルギッシュで好奇心の塊のような方だったらしく、本書でも例えば筒井康隆(彼とはジャズバンドでセッションもしたことがあるそうだ)や武満徹なども言及される。
道化や祝祭が山口昌男さんの主要テーマであるが、このような人類学的な思想を体得してみると、近年東京の若者たちがハロウィーンの時期に仮装して渋谷に集結していたような事象は、これこそ自然発生的な民俗的「祝祭」だろうと思われ、今年は渋谷区側が「来ないで」などと呼びかけたりしたというニュースに触れると、本当に日本の行政ってダメだなあ、という気がしてくるのである。
生活の中にときおり祝祭が現れるからこそ、日常の規範も守られ、社会が維持されるのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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