流れよ我が涙、と警官は言った (1981年) (サンリオSF文庫)

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  • 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」と同じく、一度聞いたら忘れられない題名だが、内容は例のごとくきれいに忘れていた。どの登場人物の行動も最後まで不可解だった。友枝康子訳。1981年12月30日初版。1983年3月10日二刷。定価460円。
    収録作品:「流れよ我が涙、と警官は言った」、「現実認識へのラディカルな問題提起と人間存在への深い共感」(森下一仁による解説)

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】
    ・著名なテレビキャスターのジェイスン・タヴァナーは痴情のもつれで死ぬ目に遭う。目が覚めるとそこは安ホテルの一室で、誰も彼のことを知らないと言う。知り合いも存在しているがタヴァナーのことを知らない。自分を証明するものが何もない世界で孤立したタヴァナーだが、世界的な著名人としてのオーラは消えておらず、女性なら誰でもイチコロなジゴロスキルも消えていなかった。

    ・ここしばらく、立て続けに読んでいるディックの中では、かなり面白かった。ドラッグにより拡張された精神力が世界を歪ませるという仕掛けはちょっとアレだけど、秀逸。

    ・監視社会、警察国家というのはディックの世界を語る時の重要なキーワードだが、本書では、ディックには珍しく、その警察側の人々にも共感的な視線が注がれていて新鮮。ラストで本部長が滂沱の涙を流す辺りはちょっとウルッとくるほど。

    ・これまたディックには珍しく、後日譚という形できれいにまとめられているのも心地よかった。

    【目次】

  • 2009/08/10 読了

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