本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本
感想・レビュー・書評
-
表題作とはじめとする怪異譚と、芥川龍之介、森田草平に関する回顧録がまとめられた短編集。
表題作について。自分だけで読んだときは、おふささんがなぜ怖いのか、そればかりに気を取られていたのだが、読書会で中砂と語り手のホモソーシャルな関係やおふささんの中砂に対する愛情にも気づかされた。単なる怪談ではなくいろいろな読みどころがある、重層的な作品。
そのほかの怖い話もそれぞれにおもしろく読んだ。湿り気、暗い夜道、嫌な臭い、美しいけれど憎らしい女。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全3件中 1 - 3件を表示