緊急深夜版 (1981年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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  • 新聞記者のサム・ターレルが、市長選挙の裏を取材し始めて起こった殺人事件。それは、今までの市長に対抗して立候補している清廉で売る市長候補を、犯人にしたて上げるものだった。


    なにせ1957年の作品のため、あらゆることが古めかしい。
    なんといっても訳文からして古くさい。けれど、海外翻訳小説で育ってきたわたしとしては、これがなんとも懐かしい文章であったりもする。ただ、この時代の翻訳小説を読んでない人には、とっつきにくいかもしれない。
    チャンドラーが最近村上春樹の新訳でまた注目されているように、このあたりの作家の作品も、新しく出してくれればいいのに、と願ってやまない。

    まだ「男」が「男」であることを求められていて、「男」であってよかった時代。
    主人公のターレルは、どこまでも「男」であり、そして「新聞記者」である。お約束ようなロマンスも、裏切りも、あっと驚く結末も、何もかもが男くさくて、「男のセンチメンタリズム」満載の物語。
    昨今の女性風なミステリーに飽きた人には、ぜひ読んでもらいたい。
    ま、読む人を選ぶとは思うけど(笑)。

  • 1957年作、暗黒街のボス、現市長が絡んで市をぎゅうじっている、現市長達の悪事を裁くと意気込む、市長選挙の清廉な対立候補、対立候補を陥れるため殺人を偽装する。新聞記者の主人公は、悪事を裁くため奮闘する。再読ですか、ヤハリかなりの傑作ですね~、当時、ロスマクドナルドと並んでハードボイルド派の第一人者と言われていただけのことはあります。マッギヴァーンの諸作は復刊して欲しい。

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