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感想・レビュー・書評
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新聞記者のサム・ターレルが、市長選挙の裏を取材し始めて起こった殺人事件。それは、今までの市長に対抗して立候補している清廉で売る市長候補を、犯人にしたて上げるものだった。
なにせ1957年の作品のため、あらゆることが古めかしい。
なんといっても訳文からして古くさい。けれど、海外翻訳小説で育ってきたわたしとしては、これがなんとも懐かしい文章であったりもする。ただ、この時代の翻訳小説を読んでない人には、とっつきにくいかもしれない。
チャンドラーが最近村上春樹の新訳でまた注目されているように、このあたりの作家の作品も、新しく出してくれればいいのに、と願ってやまない。
まだ「男」が「男」であることを求められていて、「男」であってよかった時代。
主人公のターレルは、どこまでも「男」であり、そして「新聞記者」である。お約束ようなロマンスも、裏切りも、あっと驚く結末も、何もかもが男くさくて、「男のセンチメンタリズム」満載の物語。
昨今の女性風なミステリーに飽きた人には、ぜひ読んでもらいたい。
ま、読む人を選ぶとは思うけど(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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