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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
感想・レビュー・書評
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児童文学の出版社に勤める青年・綿畑克二が夢の世界と現実世界で遭遇する事件を交互に描く。
夢の世界の事件は『不思議の国のアリス』やマンガのキャラクターが登場するメルヘンチックなもの。
現実世界の事件はバー「蟻巣」が舞台になっていて、主要の脇キャラ達は平和的にのんびりやっていていい雰囲気なのですが、発生する事件は悲劇的なものです。
文字の組み方が凝っていて面白い。
時々挿入されるイラストは、テニエル風でニャロメやヒゲオヤジなども登場する面白いもの。
辻真先さんの作品は構成が凝っていて結末がどうなっていくのかセンス・オブ・ワンダーを感じて面白いのですが、描かれている事件は陰惨なのです。
神経の弱い私などには殺人も陰惨な事件も起こらない“日常の謎”系の方が合っています。
少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
辻真先『アリスの国の殺人』ネタバレ検討会
http://sfclub.sblo.jp/article/184523321.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5682471.html)
日本推理作家協会賞(1982/35回)
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