城下の少年 (1980年) (中公文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • ワンダフルビューティフルアメージング、素敵な本です。

  • これは歴史小説ではなく、青春小説だと思うの。
    少年の成長期にある、淡くも激しい心の成長が耽美な言葉で綴られているよ!
    とても芸術的な作品。そして長州クラスタの若い子が喜んで読みそうな作品でもある。

  • 維新志士・高杉晋作の少年期を描いた、歴史小説というよりは青春小説。私は日本史(も)苦手なので指摘されてもピンときませんが、必ずしも史実には忠実ではないらしいです(あとがきおよび解説による)。いやーでもこれは!!面白い!!ツイッターで知って探したらもうとっくに絶版で、古本を求めるしかなかったのですが、その甲斐ありました。喩えていうなら「生々しい『トーマの心臓』」です。必ずしも好感の持てる爽やかな展開や内容でもないのですが、薄暗い情欲すら疾走感に変えてしまう読み応えは、やはり幕末の偉人としてのエネルギーと、少年期の爆発的な魅力の描写に依るのでしょうか。本書は高杉少年の思春期の終わりが鮮やかに描かれて締めくくられますが、これで「青年編」とか続編があったら最高だなぁ。

  • 簡単に言えば、幼き日の高杉晋作が、同門の久坂玄瑞に恋する話。久坂が九州遊学に出るまでで、それ以降は続編として別で出てます。おそらく、題材が題材名だけに、南條さんがえがこうとした意図よりも遥かに色々評価が誇張されている感が…。市場に出回っていることは稀で、出ててもかなり高額ですが、正直千円以上出して買うほどのものではないかと思います。購入を希望されている方は、諸書で感想をよく読み、自分が何を求めているのか、自分のなかの双璧観をもう一度よく考えたうえで価格と釣り合うか検討することをオススメします。

  • 高杉と久坂の小説、というか高杉が久坂に惚の字。可愛い。可愛すぎる。若いって素晴らしい(?)明倫館の皆にモテモテの久坂がいい感じに可愛かったなぁー。

  • ある意味、★五個では足りない。

  • この本を読んで以後、しばらく久坂さんのイメージが「学校に一人は必ずいる、みんながあこがれの女の子」で占められてしまった。女の子…。憎らしいほど美しい久坂さんばっちこい。南條先生本人があとがきで「高杉晋作の」少年時代よりも高杉晋作の「少年時代」が書きたかったとはっきり公言してしまった作品。しかしいいよこれほんといいよ。この龍馬ブームに乗じて本気で復刊してほしい作品の一つ。

  • これよりも数年前の「明倫館美少年番付」が気になる。

  • 何かもう、説明せずとも有名でしょうが、高杉がそっちの意味で久坂少年を好きすぎる、気持ちだけはピュアピュアな小説。何故高杉でこの作品を書いたのか不明、しかし作者お気に入りの作品。

    何つうかもう、「そこ」は生々しく書かなくていいのに…。

  • 高杉と久坂のまったりBL(※ふつうの本だけど本気でHOMO)

  • 高久小説(笑
    歴史小説・・・と言って良いのだろうか?

  • おじいちゃんの本棚で発見して読んで驚愕した。うっかりそうか、高杉って久坂のこと好きだったのかと間違った認識を持ちそうになった。無自覚にBL好きだったんだな〜と後から思った一冊。

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