吉田健一著作集〈第19巻〉私の食物誌.本当のやうな話 (1980年)

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感想・レビュー・書評

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  • 著作集第19巻は『私の食物誌』『本当のような話』を収録。これはどちらも文庫本を持ってるな。
    『私の食物誌』は食エッセイの傑作と言っていいだろう。『パンはパンの匂いがし』『海が口の中にある感じがする』……等々、独特の表現で語られる料理はどれも旨そうだ。酒の話がセットになるのも嬉しい。但し空腹時に読むと辛いものがあるが……。
    『本当のような話』は小説……ということになっている。吉田健一に関しては余り区分をつける必要がない。何しろ『エッセイに嘘を書いてもいい』と言った人だからなw
    吉田健一の『小説』には、基本的に、筋らしい筋はない。登場人物がただダラダラと飲んで食って喋っている……、説明してしまえばこれだけであることが多い。その代わり、登場人物に感情移入するとか、起承転結を考えるとか、そういう、ある種『真っ当な』読み方をしている限りは絶対に味わえないものがある。
    結局のところ、書いてあることをただ読むだけでいいのよ、酒飲んでる時と同じ。多少、アルコールを入れて気持ちよくなってから読むと尚よろしいw

  • 読んだのは「私の食物誌」だけ.

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著者プロフィール

1912年東京都生まれ。作家・批評家。随筆や翻訳などでも幅広く活躍。おもな著書に、評論『文学の楽しみ』『ヨオロッパの世紀末』『時間』や、小説『金沢』『絵空ごと』『東京の昔』、随筆『私の食物誌』など。

「2018年 『ほろ酔い天国 ごきげん文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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