ママ・グランデの葬儀 (1979年) (ラテンアメリカ文学叢書〈11〉)

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感想・レビュー・書評

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  • 原語で読めないから止むを得ないとしても、翻訳文はいつも少し馴染めない。英語のパーパーバックを読むようになって特にそう思う。日本語の方がストーリーは追いやすいが、何かが抜け落ちているような気がしてならない。

  • 何年か前に『百年の孤独』を読んだので、この作品も読んでみた。『百年の孤独』に比べると、マジックな要素はほとんどないと言ってよいが、ドラマチックな場面の作り方・描き方の巧みさは変わらない。短編集なので、気合いを入れずとも読めるところがいいところ。最初の「火曜日の昼寝」が印象的。最後の「ママ・グランデの葬儀」が一番『百年の孤独』のイメージに近い。

  • (1980.02.14読了)(1980.02.08購入)
    *本の帯より*
    小説がとりわけ困難な現代にあって、『百年の孤独』は一つの奇跡とも呼ぶべき稀有の作品であろう。『百年』において《ラテンアメリカの全体と民衆を見渡しながら》(大江健三郎)、現実と幻想の目くるめく混淆のうちに、架空の地マコンドの創世と解体の神話を完成したマルケスが、透明な怒りをたたえたレアリスムによって、マコンドの日々を描きながらいかにして『百年』のあの激発へと至ったかを如実に伝える、著者の処女短編集。

    【目次】
    火曜日の昼寝
    最近のある日
    この村に泥棒はいない
    バルタサルの素敵な午後
    モンティエルの未亡人
    土曜日の次の日
    造花のバラ
    ママ・グランデの葬儀
    ガルシア=マルケスを巡って  桑名一博
    ドローイング  中西夏之

  • ・百年の孤独を感じるより、肉親の死を感じるほうがずっと苦しい
    ・この話はそういう話ではまったくない

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