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感想・レビュー・書評
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ゲンロンカフェの佐藤究×小川哲「善悪の彼岸と文学ーー『爆発物処理班の遭遇したスピン』『地図と拳』W刊行記念」【小川哲の文学BAR #4】で言及されていたので手に取った。
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ブノンペン陥落当日、北京に居たシアヌークは丁度来た池田大作に祝された新聞記事を覚えている。その日「兵士が紙幣を破り捨てている」の描写にゾッとする。やがて『米国の空襲があるから首都から早く避難せよ』(数日で戻れると何処かで聞いたような)。外国籍登録証を見せても、しょっぴく兵士は「字は読めない(母国語も)」と言うだけ。強制労働の生活、食糧は極貧、鼠肉は御馳走。淡々と四人の子とフランス人外交官の夫が衰弱して死んでいく様子を綴る…。夢で家族が「日本に帰りなさい」。都市、知識人を抹殺し工場・軍で少年を使ったポルポト。
「赤色クメールの勇士たちよ、アメリカを追い出しておくれ!」と呼びかけたシアヌーク(国王だったが『父上に譲位する』という奇策で「殿下」となり民主化選挙に出馬…)は悪魔を呼び込んだとしか言いようがないが(ポル・ポトの恐怖政治中は「夫妻で宮殿に幽閉され何も知らなかった」ことになっている)、つい先日まで生きていて長寿をまっとうした。池田創価学会会長と著者が会見している写真を見た記憶がある。書いてないが内藤さんは信者なのだろうか。
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