プラトン的恋愛 (1979年)

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感想・レビュー・書評

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  • 再読。1975〜79年の間に発表された11篇からなる短編集。内数編は後に文庫で代表作としてセレクトされているが、私はこの初出の単行本で読む方を好む。それぞれの掌編が互いに響き絡み溶けあう。あとがきにて作者は記す。「ここに収められた小説の、作者は《わたし》ではない」と。恰もそんなこと全く問題ではないと、書き手であることを躊躇いもなく放擲する。作品だけが実体を持って動き出す。変容する。私は幾度もこの書物を読み返してきたが、その度に中の活字が転生し変化したのではないかと錯覚する。金井美恵子を読む快楽である。

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著者プロフィール

金井 美恵子(かない・みえこ):1947年、群馬県高崎市生まれ。67年、「愛の生活」で太宰治賞次席を受賞し作家デビュー。翌年、現代詩手帖賞を受賞。79年、『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、88年、『タマや』で女流文学賞、2018年、『カストロの尻』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。他の作品に『軽いめまい』『柔らかい土をふんで』『岸辺のない海』『恋愛太平記』『噂の娘』『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』『小春日和』『スタア誕生』『単語集』他。エッセイ集に『迷い猫あずかってます』『目白雑録』シリーズ、『金井美恵子エッセイ・コレクション』(全4巻)他。また、金井久美子との共著に『たのしい暮しの断片』『鼎談集 金井姉妹のマッド・ティーパーティーへようこそ』などがある。

「2026年 『重箱のすみから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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