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感想・レビュー・書評
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大学生の主人公は久しぶりに伯父の海辺の別荘で夏を過ごすことになった。隣に住む姉妹と再会し、美しく成長した妹と淡い恋仲になるが、ある日彼女は溺死体で発見される…
第二次大戦後、まだ物資が欠乏しており、アメリカ軍が進駐している時代を舞台にした青春ミステリ。当時のアメリカに対する羨望と憎しみに満ちた日本の風俗や、ちゃんと告白できなかった恋人への追憶を青年の目を通して存分に描いている。その点ではきわめて新鮮で面白い。
ミステリとしても、思い出に浸ってばかりいるようでその実けっこう伏線がうまく張られているのだが、やはり青春小説としての印象が強かった。主人公の若さが、読んでると照れる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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