時の顔 (1978年) (角川文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • 小松左京のSF短編集。「お召し」がおすすめ。大人が消えてしまった世界、子供達だけで生き抜いていく。12歳になるとお召しがきて、目の前から消滅する。

  • 昭和53年5月31日初版発行の「時の顔」。もう何度読み返したかわからないが、またしても読んでしまった。紙が黄ばんでページがバラけそうである。
    「時の顔」が最も好きな作品である。時を超える壮大な愛情と叙情的な描写がとてもいい。SF的な輪廻の物語でこの「時の顔」に勝るものはないと思う。
    「お召し」も示唆に富む作品。現在の人類ももしかしたら幼年期なのかもしれないと思わされる。
    「物体O」や、「サテライト・オペレーション」「カビ」などの作品でアナロジーということを知った。SFの醍醐味の一つだと思う。こういう発想で物事を見ると、違った見方ができるようになる。
    「自然の呼ぶ声」はノスタルジックな物語。性別ということを考えさせられる。現代の草食系男子などは、なんの操作もされていないのに中性的な存在になっているとも言えるのではないだろうか。
    「終わりなき負債」の救いようのない暗さは、小松さんの暗黒面をよく表している。
    総じて字が小さく、1ページの文字量が多い。昔は平気で読めたが、今はちょっと大変である(笑)。

  • 81008.183

    さすが、いい」話がそろっております。もう、いうことなしといいたい。

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