征東都督府 (1977年) (ハヤカワ文庫―JA)

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感想・レビュー・書評

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  • 2014/1/12読了。
    「エロいSF」として一部で有名な作品(笑)。確かに濡れ場はあるのだが、そこが忘れ難いほどに強烈にエロく描いてあることには、確たる理由がある。そのことに読了後に気付いて感心した。
    ストーリーとしては、戊辰戦争で幕軍が勝ち、日清戦争で日本が負けた後の、「慶応31年」の世界を主な舞台とする歴史改変SF。だが、こう要約することに何の意味もないという非常に身も蓋もない時間テーマSFでもある。いま我々が生きている歴史だけを唯一の正しい歴史として守ろうとする数多の歴史SFが浅薄に見えてくるような呆然を読了後に味わえる。古い作品だがかえって斬新。
    同シリーズの作品が他にもあり積読になっているので、近々に読んでみたいと思う。

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著者プロフィール

小説家。SF作品を多数発表し、中でも『百億の昼と千億の夜』『喪われた都市の記録』などの長編は、東洋的無常観を基調にした壮大なスケールの宇宙叙事詩として高い評価を得た。1999年逝去。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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