私の読書と人生 (1977年) (講談社学術文庫)

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  • 1949年、著者がまだ42歳の時に書いたもの。幼少期の立川文庫から始まるあたりは、下町育ちの清水らしい。徴用先のビルマでの読書記録や、空襲化に蔵書を売却、疎開させる叙述がとくに印象に残った。高根正昭氏による解説が要を得たものになっている。

  • 社会学者の清水幾太郎が42歳のときに刊行した本で、著者自身が半生を振り返りながら、本との付き合い方について語っています。

    「立川文庫」を読みふけった少年時代の回想から始まって、ときに虚栄心と反骨精神に駆り立てられ、ときに虚栄心と反骨精神をなだめつつ歩んできた著者の知的形成のプロセスが、赤裸々に語られています。

    小さな本ですが、著者の情熱が全編にたぎっていて、その力に引きずられるようにして読みました。

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